クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

すし丸本店で松山鮓~クリン家ドライブ四国旅行・22

2017-03-16 | 旅行記

 気こう・温だん(暖)で、明治以降、さまざまな文化人が

おとずれた、松山


 夏目そうせき(漱石)も、しん(親)友・正岡しき(子規)

たずねて、

 この松山を おとずれています。 

 そのとき、しき(正岡子規)のお母さんが、ふるまった

という

おもてなし料理があるときき、 

 クリンたち、ぜひ それを味わいたい。と思い、

松山で 有名な、

日本料理店を 

たずねました


   「すし丸本店」です 

 松山地方で、お祝いやお客さまがあった時、しゅふ(主婦)が

ようい(用意)した、

という

 「瀬戸内海の海の幸・ちらし寿司」

それが、

松山ずし(鮓)で、

 やさい(野菜)や、しいたけに(煮)や

きざみアナゴ

まぜこまれた

すしめし(飯)に、

エビや、タイ(鯛)や、青魚や

きんし(錦糸)卵が

のっていて、にぎやかです

このお料理が出てきて、

そうせき(漱石)はとてもよろこんだ、

かいてありましたが、

ほんとうに、

 すごい・おもてなし料理

思います


めちゃ美味しいね!」(クリンたち)

 「こんなの出てきたら、感激するなあ。」(おにいちゃん)

 すし丸では、その他、名物のじゃこ天や、

なすのみそがけ、

手作りこんにゃくなどが ついてきて、

1995円


・・・・しんじられない、安さです。。


 板前さんや、仲居さんたちの仕事ぶりも、てっていしていて、

松山のかち(価値)を 

一手ににぎっている

かのような

すばらしいお店、「すし丸」でした


また行きたいです。



(その23、「松山銘菓『坂の上の雲』につづく)







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愛媛県の都市伝説~クリン家ドライブ四国旅行・21

2017-03-12 | 旅行記

 松山じょう(城)本丸広場にある、

おみやげやさんの 店とう(頭)で、

 クリンたちは、おもしろいものを 見つけました

 「『蛇口をひねるとみかんジュースがでるけん』だって

「えっ

 え・えひめ県の都市伝説として、そんな話は きいたことがあるけれど・・

「うお~~~~ ほんとに出た~~~~


 「やけにうまいね、このジュース」「ポンジュースみたいだね




(その22、「すし丸本店で松山鮓」につづく)





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松山城と正岡子規の俳句~クリン家ドライブ四国旅行・20

2017-03-12 | 旅行記

 一六タルトを こうあん(考案)した・とのさま(松平定行)

くらしたのが、

 松山のシンボル・松山じょう(城)

道後温泉を 奥ざしき(座敷)とし、

 じょう(城)下にひらけた 松山の町は、あたたかく

文学的な いよ(伊予)の中心として、

 四国一はなやいだ・フンイキです

 これから、クリンたちが向かう 松山じょう(城)は、

しろ(城)としてのひょうか(評価)が

たいへん高く

 ある・旅行サイトでは、「行ってよかった城・第4位」

ランクインしているという・・

 ロープウェーで 上まで行くと、けしき(景色)がすばらしい

きいたので、

 クリンたち、のぼってみることに しました

 

<到着>

 (わあ・・

 

  (高い・・・) 

 

 石垣の上にそびえる、松山じょう(城)は、郷土がほこる・天才

 まさおか・しき(正岡子規)の俳句、そのまんまのすがたです

 

「 松山や  秋より高き  天守閣 」 

 (・・まさに

 

 おしろのだい(第)一の門をくぐると、そこには本丸にあたる

広場があり、

 次なる天守かく(閣)への道のりが ひらけます

 (見えてきた

 

いやはや、、すごいね、この石垣。

 それに、ずいぶんキレイなお城だねー」と、

 おしろ(城)には関心のうすい、チットが しょうさん(賞賛)しました

 

・・・より、高いところ・高いところへと、ゆうどう(誘導)された

クリンたちは、

 さらに、おしろの中の急かいだん(階段)をのぼり

天守のさいこう(最高)地点へと、歩をすすめました 

 すると、そこには・・・


 「・・おお~~~

   (広い・・・) 


 広く、広く、松山タウンが、いちぼうできました

 (なんて、いいながめだろう

きたい(期待)以上、 ・・・っていうか、

 おとのさま(殿様)になった、気分です


・・・

 このロケーションは、絶好すぎるね

 これじゃあ、城下の者たちは、みんな

自然に敬服するよね~。

 これが、廃城の危機に陥ったなんて、信じられない

廃藩置県って、

すごいことだったんだわ・・」(チット)


 ひたすら、かんしん(感心)して、おしろをおりた

クリンと家ぞくでした。


松山じょう(城)には、

 さっきの句より、もっと・有名な、しき(正岡子規)の俳句が

あります。

 クリンたち、実はその句のこと、ここに来るまで、


(しきにしては、つまらない句だな。)

って

思っていました。

 でも、ここに立つと、しき(正岡子規)がどうして

この句をよんだか?

わかります。



「  春や昔  十五万石の  城下哉(かな) 」


 


ここに立つと、

 この句が、がぜん、いみ(意味)をもちはじめるのです




(その21、「愛媛県の都市伝説」に、つづく)







 

 

 

 

 

 

 

 

 

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一六本舗の坊っちゃん団子~クリン家ドライブ四国旅行・19

2017-03-11 | 旅行記

 夏目そうせき(漱石)の小説において、「坊っちゃん」が、

 温泉がえりに、2皿食べたとされる、ゆざらし(湯晒)団子

それが、めいか(銘菓)として再現されたのが、

 「坊っちゃん団子」です

 小ぶりな ぎゅうひもち(求肥餅)を、抹茶あん・黄身あん・小豆あんでつつんで、

くしにさした

「坊っちゃん団子」は、

 道後ハイカラ通りの「つぼや菓子舗」のが、有名ですが

 松山に来てみて、気がついたのは、けっこう・いろんなお店が

「坊っちゃん団子」を

売り出している


ということでした。

 たとえば、えひめ(愛媛)ナンバーワンのめいか(銘菓)・

「一六タルト」を出す、

一六ほんぽ(本舗)も、

 タルトとともに、「坊っちゃん団子」を かんばん(看板)商品

していて、

 「マドンナ団子」との、セット買いを すいしょう(推奨)

しています


 (上:坊っちゃん団子、下:マドンナ団子)

 小説『坊っちゃん』の主人公「坊っちゃん」は、反近代の

江戸っ子だから、

かぶき(歌舞伎)みたいな、

しぶめのカラーリング。

 それに対し 小説にとう(登)場する「マドンナ」は、

「新時代に生きる洋装美人

だから、

お団子のあんこも、

イチゴ、ココナッツ、コーヒー

という

味付け・・。

(※たぶん、そういうことかと)



ほんとうに、

かんがえぬかれた・おかし(菓子)です 





(その20、「松山城と子規の句」に、つづく)






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伊豆利彦の「坊っちゃん」解説~クリン家ドライブ四国旅行・18

2017-03-10 | 旅行記

 「坊っちゃん」も 通ったという、道後温泉

 ここに来る前、久しぶりに小説『坊っちゃん』をよんでいた

うちのチットが、

「解説に、すごくいい文章が載ってた。」

と言うので、

 ちょっと、紹介しておきたい、と 思います

それは、

 伊豆利彦という、そうせき(漱石)研究家が、

昔、『ジュニア版・日本の文学』に

あとがきしたもので、

 『坊っちゃん』だけでなく、他の作品の話もまじえながら、

 そうせき(夏目漱石)の生い立ち~作家になるまでの へんせん(変遷)、

彼の人生かん(観)の形成を、

 当時の社会はいけい(背景)や、時代の空気もふくめて

子どもにもわかりやすいように、

しんせつ(親切)に

記しているものだそうです


ちょっと、

分りょう(量)多めに、ばっすい(抜粋)してみますので、

 道後温泉ハイカラ通りや、坊っちゃん時計などの シャシン(写真)とともに

よろしければ

ごらんください



「夏目漱石は、本名を金之助といいます。

1867年に、江戸の牛込馬場下に、ふるい家柄の名主の子として生まれました。

五男三女の末っ子でした。

 ちょうど江戸幕府が倒れ、明治の新時代がはじまろうとする時代でした。

その翌年に年号は明治とかわり、

江戸は東京と呼ばれるようになったのです。

 新しい時代の波は次々にふるいものをうちこわして、驚くほどの速さで 

世の中を変えていきました。

ふるい家柄の夏目の家も、

こうした激しい時代の波の中で 没落していったのでした。


 漱石の生まれ育った時代は、一面では西洋の文化や社会制度をとりいれた、

進歩と発展の時代だったのですが、

一面では不安定な、

落ち着きのない時代でもありました。

 金之助が小学校に入学したのは明治七年ですが、

小学校というものが出来たのが 明治五年ですから、

まだ制度も設備も ととのっていませんでした。

卒業するまでに何度も制度が変わり、

そのたびに学校のよび方もかわる 

という有様でした。

金之助は大学に進むまでに、

いくつか学校を変わり、いろいろ迷っていますが、

 そこには、たえず変化する時代に生きる少年の、心の動揺を見ることができます。

おさない金之助は、

自分がどんな時代に生きているかを

自覚してはいなかったけれど、

維新の動乱の最中に生まれ、

激動の時代を、そのうずの中心である東京で育ったということは、

漱石の文学に 大きな意味をもっています。


(中略)

・・・・

 生まれるとすぐから、他人の手から手へ渡されて、

本当に安心してすがりつく

母の胸を持たなかった

孤独と不安は、

漱石の文学に、おおうことの出来ないかげを おとしています。

 漱石の文学には、虚偽を憎み、真実の愛を求める、愛と真実にうえた心が

強く感じられます。

『坊っちゃん』の清(きよ)は、

そんな心が生んだ人物でした。


 清は、身よりもなく、金も地位もない女です。もちろん新時代の教育を受けたわけでもなく、

松山は箱根の向こうか、こちらか、と

きくような女です。

坊っちゃんに対する愛も、おろかで盲目的な愛だったと

いえばいえるでしょう。

 けれども清は なんの打算もなく、ひたすら坊っちゃんを愛したのです。

この愛を漱石は、

なににもまして美しいものに 描きました。

清が坊っちゃんに、そんないちずな愛を注いだのは、

坊っちゃんが親からも愛されぬ 

不幸な子だったからでしょう。


はやく母親に死なれ、親から可愛がられた記憶がないという

『坊っちゃん』の主人公に、

私たちは 漱石自身の不幸な生いたちが

刻み込まれているのを 感じます。

 『坊っちゃん』は痛快なユーモア小説だけれど、

その笑いのかげに、

やはり孤独な漱石の、

真実の愛を求めてやまぬ寂しい心が

しみじみ感じられるのです。


 そういえば、漱石の最初の作品である『吾輩は猫である』の主人公も、

生まれるとすぐ捨てられて、

親の愛も知らず、厄介者あつかいされる

不幸な猫でした。


 人間たちから無視され、名前さえもつけられないこの猫は、

わずかに 苦沙弥(くしゃみ)先生のお情けで、

台所の片すみに辛うじて命をつなぐ、

あわれな猫でした。


しかしこの猫は、

万物の霊長などといって いばっている人間たちの、

いつわりやおろかさを 

笑っているのです。

 元来この猫の主人である苦沙弥先生が、世間から無視され、

生徒からも馬鹿にされる、

中学の 無名の英語教師なのでした。

当時の社会で、力をもち、はばをきかせていたのは、

金持ちであり、華族であり、

軍人や政治家たちでした。


 かれらは金力や権力をもって、善良な人々を圧迫し、

自分のおもうままに 支配しようとします。

世間の人たちも、この金力や権力に頭を下げ、

その手先になって、

金力や権力に従わないものを 圧迫しました。

 

 漱石はこれらの人々に対して、お金も地位もなく、世の中から馬鹿にされている、

無名の猫と主人を、その仲間たちを、

社会的には無力であっても、

人間(?)としては、

はるかに高いものとして 描きました。


そして、

お金さえあればなんでも出来ると考えている実業家と、

その家族の、

人間としての下劣さ、卑しさを、

思う存分に描きました。


 漱石は、四民平等の新しい社会をつくろうとする、はげしい時代の精神に

はぐくまれて 成長しました。

漱石には、

平民の子としての 自覚と誇りがありました。

しかし

いつのまにか明治の日本は、

金持ちや華族や軍人たちが、

金力や権力で善良な人たちを苦しめる社会に なってしまったのです。


 日清・日露の戦争は、数え切れないほど多数の国民を戦場で殺しましたが、

その結果

肥えふとったのは、

成り上がりの実業家たちでした。

政府と結びついたかれらは、

国民を思うままに支配するようになりました。

 人間が人間として尊重されず、人間の真実の愛など、無視され、

ふみにじられました。

お金がすべてという世の中になってしまったのです。

漱石はこのような社会に対して、

はげしい怒りをおぼえました。

 

 漱石ははっきりと、こんな社会とたたかうために、自分は文学をやるのだ

といっています。

お金は大切なものだ。漱石はよくそれを知っていました。

けれどもお金がすべてではない。

お金以上に大切なものがある。

漱石はそのことを、世の人に知らせたいとおもいました。


お金よりも大切なもの、

それは人間でした。

真実の愛でした。

人間らしいやさしい心であり、

親切な心でした。

 そしてまた 人間ひとりひとりの自由と独立でした。


人間は各人がそれぞれに自分自身を大切にし、

自分の力で 生きていかなければならない。

しかし自分を大切にするものは、

他人をも大切にしなければならない。

自分のために

他人を犠牲にしてはならない。

 漱石は対等平等な人間どうしでつくる自由な社会を夢見ました。

この考えから、自分たちだけの利益のために、

民衆を苦しめる金力と権力を

はげしく憎み、

強く抗議したのです。

『坊っちゃん』や『二百十日』には、

漱石のこんな考えが 

はっきりと表現されています。

・・・・・




このあと、伊豆さんのお話は

 『虞美人草』や、『三四郎』や、『こころ』『明暗』にまで

つづいていき、

そうせき文学の全ぼう(貌)を

伝えています・・。


 そうせきろん(漱石論)をてんかい(展開)する、

さまざまにすぐれた人がいるのは

知っているけど、


この先生の『あとがき』には

 心につきささる、

 漱石の文章のような、力を感じた。」


うちのチットは まいっていました




(その19、「一六本舗の坊っちゃん団子」に、つづく)






























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道後温泉三階席~クリン家ドライブ四国旅行・17

2017-03-09 | 旅行記

 日本一有名な、おふろやさん・道後温泉本かん(館)

 ここは、なかなか・入り方がむずかしく、まず、「どこのコースを選ぶか?」

によって

 「お風呂体験」が、まったく・ことなってしまう

初どう(動)ちゅうい(注意)な、ところです。

 クリンたちは、せっかくなので、4つあるコースのうちの

さい(最)上位

「霊の湯三階個室コース」

えらびました

 このコースは、2つあるおふろの、両方(神の湯&霊の湯)に入れて

タオル・ゆかた・シャンプーもついてきて、

 なおかつ、わずか・8部屋しかない「個室」で

ほかの人たち

より長く すごせて、

「坊ちゃん団子」と、お茶のサービスをも うけられる

という、

一人・1550円の 人気コースです


 ビギナーには、「神の湯」だけ入れて、お茶とせんべいがつく、

840円の「2階席コース」

すいしょう(推奨)されてる

ようですが、

 クリンたちは、「坊ちゃんの間」や「天皇のお風呂」とかも

ガイド付きで見学できる

「3階席」だったので、

 めっちゃ・充実かん(感)

ありました

「一生に一度は・・」というつもりで来たなら、

 ぜったい・3かい(階)こしつ(個室)を とったほうがいいです


 「リッパな たてものだね~。」


 「漱石もだいぶ気に入っていたみたいだね


『他の所は何を見ても東京の足元にも及ばないが、

 温泉だけは立派なものだ。』

って、

『坊ちゃん』に賞賛させてるわ。」

 と、チットが言いました。

「・・・なんか、あんまり・しょうさん(賞賛)になってない言い方だね。。」


・・まあ、漱石って、

 松山も熊本もロンドンも

 あまり良い思い出、ないみたいだから。。

 でも、小説の中で、『坊ちゃん』には、毎日この温泉に通わせているよ

しかも、いつでも坊ちゃんは「上等」の三階席

 しかも、ここのお風呂で、人がいないのを見計らって 

泳ぎまわって、よろこんでる

 今は湯船に一人もいない、ってことは ありえないけど・・


神の湯じゃなくて、霊の湯のほうなら、

人数限定だから

 ひとりもいないってことも、十分ありうる

貸しきり状態かもね

はやく、行こう」(チット)


夏目そうせき(漱石)の小説、

『坊ちゃん』の世界に

ひたりたいなら・・

 「3階個室コース」が、ぜったい・おすすめです




(その18、「伊豆利彦の『坊ちゃん』解説」に、つづく)

 

 


 

 

 

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伊佐庭如矢と道後温泉~クリン家ドライブ四国旅行・16

2017-03-08 | 旅行記

 「高松→琴平→道後」と、西進する・クリン一行

 それと同じように、「高松中学校長→金刀比羅宮禰宜→道後町長

れき(歴)任した、

 いさにわゆきや(かんじ:伊佐庭如矢)っていう人について、

 ちょっと、ふれておきたい。と、思います

 

 クリンたちがその人を知ったのは、わりとさいきんで、

 Eテレの「知恵泉」っていう番組で、「道後温泉本館」をたてた人

紹介されていたのを

見たのが きっかけです

 

 彼は、松山はん(藩)に仕える、有のう(能)な役人

で、

ばく(幕)末~明治期を、

松山のために、ほん(奔)走してきましたが

 晩年、道後町長になって はじめたのが、

「温泉街をつくろう」プロジェクトでした  

 もともと、ここ・道後には、いい温泉が 出たのですが、

 近所の人や、牛馬が、つかれをいやす

ド田舎の

さびれた「湯治場」に

すぎませんでした・・


 それを、「温泉観光地」として、よみがえらせよう

と 考えたのが、

町長の、いさにわ・ゆきやでした 

 ゆきやは、「町の財政難克服」や、

 「町民の雇用創出のため」と、地元をせっとく(説得)に

かかりますが、

住民からは

なかなか・なっとく(納得)して

もらえず・・


 「1500人しかいない町で、そんな莫大な予算組んで、

豪華温泉施設なんかつくって、

どうすんだなもし」と、 大反対されます


 しかし ゆきやが、あきらめず、ほうぼうに頭を下げ

しきん(資金)ぐりをし、

「道後の未来のため」と、みずからは給料返上

はたらくのを見て、

 しだいに、妨害者はへり、みんな・協力しはじめたそうです。


そして

 「日本初の公衆浴場」である、道後温泉本かん(館)

オープンしたのが、

明治27年

  すぐさま、大当たりして

町はにぎわい、町民はうるおい 

 西日本きっての、「観光温泉街」としての 今日を、

切り開いたそうです


 「道後・百年の計」をあんじ、行政のらつわん(辣腕)

ふるいながらも、

 「清廉潔白な生き方こそ、人生の基本で、成功の秘訣だ

言いのこしたという、

いさにわ・ゆきや。。


クリンたち、

 ぜひ この人がつくった・おふろに入りたい

って

思ったのでした




(その17、「道後温泉3階席」に、つづく)











 

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愛媛へ~クリン家ドライブ四国旅行・15

2017-03-08 | 旅行記

クリン家、ドライブ旅行

次は、

えひめ(愛媛県)に

ぶたいをうつします

 まずは、道後おんせん(温泉)へ

 

 

 

(その16、「伊佐庭如矢と道後温泉」に、つづく)

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讃岐うどん・やまうち~クリン家ドライブ四国旅行・14

2017-03-07 | 旅行記

 香川県は、昔、「讃岐国」とよばれていましたが、

何年か前に

「うどん県」に

改名したそうです


それだけあって、まさしく!

 県内いたるところに、「さぬきうどん」の文字が

ひらめいています

 こんぴらさん参道でも、うどんやさんが、仕込み中のだしの香りを

ただよわせていて

クリンたち、いたく・しげきされました 

 今回のクリン家・四国旅、その大きな目的に、

「本場の讃岐うどんを食べる

というのが、あります 

 そこで、クリン家では、うどんリストの中から、

いかにも

さぬきの王道

といえる

有名店を さがしました

 そして、向かいました まんのう町(仲多度郡)へ

 クリンたちがめざしたのは、「やまうち」というお店で、

田舎町の里山に立つ、プレハブっぽい・うどん店

 知る人ぞ知るロケーションながら、

 まき(薪)炊き・かまゆでせい(製)法で、のぼりつめた

名物店らしい

 朝9時半の開店にあわせて、かけつけましたが、

すでに、お客さんがいて、

お店のおじさん・おばさんが、

バンバン・さばいていました  


 オーダーしたのは、まず、かけうどんの「あつあつ・大」(温かい麺に温かい汁、300円)

てんぷら・一番人気の「げそ天」(120円) 

 つづけて、「ひやあつ・小」(冷たい麺に温かい汁、200円)

ちくわ天(100円)

 もっと食べたくなったので、

 「醤油うどん・小」(冷たい麺、200円)と、

「手打ちそば」も、注文しました 

 クリンたち、すでに、カトキチの「冷凍うどん」(写真)で

なれていたので、

「初めて本場で食す。」

といっても、

 さぬきうどんの美味しさに、ちょう(超)・ビックリしたりは 

しませんでした。


しかし

 (・・・しょうゆなんかかけて、ウマイかいな

うたがっていた

しょうゆうどんが、

「うまっ

だったのには

かんぷく(感服)いたしました


さぬきうどんは、

 クリン家一同に、「だし醤油」という、あらたなよろこびを

もたらしたのです



(その15、「愛媛へ」につづく)








 

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高橋由一館~クリン家ドライブ四国旅行・13

2017-03-06 | 旅行記

 こんぴらさん(金刀比羅宮)の 大門わきに、「高橋由一館」

という

たてものを見つけ

 うちのチットが さわぎ出しました


明治の洋画家として、

 日本流油絵を かくりつ(確立)した

という

この人の絵を、

チットは、よく・知っているからです。


 たかはしゆいちの代表作、「鮭」について語るとき、チットはきまって、


お茶漬けにするとこんな美味しい魚はない。」

と言い、

 もし、地球めつぼう(滅亡)の前日、「最後の晩餐」を食べるとしたら、

「アラマキジャケのお湯漬けで、

 ご飯を2膳食べたい。」

つけ加えます。





(その14、「讃岐うどん・やまうち」につづく)



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こんぴらさん土産・加美代飴~クリン家ドライブ四国旅行・12

2017-03-05 | 旅行記

 こんぴらさん(金刀比羅宮)の参道には、うどんをはじめ、

いくつか、おさえたい名物がありますが、

 その中でも、マストなのが、山門内の、かみよあめ(加美代飴)です

たんなる・べっこうあめ、とあなどるなかれ 

 このあめは、古くから、こんぴらさん・山門内で

ゆいいつ・営ぎょう(業)を みとめられてきた、

 「五人百姓」が売る、もっとも・れきし(歴史)とけんい(権威)のある、

  あめだそうですから 

 

 (パッケージの絵と、同じ光景)

 あめとしては、ちょっと・大きめですが、

それをわるための、ミニハンマーが ついています 

 4つか5つにわって、みんなで分け合いましょう

 

昔から、

 シェアされながら、こんぴら参りの土産話を

きくさい(際)の

アテにされてきた

あめ、

だそうですから


 味は、ほんのり・ゆず風味の、後味よい甘さ


わるのがもったいない、

キレイな

あめです


・・・・・

だからといって、

 ふぞくのミニハンマーで、あめ以外をたたくのは、やめましょう


けっこうな

はかい(破壊)力が ありますから





(その13、「高橋由一館」へ、つづく)


 

 

 

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こんぴらさん土産・灸まん~クリン家ドライブ四国旅行・11

2017-03-04 | 旅行記

 さぬき平野に伏せた、きれいな・円すい(錐)形の山

あれは、

「讃岐富士」というそうですが、

 香川県に入ってから、やけに、あの形の山を見ているように

思います

 ことひら(金刀比羅)宮みやげで、有名な「灸まん」は、

そんな山々を、ほうふつさせる、

 かわいい、黄身あん(餡)入り・うす皮カステラまんじゅうで、

こんぴらさん参道の「石段や」で売ってます。

 えんろ(遠路)はるばる・やってきて、さらにあのかいだん(階段)を

のぼったら

その夜は、お灸のひとつもすえたくなるもの・・


「あつっ」  (あつくは、ありません




(その12、「こんぴらさん土産「加美代飴」に、つづく)



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金刀比羅宮・早朝参拝~クリン家ドライブ四国旅行・10

2017-03-02 | 旅行記

いせ(伊勢)神宮とならび、

 「一生に一度は参拝したい。」と、人々にねつぼう(熱望)されてきた

こんぴらさん

 正式には、「金刀比羅宮」といい、

ことひら(琴平)町という、場所にあります。

 この神社は、海の神さまといわれる、「大物主神

をまつり、

 こうかい(航海)や、ぎょぎょう(漁業)の守り神として、

古くから

信仰されてきましたが、

 おおものぬしは、そう(総)合的な力のある・大物なので、

はば・広く、何でもかなえてくれるらしい 

 では おまいりに、行ってみます

 

「こんぴらふねふね・おいてにほかけて

 シュラシュシュシュ~


 ・・・・おいて(追い風)っていうか、

このかいだん(階段)、すごいね・・ 

 こんぴら・さんぱい(参拝)のさい(最)大の特色は、

ふもとから

「象頭山中腹」の本宮までつづく、

785だん(段)の

石だん(段)・・

 これを、ひたすら・のぼるのは、元気な人にも、なかなかの

苦行です

 石だん(段)の左右には、お店があり、買い食いなどしていれば

気がまぎれるのですが、

 クリンたち、スタートが早朝すぎて、店なんかほとんど

あいてなくて、

そのぶん、苦しみが

ぞうふく(増幅)されました・・


 365だん(段)目に、大門があって、(あっ、もうゴール

いっしゅん・うれしくなるのですが

 このあと、まだ、倍以上あるとわかり、ちょっとしたショックを

うけます

 しかし・・・

いいけしき(景色)です


 うちのおにいちゃんは、

アンヨ・イタイタなので、

ふつうに考えると

「こんぴら参り」は

ムリなのですが、

 今回、おにいちゃんは、「家族全員で一緒にのぼる

と 言いはって、

 のぼりはじめてしまいました

  かごに、のることなく、

 つえを、つくことなく、

ふつうの人の

何倍もの時間をかけて、

 おにいちゃんは、のぼりました


平地でも

1時間も 歩けないのに、

おにいちゃんは、がんばりました 

 しかし!628だん(段)目にあたる、「旭社」という

お社の前まで来て

ついに、

 「もうだめだ・・。ここで待ってるから、ゴールまで行ってきて~。」

クリンたちに、たすきを わたしたのです。

 「おにいちゃん!まかせといて


クリンたちも

あしのきん(筋)肉が、プルプルしてるけど・・

 チットや、小鳥たちといっしょに、さいごまで、行ってくる

 

(か、家ぞくのしあわせのために・・

 

 

力のかぎりをそそぎ、

 クリンたちは、とうとう、「御本宮」まで

たどりついたのです。。

 

(わあ・・・

 ながめ、さいこう(最高)・・

 

朝8時の

こんぴらさんと、

さぬき平野・・


 それは、クリンたちの ものでした。

 

この時間は、おまいりの人も まばらで、

 けいだい(境内)には、クリンたちのほか、ほとんど

人が 見あたりませんでした。

 

そこへ・・・

 

 

「グリン~チット~!」

 「・・お、おにいちゃん

 

なんと、

下で休んでいた・おにいちゃんが、

ヨタヨタしながら

汗だくで 

あるいてきたのです


  「おにいちゃん 


 「さっきは、足痛くて、もうだめだと思ったけど、

ここまで来たら、上まで行かなきゃ!

って思ってさあ。

 なんてったって、今回の旅のテーマは、『家族みんなで』

だからね

おにいちゃんは、言いました。

 「しっかし、高いところにつくったもんだ。

こんなところまで、歩いたなんて信じられない。

 グリンもチットも、チュンチュンたちも、頑張ったね~。

あれっ 一羽足りないぞ!

「チョッチョが、いない 「えっ!!

 


朝、

車をおりる時には、

たしかに いたのに・・

 (チョッチョ)→ 


 「チョッチョーーー



 クリンたち、チョッチョをさがして、山を かけおりました


「チョッチョーーー

 アンヨがいたいのもわすれて、地面を見ながら、

もと来た道を

走りもどりました


その、チョッチョは・・・


車のシートの上に

ころがって いました

 (つまり、おきざりにしてしまっただけ。)



・・・・・・

・・・・・


ひとしきり、はんせい(反省)の時間が

あったのち、

おにいちゃんが

高らかに 

せんげん(宣言)しました


よし・・。

 家族みんなで、もう一度参拝しなおそう。」

 「エッ、またのぼるの




(その11、「こんぴらさん土産・灸まん」に、つづく)





 

 







 

 

 

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こんぴらさん駐車場・最新情報~クリン家ドライブ四国旅行・9

2017-03-02 | 旅行記

 こんぴらさん(金刀比羅宮)もより(最寄)の「格安駐車場」

みやげもの店のとか、

「琴平駅近くの市営駐車場」とか、

じょうほう(情報)が

さくそう(錯綜)していますが・・

タイムズの大型ちゅう(駐)車場が、

表参道入り口よこに

できています

平日1日さい(最)大・500円(土休日700円)で、

安い。近い

お買いものしない場合は、

ここが、ベストかなと思います。



(その10、「金刀比羅宮・朝の参拝」につづく)

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温泉つき道の駅♪~クリン家ドライブ四国旅行・8

2017-03-01 | 旅行記

 (左:高松城跡・玉藻公園)

 明日は、朝から「こんぴらさん(金刀比羅宮)」に

さんぱい(参拝)

するため、

この日は、高松~ことひら(琴平町)の間の 

 道の駅で、車中泊することにした、クリンたち

 お車が広いから、ねるのは平気ですが、

汗を流さないと、さすがに キモチわるいです 

 そこで!チョイスしたのが、温泉つき・道の駅「香南楽湯」

 四国の道の駅は、けっこう・立ちより湯が へいせつ(併設)

されているので、

車中泊ファミリーにとっては

ありがたいです

 

<入浴後>

 

 きもちよかった~~ (入湯料、大人630円

 

 おふろで、地元の人と会話したり、湯上りスペースで

くつろいだり、

レストランで

ご当地グルメを たのしんだり・・


けっこう、みんな、

道の駅を

有効利用している・かんじです

 (香川県がほこる、オリーブぶた(豚)のソテー

 

こうして

浮かせた 宿泊代を、

 よく(翌)日、いどう(移動)の高速料金に、あてれば、

たび(旅)はスムーズです

 

 

 

(その9、「こんぴらさんの駐車場」につづく)

 

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