今日のブログは沢山の写真と説明で少々長くなっています。
興味ない方はスルーして下さい。
昨日はウニの殻剥きで時間を費やしたので、急遽道の駅・大谷海岸でP泊した。
人気の道の駅で朝から駐車場は混み、係員2名で整理に当たっていた。
開店前から店の前には人が並び、開店と同時に先を争うように鮮魚コーナーに走っていく。
新聞一枚ほども有る大きなアンコウが¥1500-とビックリする値段である。
ヒラメも¥400-と安い!
海鮮丼ネタもこの通り!
私達も何点か購入し登米に向かって移動。
少し早かったが、蕎麦屋に入って早目のランチにした。
私は特大の海老天が売りの天蕎麦
妻は5種類のわんこ蕎麦セットを
その後、「みやぎの明治村」を訪れた。
明治21年に建てられ重要文化財に指定されている尋常小学校を中心に、六つの施設をまとめて「みやぎの明治村」と言い、それらを巡るコースが設けられている。
先ずは立派な校門の尋常小学校の「教育資料館」に入った。
前庭に生徒を集めて校長がバルコニーから朝礼を行っていたそうだ!
廊下の手すりは風雪に耐えた木目が、くっきりと浮き上がっている。
廊下の天井のシミも歴史感じさせる。
色々な教室が有り、それを観るだけでも退屈しない。
窓に嵌められたガラスも歪みが有り、当時を彷彿とさせる。
次に訪れたのは水沢県庁跡で、これは正面玄関
水沢県が宮城県に併合される迄の経緯が記されており、明治時代の変革スピードに驚くばかりだった。
当時の投票箱も
少々疲れたのでひと休みした。
武家屋敷の塀の中にお茶所がある。
門を潜ると茅葺の家があり、ここがひと休みできる春蘭亭である。
縁側に座り庭の景色を眺めながらお茶を頂いた。
ゆったりした時間が流れ、癒される空間だった。
次に訪れたのは春蘭亭の隣にある、「登米懐古園」である。
この建物はオリンピック会場を設計した隈研吾氏が設計した建物で、登米伊達家の鎧や兜、刀剣、絵画など城下町の当時を偲ばせる品々を展示している。
中々見応えが有りました。
展示物の写真は撮れないので、ロビーの写真だけになります。
次に訪れたのは「登米市高倉勝子美術館・桜小路」
ここも写真撮影は駄目で、作品の素晴らしさをお伝え出来ないのが残念です。
岩絵の具を使った日本画ですが従来の日本画とは大きく違い、油絵を連想させる素晴らしい作品が沢山展示されています。
それに、高倉勝子氏の生い立ちから画家になる迄の人生が書かれたノートが館内に置かれていて、それを読むと彼女の人生の歩みの凄さに驚くばかりでした。
次に訪れたのは本格的な能舞台を備え、1996年にオープンした「伝統芸能伝承館・森舞台」。
この建物も若かりし頃の隈研吾氏が設計し、日本建築学会賞を受賞しています。
竹林と大きくそびえる枝垂れ桜との調和が素晴らしい。
舞台と橋掛りの下に置かれている大きな瓶は、足で舞台の床を踏む足拍子の音を響かせるために置いているとの事。
ここで演じられる能舞台を是非見てみたいと思った。
最後に「警察資料館」を訪れた。
留置場が残っていて、そこに入る事も出来る。
留置場から脱走する犯人が写っている。(笑)
ロビーには古い白バイが置かれていたが、バイクマニアには喉から手が出る代物だ!
登米にこれだけ歴史ある建物と資料が残っている事に驚いた。
各資料館では丁寧な説明も頂いた。
その中で古い建物や資料が残っている理由の一つに、登米の閉鎖性を指摘する人が居た。
外部からの変化を望まず変化を受け入れない気質が、結果的に歴史ある建物が残ったと言う。
そして名誉市民が登米に一人も居ない。
それも閉鎖性を象徴していると言う。
歴史あるものが残っている事は素晴らしいと思うが、中々難しい問題である。
今日は登米で一日が終わったが、充実した一日でもあった。