心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

シリア難民情報;革命戦争に参加しない罪責感もある

2013-02-24 15:26:06 | ヨルダン
きのう23日にはシリア反政府勢力がカイロで合同声明をだしたという報道があった。

以下、ヨルダンの新聞情報を紹介。
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The Jordan Times の2013年2月24日付のシリア難民ザータリキャンプ情報;

・記者が先週に会った難民の数人はシリアへの帰還を希望し、手続きが12日間もかかると苦情を言っている。
家族の安全を考えて難民キャンプにきた精神的な重荷から今では武器が確保できているという革命に参加したいという理由や、異なる背景から同じキャンプに入っているという安全感のなさ、などを理由に挙げている。

・ヨルダン政府のPublic Security Department Officerの言として、毎日50から100人が帰還を申請するが、国境の情勢から許可できていないこと、しかしながら毎日160から170名が2,3台のバスでシリアに戻っている、と紹介している。先週に、8000人がシリアからヨルダンに入った。今では、8万人がキャンプにいる。キャンプは、ヨルダンの法によって統治されており、犯罪は裁判所へ送るなどされているが、「悪い要素」も含んだ「社会」になってきた。

・国境警備の兵士によると、難民のうち42%がこども、成人女性が36%、成人男性が22%である。

・ヨルダンのNGOであるJordan Hashemite Charity Organisationの代表によると、14,377人が保証人を得てキャンプを出て、11,473人はシリアへ帰還した、という。キャンプ内で働くことを支援していて、600人が複数のNGOで職を得ている。治安状況は理想的ではないが、改善している、と。

+++++++++++++以上で、要約引用終了。

難民キャンプには成人男性が22%しかいず、女性や子供が多いこと。
キャンプからシリアに帰還して戦闘に参加することが語られていること。
実際にバスで戻る人々がいること。
8万人いるキャンプで600人がNGOなどで雇用できていること。
などが注目できる。

「革命戦争」に参加しない罪責感って、あるんだなあ・・・


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