☆新・史上最強の法則-海外支局☆

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安田記念の法則3

2020-06-03 19:30:00 | 府中の法則
■人気(過去24年)■


<人気別成績>


<人気別グラフ>


1番人気の成績は【7-2-3-12】で、複勝率はちょうど50%。2回に1回しか馬券にならない計算では、物足りない。直近10年で見てみても、【3-1-2-4】で複勝率は60%と大して変わらない。馬券にはなっているものの、勝ち馬は15年のモーリスを最後に勝っていない。
今年の1番人気は間違いなくアーモンドアイ。それもぶっちぎりの単勝1倍台は確実だろう。
そんなアーモンドアイから勝負しようと思っているファンの方にとって、心強いデータがある。

<1番人気~単勝オッズ別成績>

単勝1倍台の1番人気は【3-2-1-0/6】で、馬券率100%の鉄板データ。これを見れば、安心してアーモンドアイを軸で買えるはず。
ところで、単勝オッズ別成績を調べていて驚いたのが、単勝4倍台、5倍台がいたということ。単勝3倍台は、G1でもよくある事だが、単勝4倍以上となると平場ならともかくG1では滅多に目にしない。しかも、単勝オッズ5倍以上となると、平場でもなかなかないのではないだろうか。
単勝5倍台の馬は、05年テレグノシス(5.8倍/6着)、06年オレハマッテルゼ(6.4倍/10着)、12年サダムパテック(6.6倍/9着)の3頭。
サダムパテックに至っては、単勝約7倍と、通常なら4、5番人気の単勝オッズと同じくらいだったとは、驚いた。

■出目(過去17年)■

馬場改修となった03年以降の過去17年の出目、枠連、馬連。

■枠連■


<枠連別グラフ>


<内枠・中枠・外枠>

内枠(1枠~3枠)が優勢の傾向が出ている。中枠(4枠~6枠)がやや劣勢。

■馬番■


<馬番別グラフ>


<10番以内・11番以上>

10番以内の馬番が明らかに有利な傾向が出ている。

昨年は出遅れが響き、直線猛追するも3着だったアーモンドアイ。枠番、馬番の傾向を見てみると、出遅れだけではなく、7枠14番というゲートのせいもあったはずだ。
単勝オッズが1倍台なら鉄板のアーモンドアイだが、外目のゲートを引くと一抹の不安が過ぎる。
とは言え、前走のヴィクトリアMを見る限り、どんな枠でも問題はなさそうだが。

安田記念の法則2

2020-06-03 00:32:26 | 府中の法則
■安田記念とSS系■
【血統傾向~過去5年】

過去5年で【2-1-3】の父SS系。毎年馬券にはなるので、バッサリと切るわけにはいかないが、SS系は昔から安田記念とは相性がよくない。

SS産駒が初めて安田記念に出走したのが96年。前年の皐月賞馬であり、ダービー2着のジェニュインと前年の桜花賞2着でオークス馬のダンスパートナーの2頭が挑んだが、4着と6着。ジェニュインは翌97年にも出走し2着に入り、SS産駒として初めて安田記念で馬券になった。以降、馬券にはなるものの、勝てない時代は続き、初勝利は07年のダイワメジャーまで待たなければならない。その間に二代目のダンスインザダーク産駒のツルマルボーイが04年に1着になり、後継種牡馬に先を越されてしまった。
96年~10年までの15年間におけるSS産駒の成績は【1-2-2-38/43】で、勝率2.3%、連対率7.0%、複勝率11.6%と、G1を総なめしたSS産駒にとっては惨憺たる成績だ。

二代目SS系産駒の初出走は、フジキセキ産駒のダイタクリーヴァが出走した02年で、結果は8番人気で16着大敗。以降、昨年までで二代目SS系産駒は104頭が出走し、その成績は【4-4-6-90】で、勝率3.8%、連対率7.7%、13.5%と、父SS一頭の成績と大して変わらない。
とりわけ、ダイワメジャーとディープインパクトの成績は目を覆うばかり。

上述のようにメジャー自身は07年の優勝馬。
種牡馬になっても安田記念と同じコースで行なわれるNHKマイルCにおいてカレンブラックヒル(12年)、メジャーエンブレム(16年)、アドマイヤマーズ(19年)の3頭の勝ち馬、今年の2着馬レスシテンシア、そしてフラムドグロワール(13年3着)、ボンセルヴィーソ(17年3着)の2頭の3着馬を輩出している、マイルの名種牡馬なのは間違いない。
だが、何故だか安田記念ではサッパリの成績。これまで10頭が出走したが、なんと1頭も馬券になっていないのだ。その中には前出のカレンブラックヒルと17年の桜花賞馬・レーヌミノルも含まれる。
今年は国内外の芝マイルG1で3勝を挙げ、これまでのメジャー産駒の中では実績断然のアドマイヤマーズが出走する。メジャー産駒の初勝利となるかどうか見ものである。

そして、問題のディープインパクト。
芝のマイル以上の根幹距離の重賞、特に大箱の府中なら大威張りのはずのディープなのだが、不思議と安田記念では走らないのだが、他の二代目とは一味違うのがディープ。
ディープ産駒の初出走は11年のリアルインパクト。3歳ながら古馬をぶっこ抜きディープに安田記念初勝利をプレゼント。そういえば、今年のNHKマイルでも、リアル産駒のラウダシオンが勝ち、リアルに重賞&G1初勝利を齎した。
以降、数にモノを言わせて数多の産駒が出走したが、その成績は【2-1-2-32/37】で、勝率5.4%、連対率8.1%、複勝率13.5%と何とも物足りない数字である。
今年は5頭がエントリー。果たして3勝目を挙げることができるかどうか、こちらも見ものである。

なお、登録馬中のメジャーとディープ以外のSS系種牡馬の安田記念での成績は以下のとおり。
ステイゴールド:1-0-0-3/4(1勝は昨年の勝ち馬インディチャンプ)
マツリダゴッホ:0-0-0-1/1(着外1頭は今年は回避濃厚のロードクエスト)

安田記念では、SS系種牡馬(特にディープとメジャー)は過信禁物だ。