☆新・史上最強の法則-海外支局☆

☆THE UNRIVALED PRINCIPAL IN THE HISTORY☆

宝塚記念の法則【結果】

2014-06-30 00:00:00 | 阪神の法則
◆血統傾向更新◆

本番直前まで、1、2番人気を行ったり来たりしていたゴールドシップ。最終的には単勝2.7倍の1番人気になり、これで不動の軸が確定した。スタートは出遅れとまでは言わないが、相変わらず上手くない。そのままポッツン確定かと思いきや、スローペースになることはミエミエで、1番人気を背負ったノリでもそれはない。スタンド前でスッと前付け完了。発表は良だが実質は重馬場となれば、これで勝負あり。こうなるとジェンティルをはじめ切れ味自慢の馬の出番はない。

現役最強世代と言われている現5歳世代。ゴルシが史上初の宝塚記念連覇を達成し、これで同世代でG1連覇は、ジェンティルドンナの史上初のJC連覇、ヴィルシーナの史上初のヴィクトリアM連覇、そしてフェノーメノの史上3頭目の春天連覇に次ぐ4頭目。現5歳馬は、現役最強世代と同時にG1連覇世代でもある。ゴルシに続くのはジャスタウェイの秋天連覇か。

史上初の連覇とともに、これでステイゴールド産駒がV3を達成。過去6年で5勝目、有馬記念と合計すればグランプリ9勝目という傍若無人ぶりで、11年有馬記念から数えれば6戦連続グランプリ制覇となった。

今年は牝馬が4頭出走したが、馬券になったのは牝馬の中で最低人気のヴィルシーナ。天敵ジェンティルに初めて先着。

◆コース傾向更新◆

ステイゴールドが2勝目。本当にステイ産駒は非根幹距離を得意としている。

=おしまい=

手塚厩舎の法則

2014-06-28 23:00:00 | 競馬
愛馬・アルフレードが日曜の東京11RパラダイスSに出走する。
新馬戦から3連勝で朝日杯FSをブッコ抜いたのは我ながら驚いたものだ。スプリングSでケチをつけ、続くNHKマイルではカレンブラックヒルの2着に入ったまでは良かった。まあ、ダービーには武ちゃんが乗ってくれたし、何も不満はない。なんせ一瞬とはいえ2歳ワールドランキング1位になったのだから。
ダービー後は、屈腱炎で長期休養に入り、現場復帰は今年の1月。復帰後初戦はダートの大和S。新味を求めたのか、血統的に走らせてみたかったのか、それとも脚に負担をかけないようにしたのかは分からないが、結果は殿の16着。2走目は芝に戻し東風S6着で、3走目となった前走は京王杯SCで10着と、復帰後はまったくもってパッとしない。まあ、屈腱炎から復活したこと自体有難いことだし、何も文句はない。が、どうもそれだけではないような気がしてならない今日この頃。かと言って手塚厩舎のせいにするつもりは毛頭ないが、気になったので調べてみた。

<手塚厩舎の重賞勝利馬のその後の成績>
99年フェアリーS(G3)…ベルグチケット
→0-0-0-16/16(引退)

05年ラジオたんぱ賞(G3)…コンラッド
→1-1-0-12/14(引退)

07年CBC賞(G3)…ブラックバースピン
→0-1-2-10/13(引退)

07年オーシャンS(G3)…アイルラヴァゲイン
→2-2-3-25/32(引退)

11年朝日杯FS(G1)…アルフレード
→0-0-0-3/3(現役)

11年ファンタジーS(G3)…アイムユアーズ
→3-1-1-6/11(引退)
*3勝は12年フィリーズレビュー、12年、13年のクイーンS、3着は12年桜花賞

11年阪神ジャンプS(G3)…クランエンブレム
→0-0-0-4/4(引退)

11年新潟ジャンプS(G3)…クリーバレン
→0-0-0-1/1(引退)

13年朝日杯FS(G1)…アジアエクスプレス
→0-0-0-3/3(現役)

13年桜花賞(G1)…アユサン
→0-0-0-3/3(現役)

手塚厩舎の重賞成績は先週時点で合計13勝で、うちG1は3勝。
初重賞制覇した馬のうち、その後に勝利をあげたのは10頭中3頭しかいない。そして、重賞を2勝以上しているのはアイムユアーズただ一頭。ところで、ジャンプの重賞で2勝をあげているとは知らなかった。
まあ、手塚厩舎に限らず、同じ馬で重賞を2勝すること自体が滅多にないことかもしれないけれど。
日曜日は道悪みたいだし、アルフレードの道悪下手はスプリングSで実証済み。無事に完走してくれれば、それでよし。

宝塚記念の法則4

2014-06-28 00:00:00 | 阪神の法則
◆出走馬の種牡馬(父)産駒の阪神芝2200m成績(09年以降)◆
*%は勝率、連対率、複勝率
ステイゴールド【7-2-2-20】 22.6% 29.0% 36.7%
ディープインパクト【6-6-2-30】 13.6% 27.3% 31.8%
キングカメハメハ【6-4-5-43】 10.3% 17.2% 25.9%
ジャングルポケット【3-2-2-31】 7.9% 12.8% 18.4%
ハーツクライ【2-4-3-20】 6.9% 20.7% 31.0%
マーベラスサンデー【0-1-0-18】 0.0% 5.3% 5.3%
スズカマンボ【0-0-0-4】 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

◆血統傾向◆*90年以降の過去24年

過去24年の血統傾向を載せてはみたが、最近の宝塚記念は血統傾向の御託を並べても空しいばかり。目に行くのは直近5年で4勝をあげているステイゴールドなのは、当たり前。

◆グランプリ血統◆
09年ドリームジャーニー、10年ナカヤマフェスタ、12年オルフェーヴル、13年ゴールドシップと、過去5年で4勝をあげているステイゴールド。何故こんなに走るのか?それは「強いから」だと話が続かないので、血統的な根拠を。
ステイゴールド自身は99年に3着になっているが、それだけでここまで走るとは思えない。宝塚記念馬4頭のうち3頭は、黄金配合の母父メジロマックイーン。そのマックは、91年2着、92年1着とこれまた、宝塚記念で馬券になっている。
更には、ステイの母父ファイントップ系ディクタス。ディクタスからはサッカーボーイ(88年マイルCS)が出ており、そのサッカーボーイは02年、03年連続2着のツルマルボーイの母父、03年1着のヒシミラクルの父と、これまた宝塚記念とは相性が好い。
宝塚記念と好相性の3頭が凝縮されたドリジャニ、オルフェ、ゴルシが走らないはずはない。

また、ステイ産駒がグランプリ血統と言われる由縁は、宝塚記念の4勝に加えて有馬記念4勝と、春秋グランプリを合計8勝しているから。そして、11年の有馬記念から目下グランプリ5連勝中なのである。

<ステイゴールド産駒のグランプリ制覇の軌跡>
09年宝塚…ドリームジャーニー
09年有馬…ドリームジャーニー
10年宝塚…ナカヤマフェスタ
11年有馬…オルフェーヴル
12年宝塚…オルフェーヴル
12年有馬…ゴールドシップ
13年宝塚…ゴールドシップ
13年有馬…オルフェーヴル


やっぱりゴルシは押さえておいた方が無難なのか。
△11ゴールドシップ…ステイゴールド×メジロマックイーン
1番人気なら連軸でもいいが、全幅の信頼は置きにくいので、飛んでもいいように連下扱い。

◆グランプリ血統2◆
ステイゴールドほどではないが、宝塚記念と縁のある血統を二つほど。

一つは、09年2着サクラメガワンダー、10年3着、11年1着のアーネストリーの父グラスワンダー。自身は99年1着になっており、98年有馬記念→99年宝塚記念→99年有馬記念と、オルフェーヴルよりも先にグランプリ3連勝を達成している。
そんなグランプリ種牡馬の産駒の出走はないが、母父グラスワンダーが一頭いる。

☆10メイショウマンボ…スズカマンボ×グラスワンダー
父スズカマンボの母父はキングマンボ。同系からは11年3着エイシンフラッシュの父キングズベスト、12年2着トゥザワールドの父キングカメハメハが馬券になっており、宝塚記念と縁のある血統で固められている。

もう一つは、遅れてきたSS産駒の最後の大物マーベラスサンデー。
自身は、95年2月のデビューし新馬、500万と連勝したものの、骨折が判明しクラシックを断念。約1年余りの休養の後、復帰を果たしたが、初戦の900万下は4着。その後二度目の挑戦で900万下を勝利し、続く1500万も連勝し、晴れてOP入り。
重賞初挑戦となった96年エプソムCで重賞初制覇を果たした。以降、札幌記念、朝日CC、京都大賞典まで重賞4連勝を含む怒涛の6連勝を決めた。
その後、初のG1挑戦となった秋天では4着に敗れ、有馬記念2着、春天3着と悔しいレースが続いた。そして、97年の宝塚記念。四度目のG1挑戦で、ようやく栄冠を手にすることができた。

そして、その産駒のシルクフェイマス。父同様に遅咲きタイプで、03年の1000万下を連勝→1500万下3連勝で、デビュー19戦目にしてようやくOP入りした苦労人。
その後、04年日経新春杯、京都記念と重賞2連勝を含む5連勝を果たし、勇躍臨んだ初G1の春天では父と同じ3着に敗れるも、次の宝塚記念では父のように1着とはいかなかったが2着になった。
そんな晩成型のマーベラスサンデー産駒が1頭出走する。

☆1ホッコーブレーヴ…マーベラスサンデー×ダンシングブレーヴ
父やシルクエフィマスのように連勝ではないが、日経賞2着、春天3着と上昇中。しかも春天3着からの臨戦は父、フェイマスと同じパターン。また、母父ダンシングブレーヴは、05年1着スイープトウショウ、07年、08年連続2着のメイショウサムソンの母父と、これまた宝塚記念とは相性の好い血統構成である。

◆隠れグランプリ血統◆
リボー系と言えば、有馬記念をはじめとするG1の大舞台で波乱を演出する穴血統として知られている。宝塚記念でも例外ではない。過去10年では、字面でリボー系保有馬は、04年1着タップダンスシチー(父プレザントタップ)、10年1着ナカヤマフェスタ(母父タイトスポット)の2頭しかいないリボー系保有馬だが、リボー系を5代以内に内包している馬が好走する傾向にある。なお、05年3着のバランスオブゲームの母父はアレミロードだが、京都開催だったのでオミット。

<馬券になったリボー系内包馬>
05年1着スイープトウショウ
07年1着アドマイヤムーン
両馬の父エンドスゥイープの父フォーティーナイナーの母父がトムロルフ

09年2着サクラメガワンダー
10年3着、11年1着アーネストリー
両馬の父グラスワンダーの母母父がヒズマジェスティー

09年3着ディープスカイ
母父チーフズクラウンの母母父がキートゥザミント

11年3着エイシンフラッシュ(父キングズベスト)
12年2着トゥザワールド(父キングカメハメハ)
両馬の父はともにキングマンボ産駒で、同馬の母母父がプルーヴアウト

12年3着ショウナンマイティ
父マンハッタンカフェの母父がゴーフォージン

で、今年の該当馬は、メイショウマンボ(母父グラスワンダー)、デニムアンドルビー(母父キングカメハメハ)、ヒットザターゲット(同)、フェイムゲーム(母父アレミロード)の4頭。

☆12フェイムゲーム…ハーツクライ×アレミロード
4頭の中ならこれ。
実はフェイムゲームは、グランプリ血統のステイゴールドとサッカーボーイと同じ一族。
フェイムゲームの母方の祖母ベルベットサッシュは、サッカーボーイの一つ下の全妹。そして、ベルベットサッシュの二つ下のゴールデンサッシュはステイゴールドの母。つまり、ステイゴールドとフェイムゲームは、「いとこ伯父」と「いとこ甥」の関係なのである。なんだかややこしくなったが、グランプリ血統と同族なので走ってもおかしくないよ、ということだ。ちなみに、前出のバラゲーとゴールデンサッシュは「いとこ」の関係(バラゲーとフェイムゲームは半兄弟)である。

宝塚記念の法則3

2014-06-27 01:01:01 | 阪神の法則
宝塚記念の枠順が確定した。注目のゴールドシップは、8枠11番。大外枠とは言っても12頭立てなので、枠順の優劣はそれほど関係ないと思われるが…

ノリと言えば、91年の宝塚記念。クラシックではすべて馬券に絡んだものの未勝利に終わり、その年の有馬記念ではオグリにあと一歩迫りながらも2着に甘んじたメジロライアン。明け4歳になって初のG1の春天では4着と、G1で初めて馬券圏外になり、乾坤一擲、臨んだ宝塚記念。
1番人気は僚友メジロマックイーン。ゲートが開いた瞬間、驚きの喚声。それまで追い込み一辺倒だったライアンが積極果敢の先行策に出たのだた。通貨順位は4-3-2-1。直線垂れるどころか、当代きっての最強馬マックを寄せ付けない横綱相撲で初のG1奪取に成功。
この時のライアンは1枠1番。確かに馬自身が唸っていたこともあり、押さえきれなかったのかもしれないが、1枠に入ったならば、流石のノリでもお家芸の「ポッツン」は封印する。先のダービーでも、1枠2番に入ったワンアンドオンリーを先行策の神騎乗で栄冠に導いたのは記憶に新しい。
だが、今回は少頭数といえでも大外枠。こうなると「ポッツン」がかなり濃厚で、3角からのまくり勝負になる可能性が高い。
今回ゴルシは集中力を高めるためにブリンカーに加えシャドウロールを装着する模様。ゴルシ自身、スタートが巧いと言えず、もともと出遅れ癖のある馬だが、【4-1-0-0】の阪神巧者である。いずれのせよ、ノリの作戦に注目。

◆出目◆*90年以降(95年、06年の京都開催を除く過去22年)

過去22年でフルゲート18頭になったのは07年の1回のみで、10頭~14頭立てになるケースが多く、枠の優劣は関係なさそうに思われるが、1着は6枠と8枠が目立ち、4枠が4年連続で2着を継続中と偏りが出ている。

◆枠番◆

最多勝は7勝をあげている6枠、次いで6勝の8枠。勝ちはないものの着度数ナンバー1は、4枠。

◆馬番◆

デスナンバーは14番と18番だが、今年は関係なし。4番と7番からは勝ち馬は出ていない。

◆コース傾向◆

今開催はこれまで3鞍のみの施行で、本番までには当該コースはない。よって、コース傾向はこの3鞍から読み取るしかない。
これといった目立つ系統はないが、全体的にステイゴールド、マンハッタンカフェ、マヤノトップガン、ダンスインザダーク、トニービン、モンジューといった長距離血統が馬券になっている。

◆非根幹距離馬◆
かつてのマツリダゴッホが中山芝2500mを庭としていたように、非根幹距離を得意とする馬がいる。今年でいえばオールカマー、AJCCを連勝しているヴェルデグリーンが当て嵌まる。競馬場は違えど、同じ2200mならば一発があってもおかしくないのだが…

<前年のオールカマー勝ち馬の宝塚記念の成績>*過去10年
【0-0-0-3】
11年シンゲン…12着
12年アーネストリー…7着
13年ナカヤマナイト…6着


<同年のAJCC勝ち馬の宝塚記念の成績>*過去10年
【0-2-0-4】
06年シルクフェイマス…12着
08年エアシェイディ…7着
10年ネヴァブション…5着
11年トーセンジョーダン…9着
12年ルーラーシップ…2着
13年ダノンバラード…2着

前年のオールカマーの勝ち馬は話にならないが、同年のAJCCの勝ち馬は2年連続で2着。両レースを勝っているヴェルデグリーンは、果たしてどっちに分類すべきなんだろう?

宝塚記念の法則2

2014-06-26 05:55:55 | 阪神の法則
◆勝ち馬のキャラ◆
すべてのG1において、G1勝利実績馬とG1未勝利馬の対決の図式は成り立つのだが、こと宝塚記念においてはG1未勝利、それも何度もG1に出走しながら、あと少しの運が足りなかったり相手が悪かったりして、惜敗続きだった馬が悲願のG1初制覇を成し遂げるケースが多くみられる。90年以降の過去24年の勝ち馬のうち、既にG1勝利がある馬は13頭おり、悲願のG1初制覇となった馬が11頭と、およそ半々の割合。

夏の放牧の前の行き掛けの駄賃がてらに出走して、目論見通りに賞金を咥えて北海道で悠々と静養に入り、秋に備えるG1馬。それに対して、悲願成就となった馬も一応放牧に出たりするのだが、まる宝塚記念で運を使い果たしたかのように、以降は2勝目のG1奪取を狙うものの、未勝利のまま引退する「一発屋」が多いのも特徴の一つ。

<G1馬の宝塚記念前までのG1勝利>
93年メジロマックイーン…90年菊花/91年春天
94年ビワハヤヒデ…93年菊花/94年春天
96年マヤノトップガン…95年菊花、有馬
99年グラスワンダー…97年朝日杯/98年有馬
00年テイエムオペラオー…99年皐月/00年春天
03年ヒシミラクル…02年菊花/03年春天
04年タップダンスシチー…03年JC
05年スイープトウショウ…04年秋華賞
06年ディープインパクト…05年三冠/06年春天
07年アドマイヤムーン…07年ドバイDF
09年ドリームジャーニー…06年朝日杯
12年オルフェーヴル…12年三冠、有馬
13年ゴールドシップ…皐月、菊花、有馬

菊花賞馬、春天馬、有馬記念馬と宝塚記念との相性の好さがわかる。

<G1初勝利の馬の宝塚記念前後のG1成績>*( )内はG1通算勝利数
90年オサイチジョージ(1勝)
前)89年菊花12着/90年安田3着
後)不出走

91年メジロライアン(1勝)
前)90年皐月3着、優駿2着、菊花3着、有馬2着/91年春天4着
後)91有馬12着

92年メジロパーマー(2勝)
前)91年春天13着/92年春天7着
後)92年有馬1着/93年春天3着、宝塚10着、JC10着、有馬6着

95年ダンツシアトル(1勝)
前)なし*G1初挑戦で初勝利
後)不出走

97年マーベラスサンデー(1勝)
前)秋天4着、有馬2着
後)有馬2着

98年サイレンススズカ(1勝)
前)97年優駿9着、秋天6着、マイルCS15着
後)98年秋天…競争中止

01年メイショウドトウ(1勝)
前)00年宝塚2着、秋天2着、JC2着、有馬2着/01年春天2着


02年ダンツフレーム(1勝)
前)01年皐月2着、優駿2着、菊花5着、マイルCS5着/02年安田2着
後)02年秋天14着、マイルCS17着/03年春天5着、安田5着、宝塚7着/04年東京大賞典4着、川崎記念11着

08年エイシンデピュティ(1勝)
前)07年秋天14着(降着)
後)08年秋天9着、JC6着

10年ナカヤマフェスタ(1勝)
前)09年皐月8着、優駿4着、菊花12着
後)10年凱旋門賞2着、JC14着

11年アーネストリー(1勝)
前)10年宝塚3着、秋天3着
後)11年秋天14着、有馬10着/12年春天7着、有馬11着

宝塚記念でG1初勝利を収め、その後G1を勝ったのはメジロパーマーのみで、ほかの10頭は宝塚記念が唯一の勲章。
また、ダンツシアトルのようにG1初挑戦で初勝利を飾ったラッキーな馬もいるが、ほかはすべてG1の厚い壁に幾度となく跳ね返されている。とりわけ、メジロライアン、メイショウドトウ、ダンツフレームには悲壮感すら漂ってくる。

今年はG1馬はゴールドシップ、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、メイショウマンボ、そしてトーセンジョーダンの5頭が出走する。それに対してG1初制覇に挑むのは8頭。なかでも「悲願達成」の4文字が一番似合うのは、ウインバリアシオンであることに異論はないはず

<ウインバリアシオンのG1成績とそのレースの勝ち馬>
11年優駿2着…オルフェーヴル
11年菊花2着…オルフェーヴル
11年JC5着…オルフェーヴル
12年春天3着…ビートブラック
12年宝塚4着…オルフェーヴル
13年有馬2着…オルフェーヴル
14年春天2着…フェノーメノ

悉くオルフェーヴルにG1勝利を阻まれてきたウインバリアシオン。生まれた時代が悪かったとしか言いようがない。オルフェが引退し、目の上のタンコブがいなくなったかと思いきや、今年の春天ではオルフェと同じステイゴールド産駒のフェノーメノに邪魔をされる運の悪さ。ここまでくるとステイ産駒恐怖症になってはいないか心配だ。今回もまたステイ産駒のゴールドシップが出走してくる。つくづくステイ産駒に好かれる馬である。