その実、義母に施設に入っていただいているのですが、
入居前の評判が、すこぶる悪いのをその手の業界にいた私は友人たちも多いので知っていた。
しかし、西洋医学信奉者の義母がどうしても病院併設のところがいいとそこを希望したので、嫁の分際をしてはあれこれいえず黙っていた。
そうして3年くらい経つのだが、
ご飯が洋風な辛さで食べられないから、梅干しなどの漬物や佃煮を差し入れしていた。
他にも田舎だということをさっ引いても、結構規約が厳しい。
この間、ようやく初めて実に入ることが出来た。
たった20分程度しか許されない面会に、
そこにヘルパーが来て、私に耳打ちする。
部屋を片付けて欲しいとのこと。
そうでなくても、化粧品やら、梅干しなどの買ってきたものを冷蔵庫に入れたりして、業務連絡するとあっという間でゆっくり話をすることさえも出来ない。
都会では、コロナ下でも自室の面会ができていたところもある。
あまりにタイトなので特養の申し込みをしようかと聞きに行ったら、外出も外泊も可能。面会は予約なしで1日に何度でも可能だという。5人以上の時にはロビーでお願いしたい。などゆるい規制である。
久しぶりに面会に駆けつけたら、面会時間終了したとのこと。この間16時半までって言ってたのに16時までとのこと。
また、今回も会えなかった。
と思っていたら、施設の計らいで手短にお願いしますということで会えることになった。
そこへ、新しい施設長から、帰りに少しお話があるとのこと。
面会が終わって会ってみると、
「食事の西洋風の辛味の訴えがずっと続いていることについて、それが始まった時期を勘案して、もしかしたら、本当に味付けが醤油ベースの和風ではなく、合わないのかもしれないと思い、以前の業者に変更したいと思います。」
と言っていただいた。
他にも、何点か義母の生活の中での習慣を情報共有した。
また、今後の施設のありようを利用者本人の気持ちを大切にした施設に変えようと努力していこうとしている姿勢が伺えた。
石の上にも三年とは、このことかも。
にしても義母の延々と2年近く言い続けた執念に敬服する。
そう言えば、施設長が変わってから、義母の看護師への技術不足の訴えがなくなったことに気がついた。
片付けの話も、
「感覚が麻痺しているので、寒暖の状態で洋服などもいつどこでどう必要になるか分からないので、衣替えなども、そのままで大丈夫です。」
とのことでした。
経営って、本当にトップの姿勢一つなのですね。
そして、私も見習いたいと学びました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます