今日は世界遺産の熊野古道を歩きたいと思っていた。
ところが明け方にかけて小雨が降り始め心配したが、夜明けと共に止み一安心。
熊野古道は熊野三山を目指した巡礼者が歩いた5本の道をさすが、全長は600kmと長い。
今日はそのほんの一部を歩いた。
「道の駅・熊野古道中辺路」から道路を挟んだ先が
熊野古道・中辺路の入り口だった。
石畳が敷かれ整備された道も有るが、今日歩いた古道はそうではなかった。
杉林の間を縫うように設けられた細い道だった。
上りは階段状に整備されており、ゆっくりと歩めば腰痛が治ったばかりの妻も大丈夫だった。
古道には案内の標識が要所要所に設置されているので安心して歩ける。
古道脇には句碑などが設置されており、詠んだ人の気持ちと風景を重ねて味わうのも良い!
昔の人が旅する時の目印にしていた一里塚跡もある。
この様な石像もある。
牛と馬にまたがる僧服の石像で牛馬童子像と呼ばれ、田辺市の指定史跡になっている。
雨上がりで霞んだ杉林を背景にこの様な塔も
ほんの少し歩いただけだったが、清々しい気持ちになった。
次に熊野本宮大社を訪ねた。
「熊野大権現」の旗が入り口から階段の上まで隙間なく立てられ圧倒している。
撮影できるのはここまでで、檜皮葺の本殿などは撮影禁止でした。
今日の熊野詣はここ迄として、塒に移動。