心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

アズラック湿地と、ヒンマの温泉プール

2013-02-17 08:21:09 | ヨルダン
金曜土曜と、4週過ごしている首都アンマンを初めて脱出。

きのう土曜は、アズラックAZRAQ 湿地保護区 wetland reserve へ

出発前の朝のアンマンは小雨パラパラ。
でも砂漠の真ん中のアズラックは年間60㎜の降雨というので心配なし(!)。
雨の日に当たればよほどの希少価値。
土曜テニス欠席への罪悪感は少なくなった。

首都から約100Km東で、イラクへ向かう新月社(赤十字)の何台もの大型トラックが高速で走り抜けていく40号線沿いにあった。
古くはアラビアから紅海やパレスチナへ向かう街道沿いのオアシスの街。

首都から30分も走ると、もうそこは土?砂漠。
道路脇に高圧線が延々とひかれている以外は、時々現れる軍や警察施設、セメント工場など以外は360度何も人工物が見えない砂漠約90Kmを、時速100Km越えで、ぼくたちを乗せたダブルキャビンのフォード4WDトラックは走り抜ける。

Wild Jordan(RSCN、 Royal Society for the Conservation of Nature)が月2回主催しているマウンテンバイクツアー。
土砂漠では、タイヤが土に潜る、潜る・・・横滑りも。
砂漠って、平らのイメージがあるけど、実は丘ありワジ(枯れ川)あり、上り下りが続く。

ローマ時代からの遺跡に立ち寄ると、近所の子供たちが集まってくる。
つたないアラビア語で話しかけると、英語で答えが返ってきた。
9才というから小学生、できるな・・・

その後はアズラック城にも立ち寄る。
重々しい岩の扉。
門の上にはローレンスが滞在した部屋が残っている。
2ベッドルームくらいの広さはある。
入口の土産物屋で「ハッタ」を購入。
故アラファト議長などがアタマに撒いている紅白の格子模様の布、あこがれていた・・・

遅い昼ご飯は民家で頂く趣向だった。
主人に挨拶をし、靴を脱いで入り、手を洗う。
床に座って、中央にある鳥足ターメリック炊き込みご飯をめいめいが皿に取る。
ほかに、アラビアパンのホブス、キウリとトマトのサラダ、紅色のカブの酢漬け(日本とそっくり)、ヨーグルトなど。
ガイドの食べ方を見ていると、ホブスをちぎりサラダやヨーグルトを上手によそって口に運んでいた。
ぼくはやっぱり少ししかすくえないのでスプーンになってしまう・・・
食後のミントティーも美味。

後半には太ももの筋肉に力が入らず、クタクタ・・・
ひさしぶりの自転車でおしりは痛いし・・・

現地ガイドはバイクで先導だからいいものの、
現地まで1時間半クルマを運転してきて、この自転車ツアーにも同行した Wild Jordan の大柄の青年スタッフは、コースの曲がり角や分岐点で待っても待っても現れないようなヘトヘト状態だった。
「もう泣きたい!」とは彼の弁。
24Kmも、走ったんだって、疲れるわけだ。

興味深い野鳥の写真は追って紹介。

それと、オアシスって、結局高度の低い地域なので水があるんだ、と今回知った。
アンマンは標高約900m、アズラックは約460mだった。
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その前日16日金曜は、大使主催の地元のお金持ち所有の温泉プールツアーがあった。
じつは具体的な行先はその日になって知ったんだけど。

首都から35号線を北上して、イルビットIrbidを抜け、遺跡ウンムカイスUmm Qaysの脇を通り、ヨルダン・シリア・イスラエルの3国国境の街アル・ヒンマAl Himmaが行先だった。
2回ヨルダン軍のチェックポイントがあった。

旧約聖書で知るガラリア湖、ヨルダン河が目の前にある!
ジーザスも歩いたんだな、このあたり・・・人類史のなかのビッグイベントの舞台に立っていると思うと、感慨深くて、しばし想いを馳せる・・・

このあたりのヨルダン河って、両側が急峻に切れ込んだ絶壁で、水量も多く、勝手に平原のなかの嫋やかな流れをイメージしていたぼくは目を見張った・・・

この地に湧き出る温泉を野外プールにして私有している施設、巨大な庭といったらいいか、が行先だった。
薄いイオウ臭のある、ぬるめ38℃くらい。

ワインやフルーツジュースを頂き、
水着に着替えて、浮き、泳ぎ・・・
手の込んだ料理を頂き、
集まった人々やそのお金持ちヨルダン人夫婦と会話し、
リラックス、リラックス・・・

遺跡などの観光はせずに、そこに4時間は滞在し、そして戻っただけ。
何とも贅沢な休日だった。

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この筋肉痛を思うと、昨日の日程が本当は先で、温泉が後だとよかったのに・・・







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