「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

サンゴ白化

2007-09-13 07:00:32 | 環境問題
沖縄の石垣島周辺のサンゴ礁域で、かつてない規模の「白化」現象が起きているという記事が大きく出ていました。
特に、国内最大のサンゴ礁域「石西礁湖」での被害が深刻で、すでに死滅したサンゴも広域で目立ち始めているそうです。

白化は、サンゴに共生している褐虫藻(かっちゅうそう)が脱落して、サンゴが真っ白く変色する現象。白化したサンゴは栄養分が補給できないため、この状態が長く続くけば死んでしまいます。「石西礁湖」での調査では34地点中、26地点でサンゴが8割以上の割合で白化が進んでいることを確認。中にはサンゴが死滅、または褐虫藻が完全に抜け落ちた地点も相当数みられます。
この海域の夏場の平均海水温は29度だが、今年は最大32度を記録するなど突出して上昇。一気に白化が広がったとようです。
今夏のサンゴ白化は沖縄本島や鹿児島県奄美諸島にも拡大し、8月下旬には天草市牛深町沖の造礁サンゴの一部でも白化が確認されています。

「石西礁湖」は石垣島と西表島の間に位置し、世界最大のオーストラリアのグレートバリアリーフには、面積では及びませんが、サンゴの種類では、世界のサンゴ種(800種)のほぼ半数が生息していて、グレートバリアリーフの330種を大きく上回っているそうです。
サンゴは周辺生態系を支える基盤になっていて、サンゴの被害が海洋生態系はもちろん、人間の暮らしに与える影響も大きいのです。
そんな貴重なサンゴ礁が壊滅的な被害を受けているということは、とても怖いことです。
世界中で、みんなが考えて、すぐに手を打たないと、大変なことになりそうですね。
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