「倚りかからず」 茨木のり子
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
*・*・*・*
久しぶりに読んだ。
でも「倚りかからず」ってこんな短い詩だったんだ。
短い詩だけど、内容は濃いよね。
茨木さんの詩集「倚りかからず」は10年前の秋に出ました。
当時話題になって、私もすぐに買いました。
対比というわけじゃないけど、茨木さんの「わたしが一番きれいだったとき」という詩に関する動画があったので載せます。
「わたしが一番きれいだったとき」“わたし”はからっぽだったそうです。
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
*・*・*・*
久しぶりに読んだ。
でも「倚りかからず」ってこんな短い詩だったんだ。
短い詩だけど、内容は濃いよね。
茨木さんの詩集「倚りかからず」は10年前の秋に出ました。
当時話題になって、私もすぐに買いました。
対比というわけじゃないけど、茨木さんの「わたしが一番きれいだったとき」という詩に関する動画があったので載せます。
「わたしが一番きれいだったとき」“わたし”はからっぽだったそうです。