キャロリン。の日記

いつも、熱く、楽しく、全速力で、生きること。

またおばあさんを拾った~無所属の時間

2012年04月20日 | 医療、福祉、介護、ワクチン被害
昨日は、充実した一日を過ごしました。


予定を立てて出ました。


筋ジスの亡くなった方にお線香をあげて、実家に行き、ポータの掃除をして、洗い物をして・・・・

ところが、亡くなった方の家は、連日戸締めです。


それで、まあ、実家に行きました。


その後、急に昨夜読んだ本


大人の流儀


の中の無所属時間と、

墓参が思い出され、


一昨年に亡くなった介護の先輩のお墓参りに行こうと思い立った。

山の中腹まで車を走らせる。

と、先に、ああ、友人はいないだろうけれど、農産物買おうかな。

と、高校時代の友人が嫁いだ、分校に通うような山の中の農家へ、車の進路は変更された。

行くと、いつものように彼女のお姑さんが、出荷する農産物を袋に詰めるところだった。

しかし、なんとなくいつもと違う。

籠の端に捕まる手が震えている。

少し上体が前後するだけで息が切れている。

しきりに左胸をさするので、

「胸が痛いの?」

と聞くと、

「痛くはないのだけれど、むかむかするんだよ。」

「なんか、セ(息)も切れているよ~。」

と言う。

「喘息があるから。」

と言う。

「えー?喘息の発作とは違う気がするよ~。心臓は悪くないの?」

いつもなら、すぐに終わるのに、いつまでたっても袋がたまらない。


「医者行った方がいいんじゃない?」

「30個作らなきゃ。売れ切れて下の農産物から請求なんだよ。」

「兄ちゃん(息子で、友人の夫)呼びに行ってくる。」


医者に行った方がいいんじゃないと、勧める。

いつものことだから・・・・・喘息なんだよ。

喘息より心臓系の気がするけれど・・・・。

「1週間ほど前に、急に凄くっ胸が痛くなって病院に行ったら、そうなったら救急車を呼んで病院へ行ってと掛かり付けの先生に言われたから、自分は大変だと思いこんでいるだけだ。精神的なものだよ。」

と息子は言う。


「1週間前に狭心症のような症状があったとすると、あながち叔母さんのいうこと嘘じゃない気がするけれど・・・・。今くらいの時間が一番悪いと思うよ。もう少しすればまた治まってしまうし、症状の出た時にすぐ行かなきゃわかんないよ。」

まだおばさんは、出荷を気にしている。

「もう、息子に任せて、私が乗っけて行くからさあ。」

「着替えなきゃ!」

着替えなんてしていないですぐに行こうと言ったが、ぼろの下着では、とこの場に及んでそんな心配をしている。

着替えに行ったもののちっとも出てこない。
「ちょっと倒れてるんじゃない?」


結局病院へ着く頃には、もう治まる時間になってしまった。

医院の処置室で休みながら、

いろいろ話を聞く。
といっても、若い者の愚痴なのだが、

1週間前の胸痛以来、すごく不安が募っているらしい。それは私も良く分かる。
それについて、息子夫婦は冷たい態度をとり、更にはこの間は一人置き去りにされて、息子たちは子供に会いに行ってしまった。一人にされるのが怖くて、一緒に連れていってくれと懇願したが、置き去りにされた。・・・・・・・

夜は、夜で今度は、彼女から、息子夫婦の見解を述べられる。

双方が最もなんだよね。


でも、老いてゆくことは、誰もがこういう経過をたどるのではないだろうか。
不安感が強くなる中で、息も出来ない胸痛発作が来たら、その不安は大きいと思う。

そして、また、彼女も本当に高校から20代の頃は、思いやり深い人だったのに、超が階乗くらいつくお節介だったのに。

そしてそのお節介お嬢様が、

入院患者のじいさんたちの頭や体を次々に洗ってやっていた入院している超お節介患者と結婚したのだ。


長年の姑仕えは、性格も変えるのだろうね。

精神的なものと言ってケロリとしていた。

本当に精神的なものかもしれないが、

毎日連呼されたら、うんざりなのでしょうけれど・・・・

複雑な気分でした。


で、結局クリニックに連れていったので、方向が変わり、帰路で、たまたま、○○霊園という矢印が出ていた。
あっ、昨年亡くなった思い出深いお二人が眠る霊園です。
寄ってみることにした。

二人とも、本当に賢い聡明な方でした。

一人の方は、満100歳を超えての大往生です。ユーモアにあふれ、女は3歩下がって、控えめで、貞淑で、でしゃばらないことが最良という土地にあって、


私に、「女は、強く、頑固で、芯を通し、自分の考えをはっきり持てる人になりなさい。」

と、いつも言ってくれました。

これは本当に斬新で、強烈な意識改革を私にくれました。

もう一人の方も、聡明で賢く、長野出身の方で、教員をした人らしく、教育に対する考えや、万人を平等に愛し、子供は国の宝だという考えを持ち、いつもユーモアに富み、そのユーモアがいつも腰が低い、相手を尊敬し、自分が決して前に出ないユーモアであることに感心させられました。ことわざや格言が会話の中にたくさん自然に散りばめられ、にこやかで穏やかな方でした。(家族には不安を訴えられていましたが)

私が休職して、すぐに亡くなられました。
そういう点でも、ご縁を感じます。


二人の墓前に、お花を供え、お供物を一緒に食して、生前を偲びながら、お話をして帰ってきました。

ちょっとずっと胸につかえていたものが取れた1日となりました。

1冊の本のお陰です。

無所属の時間、墓参の仕方等。






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2 コメント

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お疲れ様です (ひねくれくうみん)
2012-04-21 09:51:39
 お墓参りお疲れ様です。お亡くなりになった方にはご冥福を心よりお祈りします。
 おばあさんの具合が悪いのは、初めて見た人には、ビックリしてしまいますよね。だけど、およめっさんは慣れているから、ここまでは大丈夫だという頃合いが判っているのかも。
 ご自身のお体やお子さんも大変だったご様子、お大事になさってください。
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ありがとう (キャロリン。)
2012-04-27 13:37:27
いつも、コメントありがとうございます。

ご心配いただきありがとうございます。

やっと、かなり復活です。
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