キャロリン。の日記

いつも、熱く、楽しく、全速力で、生きること。

立ち直れる日はいつ?~受診

2011年11月25日 | 家族
今朝、阿武隈川から500億ベクレルの放射性セシウム計測。
のニュースを聞き、思い出した。


23日の福島県の被災者の方の話のなかで、


最近、現地では、耳のないうさぎや、奇形の猫が産まれてきているのが目立つようです。


長い間には人間にも・・・・・影響があるんだろうね。

と言ってました。

計測数値だって、東電の天下りが多い中で、・・・・・・・・

とも。



はたと、思ったのですが、

実は、昨日、子どもの掛かっている先生の受診がありました。

そこで、今日は愚痴るまい。泣くまい。

と決意して行った。


自分の中の結論は、

人間の(私の)一生は、精神力を鍛える旅なのだ。


と言う、親に言われ続けた。

頑張れ頑張れ。精神力が足りない。気が弛んでいるからだ。


でも、そうやって自分を叱咤激励しながら、

今までの生き方をしていくことが、一番良い気がした。


しかし、子どもの先生に、いざ呼ばれて、いろいろ聞かれるうちに、

大丈夫!大丈夫!大丈夫!

の私の連発に、

先生は、

「明らかに前回変だったでしょう。最近はそういうこと起きていないか、聞いているんだけれど・・・・。


大丈夫じゃ分からないわよ。具体的な失敗談はない?」

と、言われて、

結局、号泣してしまった。


ドクター:「先生から診ては、(気のせいではなく)確かにいろいろな諸症状があると思うのよね。」


私:「どこの科に行っても、みんな気のせいだから精神科へ行けって言われるし・・・・。私の、この間の認知症状は鬱病なんじゃないかと思った。でも、精神科では、鬱じゃないって言われるし。」


ドクター:「確かに、鬱で認知症になることはあるけれど、鬱の認知症であるとは今までの普段の状態からは考えられないと思った。気分が沈んでいる部分の鬱だけ診て欲しかったんだけれど・・・・。」


私:「循環器だけは、先生が言ってくれて、何とか信じてくれるようになったのだけれど。この間腎臓リウマチ科の先生が相談会に来ていて、起きた状況を詳しく話してというので話したら、やはりその先生も、パニックではなく、循環器系だと思う。と言ってた。

言っても、気のせいって言われるから、だったら精神力を鍛えるためだって、今までどおり生きていったほうが、悩まなくて済むと思う。」

ドクター:「本当に不調なわけだし、ある症状は正直に言って、調べて貰って、何もなくても否定しておくことは必要かも。」

私:「調べても分からない摩訶不思議がいっぱいあって、人は1度生まれたら1度必ず死ぬのだし、
だからと言って、投げやりなわけではなく、太く短く生きればいいといつも思ってきた。25歳のときからは、いつ死んでも、悔いはない、充実した人生だったと思っている。いつも全力疾走してきた。

その中で、ずっと、何で自分は虚弱体質なんだろう。どうしてみんなは、あんなに仕事がバリバリ出来るんだろう。何で徹夜が出来るんだろう。

と、心の中で自問自答をしていた。


発熱は、慣れたのか39度とか出ても仕事が出来るようになった。20歳代の頃の腹痛は死ぬかと思うほどだったけれど、最近はなくなったし、しつこいものを食べなくなってからは、激痛に襲われることはなくなった。

それでも、疲れると口内炎や、結節性紅斑が出てくるのは分かってきていたので、出ると、家事を手抜きしたり、横になる時間を意識して取ってきた。

それでも、心のどこかで、みんなは何であんなにもタフなんだろうって、思っていたのが、病名診断が35年も経って付いて、同じ病気の人たちの疲れやすいという声を聞いたときに、はじめてほっとした。嬉しかったのです。

自分が、頑張りが足りないのではなく、病気のためだったんだ。自分は頑張ってきたんだ。頑張っても、頑張っても、疲れると、諸症状が出るのは病気のためだったのだと分かって。





でも、結局どこへ行っても、データとして出ないから、採血など、本当に優等生なんです。
だから、信じて貰えない。


今回私の出した結論は、やはり、父と母が育ててくれたように、

人生は、精神力を鍛える旅だと思って、また頑張ることにした。」


ドクター:「それで、その生き方が楽?苦しくない?」

私:「そう割り切ったほうが、悩まなくて済む。実の父も、働かないのは人間のくずみたいに言うし、義母も、行く度に働き者だっていうから貰ってやったのに!弱い嫁貰って損した!とか、嫌味三昧。良くも悪くも、そう考えないとやっていかれない。」

ドクター:「周りの協力が得られ難い環境でもあるからねえ。ご主人も含めて、相手のご両親と、ドロと、相手の気持ちを思いやるとかいう部分は欠けているから、大変だと思う。人生下り坂の人は、どんどん頑固になるだけなので、育たないからね。」



先生も、なかなかしつこい。


最終的に、

「とにかく、今度は、リアルタイムで予約外で診察してもらえるか、検査も異常時になるべく早く検査してもらえるか聞いて来なさい。それと、先の見通しが、少し分かるように言ってもらえるように頼んでみたほうがいいよ。」

となった。


また、ドロが、やっと自分の言葉で、やったことの顛末や、事態の大きさを少し感じ始めてきていることを感じられるようになった。

と言われた。

ドロは、これから、まだ、少しずつ育っていくだろう。

そのためには、

親も、

怒ったときの気持ちを汲んで、言葉にしてあげてから、人の感情を教えていくといい。

と、課題を頂いて帰ってきました。


この先生、

いつも、本当にありがたいと思います。

人の悲しみは、人に何度も話すことで、癒されていくのではないだろうか。

先の被災者の方たちの涙と、今回、愚痴は辞めようと思って行ったのに、するりと心の中に入り込んできた先生の行為。

人に生まれた幸せを痛切に感じました。
合掌


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