「楽しいXマス同窓会」

　先日、私が勤めていた幼稚園で同窓会があった。毎年、卒園生が小学校一年から六年まで招待される。退職職員も子ども連れで集まる。まずホールに集まり、先生のスライド付きの話を聞き、クリスマスソングを歌う。そして献金、お祈りをする。退職職員が舞台の上で一言話した後、幼稚園の各教室に学年ごとに分かれる。
　教室では現職職員によりお楽しみ会が行われる。各自持参したプレゼントを交換したり、ケーキやジュースを友達と話しながら食べる。そこへ退職職員も行くと、担当していた子はにっこりと笑って声を掛けてくれる。久しぶりに会う卒園生は、成長していて驚きの連続である。
　卒園生を見送った後、退職職員とでカレーライスをいただいた。久しぶりに食べる給食は懐かしく、とてもうれしかった。子どもには手作りのお面をくださり、記念撮影もしてくださった。子どもも大喜びで、親子ともども楽しい一日となった。
　いじめ、自殺問題と暗いニュースがある中、幼稚園の同窓会が子どもたちにとって明るく生きる力となると思った。私自身、子育てをしていてつまづきも多くあるが、同窓会まで頑張ろうと思えた。同窓会の係のお母さま、現職職員、園長先生に感謝しながら来年の同窓会まで頑張っていこう。

　２００６年１２月１９日　中国新聞　広場掲載　みさきっすママ（３２歳）