「人情話」に 心安らいだクリンは🐻、
つづけざまに、もう一冊
人情時代
宮部みゆき『桜ほうさら』です。
さくらほうさら・・
(どこの言葉)かと思えば、それは、甲州弁の「ささらほうさら」のひねり
で、
そもそもは、「色々あって大変だったね」っていう・いみ(意味)
だそうです。
この主人公は、そんな「ささらほうさら」な
目にあった
若き・さむらい(侍)です
<あらすじ>
時は江戸後期・・ 地方藩士・古橋笙之介は、
父が、濡れ衣で切腹に追い込まれた真相を
探るべく、
江戸に出てくる。
背後には藩内の派閥抗争があり、
それに巻き込まれてい
見えかくれ・・
と、まあ・・ 江戸時代小説には
よくある筋立てで、
実は、かなりはじめのほう
犯人の一人が わかってしまいました
でも そんな表面上のことは さておき、
この物語の「味わうべき部分」は、
主人公を取りまく
江戸の町人連中のあたたかさ
に あります。
ともすれば、黒い巨悪に立ち向かうだけのつらい読み物を、
おもいっきり和らげる
深川の長屋の住人たち・・
これが
わんさか出てきて、いやされるし
主人公も、実直で やさしい侍だから、応えん(援)できます
ざんねんながら・・ 主人公の家族というのが
すさまじく・利己的で、
「肉親だからこその憎しみ」
が
この小説の「隠れテーマ」だったりするし、
・・・
さらに
どうしようもない悪党も 出てきて、
「闇深な言葉」で
主人
いっしょに きずつきながらも、
さいごはスッキリと
読み終える・・
そして、読者は、さくらが
ずいしょう(瑞祥)のように
やさしく場面を 転かん(換)させるのを
見る
そんな・小説でしたね
【おすすめ度:(3.8くらい)】
(※次回は、五味康祐の『桜を斬る』を ご紹介します)
方言が紹介されていて、そこにあった言葉です。
なつかし~。
意味を忘れていたので検索したら、
てんやわんやと同じとあり、あー、そうだそうだと
思い出しました。
クリンさんのとは、少し意味が違いますね。
ユミさんのでまちがいないと思います⤴️
「ささらほうさらだったねえ」みたいに使うらしいね✨
主人公はけっこう苦労するから、、
さいしょは江戸時代弁⁉️って思ったけどね💡
甲州弁ってぜんぜん知らなかった。でもステキな言葉だよね🎵
クリンより🐻
三角形の霊岸島が見えてるので右手は深川。ぞくぞくします。
ストーリーより先に地図が気になるなんて、やっぱりおかしいですね。
読んでみたい本です。
・・・ちゃぐままさまがまんぞくできるような玄人な内容ではなかったので、オススメしていいか、なやみますね~‼️🐻
古地図を片手に読むような、深川のくわしい地理がイメージできる小説じゃないんです💡
江戸時代が好きな人が「こうあってほしい」とねがう、ステレオタイプの下町連中が出て来ます。みんな良い人たちでほっこりしますが🌞
多分宮部みゆきさんは江東区出身だから、近所のことを書くような気持ちで深川の長屋の人々を書きたかったのかな?って思いました🍡✨
読んでいてあたたかいものがむねのうちに流れてくるというか、、♨️
しらべたらNHKの正月時代げきで「玉木宏・貫地谷しほり」でドラマ化されていたようですよ🌈←そういうかんじのドラマです💮
クリンより🌸🍡