愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

倚りかからず

2009-11-06 21:12:44 | 
  「倚りかからず」   茨木のり子

 もはや
 できあいの思想には倚りかかりたくない 
 もはや
 できあいの宗教には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの学問には倚りかかりたくない
 もはや
 いかなる権威にも倚りかかりたくない
 
 ながく生きて
 心底学んだのはそれぐらい
 じぶんの耳目
 じぶんの二本足のみで立っていて
 なに不都合のことやある
 倚りかかるとすれば
 それは
 椅子の背もたれだけ

 *・*・*・*

久しぶりに読んだ。

でも「倚りかからず」ってこんな短い詩だったんだ。

短い詩だけど、内容は濃いよね。

茨木さんの詩集「倚りかからず」は10年前の秋に出ました。

当時話題になって、私もすぐに買いました。

対比というわけじゃないけど、茨木さんの「わたしが一番きれいだったとき」という詩に関する動画があったので載せます。

「わたしが一番きれいだったとき」“わたし”はからっぽだったそうです。

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