昨日、南陽高畠近辺をぶらついた後、国道113号線を白石方面に向かって走っていたら、「国見」の案内板が見えたので右折してみた。
もしかしてショートカットできるかもしれんし。
ふ~む、この峠道は羽州街道というのか。初めて知った。
一度近道のつもりで車1台がやっとの狭い県道に入り込んで、対向車が来たらどうすっぺという大変不安な思いをしたことがあった。今回も一抹の不安はあったのだが、杞憂であった。
地震の影響でところどころ崩落しているものの、道は広く綺麗に整備されていて、人家も思いのほか奥まで続いている。
人のいる痕跡というのは結構重要なことで、独りで登山したときはお菓子の包装紙を、山間の細い県道を走っていて人家を見つけた時はホッとしたものだ。
まあ、バイクだったらどうってことはないんだけどね。どこにでももぐりこめるし、どこでもUターンができる。
クルマの場合は脱輪したら一人ではどうにもならない。
で、小坂峠と呼ばれる峠を下っている最中に水が勢いよく噴出しているのを見つけて、慌ててクルマを止めたのであった。
見てみると、ゴボゴボ音を立てながら水を噴き上げている。
ホースとかは見えなかったが、上の方から山水を引っ張ってるのだろうか。
あるいは、水が噴出しているところを綺麗に整備したのかもしれない。
さっそく手ですくって飲んでみたが、清水特有の滑らかさがあって美味いと思った。
コーヒーとかお茶にすると水道水との違いがよく分かる。
ただ、冷たさをさほど感じなかったが、単に気温のせいか。寒くなったもんね。
真夏のクソ暑い時に飲んだら、まさに甘露そのものだと思う。
道路脇のちょっとした発見が嬉しい一日であった。
おしまい。