昨年の11月だったと思う。夕方電話が鳴った。
群馬県玉村町の備前島議員からだった。
子宮頸がんワクチンの副反応の被害について状況を知りたいということで電話を貰った。
たくさんの議員さんを尋ねたことはあったけれど、
議員さんの方から話を聞きたいと連絡を頂いたのは、初めてだったのでびっくりした。
そしてこれを12月の議会の一般質問にしたいと言うことでした。
12月その日は県議会でも、子宮頸がんについての一般質問が行われるという情報も頂いていた。
しかも時間もバッティング!
私は、とても迷ったが、自ら探し当てていただいた玉村町の議会の傍聴に行った。
知らなかったが、備前島議員は東京まで、議員の方々の子宮頸がんワクチンの勉強会に参加してワクチンの知識を得てきて下さったことが解った。
しかし、一般質問を傍聴しての町長やそのほかの議員の反応は、田舎で年配男性の議員ばかりで、他人事のような感じがした。
町長の、
「私も医学的な専門家ではないが、あなたも医学の専門家ではない。だから、あなたの言うことは信じられない!」
というような事を言ったと思う。
夫の職場が近いので玉村町に引越しをしようかと思っていたが、この一言で萎えてしまった。
しかし、
それから3ヶ月で、
なんと、町議会は、全会一致で意見書を採択してくださいました。
びっくりしました。
最初は、疑問視していた議員の方々も、ひとりの一般質問に耳を傾け、これは子ども達の未来が危ないと真実のデータがどこにあるかを見極めて決断してくださったのだと思いました。
私は、ここが一番大切だと思っています。
思わぬ結果から、間違いだとか、これはまずかったと思った時に、どう変われるか、どうしたら良いか?
私が、最初に被害者連絡会に電話した時に、事務局長に言って貰った言葉は、
「あなたが悪いんじゃない!あなたは自分を責めなくていいのよ!推し勧めた私達に責任があるの。私達が奨めた政策で、罪のない未来ある子ども達が苦しめた責任を感じている。」
大切なのは、情報をキャッチして、冷静に正確に判断し、迅速に変われるか、責任ある行動を取れるかということではないかと思う。
原因も治療法もない中であっても、これはおかしいと判断し、何とか子ども達を救いたいという熱意や思いやりが子ども達や親を癒すのではないかと思っている。
そうした意味でも、玉村町議会の意見書の全会一致の採択を嬉しく思っている。
また、これに先立って、2月20日、“子宮頸がんワクチンによる被害者を守る会”から出された請願も、採択されている。
こちらも、玉村町の町民の方も含めた市民の方々によって提出していただいたようです。尋ね当てて、御礼の電話をしたら、一般質問の傍聴に行っていて、備前島議員と、その時に傍聴に来ていた町民の方々に、私が被害者としての話しをさせて頂いた。
「あのときに、実際の症状や行政への働きかけの実情等、生の声を聞かなかったら、ここまでの活動にはなりませんでした。被害者の実際の話しを聞いたときに、何かしたいと思ったのです。」
と言って頂いた。
多くの皆さんの子宮頸がんワクチンの理解が深まり、賛同支援してくださる方が増えてきていることに感謝しています。
ありがとうございます。
群馬の活動は、本当に多くの、市民や議員さんに支えていただいているのだと痛感し、感謝しています。
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