愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

防護服の男

2011-10-16 22:56:02 | 雑感
ここ最近、早川由紀夫先生の放射能汚染地図を、あちらこちらでお見かけするんですけど、

早川由紀夫先生って、地質学がご専門で、火山の学者さんだったんですね。

火山灰の分布のデータを元に、放射能汚染マップを作成されてたのですね、知らなかったです。

それと…今日、東海アマさんのツイッターで、防護服の男という
朝日新聞の連載記事のことを知りました。

その記事を誰かがブログに起こしてくれて、それがネットに広まっているみたいです。
 
・・・事故直後3月12日の生々しい当時の様子が伺えます。読んで鳥肌立ちました。

* * *

■防護服の男 (4) 殺人罪じゃないか

SPEEDI(スピーディ)という、コンピューター・シミュレーションがある。
政府が130億円を投じてつくっているシステムだ。
放射線量、地形、天候、風向きなどを入力すると、漏れた放射性物質がどこに流れるかを、たちまち割り出す。
3月12日、1号機で水素爆発が起こる2時間前、文部科学省所管の原子力安全技術センターが、そのシミュレーションを実施した。

放射性物質は、津島地区の方向に飛散していた。
しかし政府は、それを住民に告げなかった。

SPEEDIの結果は、福島県も知っていた。
12日夜には、東京の原子力安全技術センターに電話して、提供を求め、電子メールで受け取っていた。
しかし、それが活用されることはなく、メールはいつの間にか削除され、受け取った記録さえもうやむやになった。

3月15日に津島地区から避難した住民に、県からSPEEDIの結果が伝えられたのは、2カ月後の5月20日だった。
県議会で、この事実が問題となったためだ。

福島県の担当課長は5月20日、浪江町が役場機能を移していた二本松市の東和支所を、釈明に訪れた。
「これは殺人罪じゃないか」
町長の馬場有は、強く抗議した。
馬場によると、県の担当課長は涙を流しながら「すみませんでした」といい、SPEEDIの結果を伝えなかったことを謝ったという。

知らされなかったのは、SPEEDIの情報だけではない。
福島県は、事故翌日の3月12日早朝から、各地域の放射線量を計測している。

同日午前9時、浪江町酒井地区で毎時15マイクロシーベルト、高瀬地区では14マイクロシーベルト。
浪江町の2地点は、ほかの町と比べて、異常に高い数値を示した。
1号機水素爆発の6時間以上も前で、近くには大勢の避難民がいた。

これらの数値は、6月3日に経済産業省のHPに掲載された。
しかし、HPにびっしり並ぶ情報の数字の中に埋もれ、その重大さは見逃された。

8月末、浪江町の災害救援本部長、植田和夫にそれらの資料を見せると、植田は仰天した。
「こんなの初めて見た。なぜ国や県は教えてくれなかったのだろう」

菅野みずえはいう。
「私たちは、国から見捨てられたということでしょうか」

* * *

…12日の段階で、大量の放射性物質が飛び散ってて相当ヤバかったにもかかわらず、

警察官も自衛隊員も、政府から口止めされていたんですね。

後から、後からこういう事実があからさまになってきます。(ちなみにDASH村も浪江町の津島地区だそうです)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3びきのくま | トップ | 内村航平・猫の着地 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

雑感」カテゴリの最新記事