門司港の朝は昨日までの雨が止み、薄日だが久し振りに太陽が顔を出した。
清々しい朝、食事前に港を望む公園を散歩した。
向こうに見える橋は関門橋
朝食後、釣れていないと言うアオリイカを狙って竿を出した。
小一時間竿を振るが全く当たりは無し。
諦めて九州を離れる事にした。
関門トンネルを抜けて山口県に入る。
向かったのは角島。
妻が珍しく、もう一度あの橋を渡ってみたいと言う事で目指した。
途中で瓦そばの看板を発見。
丁度昼食時間だった事もあり、急遽立ち寄った。
瓦そばの元祖と唱えているお店に入った。
かなり前だがこのお店で食べた事があり、今回で2度目になる。
熱く焼いた瓦に熱々の茶そばと錦糸卵と炒めた牛肉、それにネギと海苔、レモンの輪切りともみじおろしが乗っている。
めんつゆにもみじおろしを入れ、そばを浸して食べる。
ここでしか味わえない逸品である。
瓦そばの始まりは西南戦争の時、薩摩軍の兵士たちが瓦で肉や野菜を焼いて食べたと言う逸話をヒントに生まれたと言われている。
熱した瓦に熱々のそばを乗せると言うインパクトある演出が面白い。
それが客に受けて店は繁盛している。
その後は予定した角島に向かった。
青い空・青い海に架かる橋・・・ゆっくりと走った。
橋を渡り、その先の綺麗な砂浜で戯れる親子を発見。
なんと小さな子供たちはどっぷりと海に浸かり、キャーキャーと喜んでいる。
ここまで来たのだからと、その先の元乃隅神社を目指す事にした。
「日本で最も美しい場所31」に選ばれた所でもあり、沢山の赤い鳥居が立ち並ぶ風景は絶景である。
向かっていると棚田百選に選ばれた「東後畑棚田」の案内が目に入った。
ここは夕方から漁火を灯したイカ釣り船が海に浮かび、手前の棚田とコラボした写真が撮れる評判の撮影スポットである。
ここも一度訪れた事が有るが、イカ釣り船の出漁がなく結局写真は撮れていなかった。
またまた予定変更し、棚田に向かった。
未だ明るくイカ釣り船は居ない。
既に場所取り用の三脚が並んでいた。
日が沈み始めるとイカ釣り船の漁火が、ポツリポツリと現れ始めた。
時間と共に増え、最終的には12艘の漁火が現れた。
何とか撮れたが久し振りの撮影で、うまく撮れたとは言い難いがそれなりに楽しめた。
今夜はここでP泊する事にした。