「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

スーパーナニー

2007-07-10 07:20:36 | 日記
ナニーというのをご存知ですか?
最近、TV番組「世界まるみえ」の中で紹介されているんですが、イギリスのベビーシッターです。
イギリスではベビーシッターの専門学校まであって、ベビーシッターのプロを養成しているんです。
アメリカで毎週放送されている「スーパーナニー」という番組で、子育てに悩んでいる家庭に、イギリスからナニーが出向いて、その問題を解決してくれるというものなんですが、とても人気があるそうです。

番組に依頼をする家庭では、子どもがわがままで、すぐにかんしゃくを起こしたり、兄弟げんかが絶えなかったり、騒々しくてちっともじっとしていなかったりと、目に余る行動をするんですが、それに対して親は怒鳴ったり、たたいたり、そうかと思えば、なんでも子どもの言う通りにしたりと、子どもに振り回されて、お手上げの状態です。
イギリスから派遣された優秀なナニーは、最初はそんな状態をじっと観察し、どこに問題があるかを探ります。
その結果、いつも問題があるのは親の方です。
きちんと子どもに良いこと、悪いことを教えていないので、子どもはどうしていいかわからないのです。

昨日の例も、5人の子供がいて、家の中は子どもたちが兄弟げんかをしたり、泣き喚いたりと、とても騒々しい家庭です。特に一番下の男の子が駄々をこねたり、上の子にちょっかいを出したりと手がつけられません。
それに対して、父親はしつけのつもりで怒鳴ったり、叩いたりしているのですが、子どもは余計に暴れます。
それを見ている母親の方が精神的に参ってしまって、神経症になっていました。
子どもが怒鳴られると自分が怒られているように感じてしまうのです。
その気持ち、よーくわかります。
父親の態度がこの家庭の問題だと気がついたナニーは、夫婦間で話し合わせたり、父親に子どもの接し方を教えたりします。
最初は、怒鳴らずにどうやってあの子のしつけをするんだ!、と言っていた父親も、ナニーの指導で、息子に静かに話しかけてみると、子どもも素直に言うことを聞いてくれます。
1週間後には、その家庭から怒鳴り声は消え、明るい笑い声があふれていました。

日本でも、子育てに自信をなくしている親が大勢いますね。
自信をなくしているというより、間違った子育てをしているといったほうがよいかもしれません。
先日も、学校の先生たちが親から聞いた驚きの一言、というのがあっていましたが、信じられないようなことを言ってくる、とんでもない親がいるものです。
子育てというより、親育てをしないといけない時代みたいです。
日本でも、ナニーのように親の悪いところを指摘し、子育て支援をしてくれる人が必要ですね。
コメント
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