美咲ちゃんちの投稿記録

保育士と3人の育児と中国新聞天風録川柳、ヤングスポットへのコメント、イクちゃんブロガーの取材、3世代新聞投稿の記録

親子で投句「川柳 平番」掲載

2016-09-06 09:00:33 | 川柳「平番」
親子で川柳を投句しています。

掲載された句をご紹介いたします。



「正解のない子育ては難しい」 ママ

「毎日の保育に新しい土産」 ママ


淡路先生からのコメント

前者の句は「正解のない・子育ては・難しい」と区切って読む七五五の句、後者は、「毎日の保育に・新しい土産」と区切って読む九八の句です。句の内容も自分の身近なことを詠まれており、短期間で良くこれだけの川柳の形のバリエーションを取得されたと感じる。


「ソフトボール頑張ってみるやってみる」 長男

淡路先生からのコメント

人間何でもチャレンジです。やってみなくては何も分からないのです。作者は中七・下五の「頑張ってみるやってみる」と前向きに「ソフトボール」に向かっている姿の素晴らしい句だと思います。


「すいかのねたねをのんだらしんじゃうよ」 次女

淡路先生からのコメント

そう言えば、昔、スイカの種を食べて、お腹から芽が出て来るのではないかと心配する子どもの気持ちから書いた絵本を読んだ覚えがあります。でも、スイカの種を食べても死んだりしませんよ。お尻からちゃんと出てきます。


課題吟「ゆっくり」 堀内 けん 選 (広島県)

「ソフトボール頑張った後休むんだ」 長男

「サーカスでゆっくり散歩するキリン」 ママ


宿題「肉」 飛田陽子 選 

「まえばぬけかたいおにくがかめないよ」 次女

「牛肉は歯にはさまって嫌なんだ」 長男

「贅肉を運動せずに落としたい」 ママ


宿題「惣菜一切」 淡路 獏眠 選

「惣菜が安くなるのを待つ勇気」 ママ

「惣菜のコロッケ見るとカゴに入れ」 ママ


あんそろじー郷土誌(中国新聞)

「晴天の入学式に弾む靴」 ママ

川柳を子どもから聞きだすことは大変なことです。

でも、今年の夏休みの宿題が、「575で1行日記を書く」ということだったので助かりました。

「日記借りるね」と言っていい句をメモ。

ジャンルを分けてメールしました。

課題の句は子どもが機嫌がいい時に聞きだします。

川柳で文句も言います。

もっとも効果的なのは独り言のように川柳で思いを伝える。

「音読の声が聞きたくなった夜」とつぶやく。

何度もいろいろな言葉で川柳にすることに集中。

しまいには「どっちの川柳がいいと思う?」とだけ聞く。

そうすると音読を始める長男。

「音読しなさい」と言うよりよっぽど効果的で、血圧もあがりません。






親子で投句「川柳平番」に掲載

2016-08-07 20:12:40 | 川柳「平番」
「川柳平番」に親子で投句しています。



遅くなりましたが、掲載句をご紹介いたします。

近詠淡路獏眠 選

「音楽のことになったら鬼となる」 ママ

淡路先生からのコメント

いつもは優しいお母さんの作者ですが、自分の専門の音楽となると話は別で、一切の妥協を許さない「鬼」となられるのですね。
 
人間誰しも、ここは譲れないという一線を持っているもので、いつもの作者らしくない句が新鮮です。


「へをこいてつかれたという父である」 長男

淡路先生からのコメント

今回の近詠で一番の見付けだと思う句です。お父さんの行動を客観的に詠まれた初めての句ではないでしょうか?上五の行為の理由が中七に詠まれていますが、それは違うだろうという作者の成長を感じさせる句だと思います。


「捻挫してギブスでちょいと背が伸びる」 長女

淡路先生からのコメント

作者は足首のねん挫でギブス生活という不自由を強いられているのですが、ギブスで踵部分を厚くするので、そこを捉えて「ちょいと背が伸びる」と詠まれた所が素晴らしい川柳好きらしい見付けが素敵です。


「おいしいねいちごいちばんすきなんだ」 次女

淡路先生からのコメント

作者の甘いいちごが大好きな気持ちがストレートに伝わってくる素敵な句ですね。


課題吟「花一切」飛田陽子 選(広島県)

「あさがおはむらさきのはなさくといい」 次女

「花の色いっぱいあってきれいだな」 長男

「父育てエヒメアヤメの花談義」 ママ


宿題「番号」若山宗彦 選

「しょうがっこうしゅっせきばんごうわからない」 次女

「番号はいろいろ使えすばらしい」 長男

「ラインでは番号聞かず友達に」 ママ

「番号を呼ぶより名前呼ぶ配慮」 ママ


宿題「重い」淡路獏眠 選

「ボウリングおもいボールはいやなんだ」 次女

「ランドセル帰りはすごい重すぎる」 長男

「重い物持ってと言われる太い腕」 長女

「愛犬が重いと言われダイエット」 ママ

「音楽で重い気持ちを軽くする」 ママ


毎月川柳を親子で投句することはとても大変です。

それは期限ぎりぎりになって「あっ、やってない」と気付くからです。

そうなっても大丈夫なように新しい課題をすぐメモします。

携帯のメモ欄にメモ。

そして、冷蔵庫の横にメモ。

携帯には時間がある時に打ち込んでいきます。

そして、冷蔵庫の横には子どもがつぶやいた時や自分が料理している時など思いついたらすぐメモするためです。

一番大変なのは子どもがいつつぶやくかです。

つぶやかない時は課題をよみあげ、何度もしつこく聞くようになります。

そして、嫌がられます。

だから、なにか初めての経験をした時や感動をしたり、母に感謝した時など川柳を聞き出すチャンスなのです。

そのチャンスをいつもうかがって生活しているわけです。

その生活にも慣れてきました。

どっぷり川柳につかって生活しているように思います。

このたび、長女が捻挫したため、長女にも川柳を詠むように言いました。

いつも私の川柳を聞いてもらって、長女にはいい句を選んでもらっています。


親子で川柳投句「平番」掲載

2016-06-25 14:05:01 | 川柳「平番」
親子で川柳を投句しています。

川柳「平番」に掲載された川柳をご紹介します。



近詠 淡路獏眠 選

「母親は金をかけずにアメとムチ」 ママ

淡路先生からのコメント

子育てに日々奮闘中の作者の生活を垣間見るような句だと思う。子育ては、叱っているだけでも駄目だし、褒めているだけでも駄目、さらにお金も掛けられないから、そこに母親の知恵が働くのだと思います。


「川柳は字余りなんて関係ねぇ」 長男

淡路先生からのコメント

さすが作者です。「字余りは関係ない」と詠んでおられますが、下5の「関係ねぇ」と普通なら「関係ねえ」と字余りになるのですが、そこは、一味も二味も違う作者で、小さい「ぇ(捨て字)」にすることで、字余りにならないように作られているのには驚きました。


「おかあさんやさしいひとがすきなんだ」 次女

淡路先生からのコメント

この句から、お母さんの優しさがすごく伝わってきます。きっと作者もお母さんと同じように優しい人に育っていくことでしょうね。


平番ワンポイントアドバイス淡路獏眠

原 「散歩道野花アップで立ち止まり」 ママ

いつでもブログなどへのネタを探している姿を詠まれた見つけは良いのですが、下5の「立ち止まり」と連用形止めにされているのが気になります。連用形止めですと、続く感じがして下5が軽い感じがしてしまいますので、ここは、「立ち止まる」と終止形で言いきった方が良いと思います。

添 「散歩道野花アップで立ち止まる」


原 「宿題を涙で汚す一年生」 ママ

小学校に入られた子どもさんという着眼点は良いのですが、下の句の「一年生」が六音字で字余りになっています。ここは、「一年生」とは限りませんが「ランドセル」として、「ランドセル」の言葉で、一年生を連想させるようにしたら良いと思います。

添 「宿題を涙で汚すランドセル」


課題吟「元気」 田原 せいけん 選 (佐賀県)

「すきなうたげんきなこえでうたうんだ」 次女

「孫悟空最後の切り札元気玉」 長男

「子どもから元気吸い取り若返る」 ママ


宿題「うきうき」 飛田 陽子 選

「母の日に感謝の手紙開ける時」 ママ

宿題 「頭」 淡路 獏眠 選

「2こむすびかわいいかみにしたいんだ」 次女

「妹の頭の中はクルクルパー」 長男

「頭から食べれば偉くなるししゃも」 ママ

「頭から転ぶ子どもに手の指導」 ママ


番傘各地句報 (4月句会) 森口 美羽 抄

「浮輪乗り広いプールで流れたい」 (小5)長男

「キラキラのみずふうせんがだいすきよ」 (小1)次女

「キラキラの涙浮かべて卒園歌」 ママ


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

今回の7月号に掲載された句は次女が苦戦しました。

次女が「川柳はやりたくない」と言いだしたからです。

そんな時、車で「頭は?」とお題を言うと次女が「わからん」と言い張って、長男が「妹の頭の中はクルクルパー」と言ったのでした。

次女もわざと言わなかったり、言ったりします。

長男は川柳を次女と苦戦していると急に言い始めたりします。

「言いなさい」とせめてもいい句はできません。

考えやすいような環境を作るようにしたり、初めてのことや経験した時に聞くようにしてます。

お母さんも頭をフル回転させて、川柳の投句に取り組んでます。

長男の「川柳は字余りなんて関係ねぇ」と詠みましたが、こんなに先生にほめていただけるなんて思いませんでした。

先生は「ぇ」としたところを褒めてくださっています。

私はこの句を聞いた時、長男は字余りを気にしないで川柳を作っているから作るのが早いのだなあと思いました。

575を気にせずに自由に詠んでもいいと長男は感じているんだと思います。

ワンポイントアドバイスにあるように、字余りは防ぐ方がいいということはよくわかりました。

他の短い言葉に置き換えたりして、字余りを防ぐということはたくさんの言葉を知っていないといけないということです。

川柳は国語の勉強になるなあと思います。

川柳って国語で詳しく習うことはありません。

でも、とても役立つなあと感じることが増えました。

くじけそうなこともありますが、これからも親子でがんばっていこうと思います。



親子で川柳投句「平番」掲載

2016-05-26 16:48:07 | 川柳「平番」
親子で川柳を投句しています。

川柳「平番」の6月号が届きました。



近詠 淡路獏眠 選

「リーダーの思いを酌んで動くサブ」 ママ

淡路先生からのコメント

保育園での先生のチームワークを詠まれた句だと思う。先生は日替わりで、リーダー、サブ、雑と言った役割分担をされていると作者のブログで知ったが、どこの組織も同じで、チームワークとは以心伝心だと言うことをこの句は表していると思う。それがないと上手く組織が動かない。


「おかあさんゆめをおきたらおしえてね」 次女

淡路先生からのコメント

この句は、上五の「おかあさん」を母親に呼びかけていると解釈すると分かり易い。子ども心に母親がどんな夢を見たかというのが気になるのだろう。


「ソフトボールファースト守りプレッシャー」長男

淡路先生からのコメント

ソフトボールで投手、捕手に次いで球の良く来るポジションがファースト(一塁手)だ。その分一瞬たりとも気が抜けないから、作者はすごいプレッシャーを感じているのだ。


課題吟「さわやか」 八木 柳雀 選

「さわやかな気分職場へ行く支度」 ママ

宿題「ポケット」 豊田 芳香 選

「ポケットのスカートきるのだいすきよ」 次女

「コ―チャ―はスプレー入れて一塁へ」 長男

「ポケットにゆっくり進入1歳児」 ママ

「ポケットをつけたカバンに自画自賛」 ママ


宿題「好き」 淡路 獏眠 選

「キラキラのいろんないろのドレスすき」 次女

「おつまみのいかとあたりめ好物だ」 長男

「子育てが好きで就職保育園」 ママ


番傘各地句報(3月句会) 森口 美羽 抄

「なめらかはあまりくわしく分からない」 長男

「なめらかなタッチの響く子守唄」 ママ

「みいちゃんはつくえをふいたことがない」 次女


親子で川柳を投句して、掲載された川柳をご紹介しています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

お題は覚えておいて、長男には「このあたりめ好きなんよ」とつぶやいた時、「他に好きなものはある?」と聞き、「好きで川柳作ってみて」と言いました。

「今回のお題はOOよ」とは言いません。

「分かったじゃあ考えてみるね」なんて言いませんから。

あと、長男がソフトボールで初めてファーストを試合で経験した時、チャンスと思い、すぐ聞いてみたわけです。

子どもの句を作る時は初めての経験をして、感動した時すぐ作るというのがいい句が作れると思います。

私が聞き逃したりするので、メモしているのを見て、また親切にゆっくり言ってくれる時もあります。

次女の場合は本当にそんなことを思える場面に立たないと分かりません。

お題を覚えておいて、そんな場面が来ることを期待しながら、その時に気持ちを聞いて作っています。

私は子育てのことを川柳にしていきたいと思っています。

自分の子どもが大きくなってきて、自分の子どものことを川柳にするよりも職場での感動した場面の句を詠んでいこうと思います。

保育士としての苦しみや喜びなども川柳で表現していきたいです。







川柳「平番」親子で投句掲載

2016-05-03 09:13:10 | 川柳「平番」
親子で川柳を投句していて、掲載された句をご紹介。



平番ワンポイントアドバイス淡路獏眠

原 「卒園で涙が出ると達成感」ママ

「達成感=涙」の見付けは良いのですが、下の句の「達成感」が6音字で字余りになっています。この句の場合は、下の句と中7を入れ替えて、「達成感」に助詞の「に」を加えて7音字にして、中7の「涙が出ると」を「出る涙」として5音時にすると575の定型に収めることができます。

添 「卒園で達成感に出る涙」


原 「取材では店内広く見える写真」ママ

取材の気配りを詠まれたところは良いのですが、下の句の「見える写真」が6音字で字余りになっています。ここは、「写真」の英語の略称の「フォト」を使うと5音時に収めることができます。

添 「取材では店内広く見えるフォト」


課題吟 「咲く」 田岡 弘 選 (香川県)

「チューリップかわいいはながさくといいな」 次女

「現在の置かれた場所で咲く努力」ママ


宿題 「広い」 若山 宗彦 選

「手伝う子広い心で受け入れる」ママ

「ひろいへやおもちゃであそぶだいすきだ」次女


宿題「きらきら」 淡路 獏眠 選

「キラキラはハゲつるピッカそれふつう」 長男

「キラキラのみずふうせんがだいすきよ」次女

「ながれぼしキラキラひかりきれいだね」次女

「キラキラの瞳にあえる読み語り」ママ

「キラキラの涙浮かべて卒園歌」ママ


 番傘各地句報(2月句会)森口 美羽 抄

「いろいろな香りがあると気持ちいい」長男

「れんしゅうはちょっとできるよがんばるよ」次女


川柳瓦版4月号

「はがぬけたぬるぬるのとこちょっとすき」次女

子どもの川柳は発想が豊かでこちらの方がびっくりします。

私もキラキラの心を失わないようにがんばりたいです。