今月読んだ本
「ヒロポンと特攻」相可文代著 論創社刊
2,000円+税
ヒロポンとはいわゆる覚醒剤の商品名で、特攻とは説明するまでもない。

覚醒剤は昔から日本でも外国でもその副作用は知られていたが、現在のように服用を禁止されていたわけではなく、広く市中に出回っていたとのこと。
軍では長距離の洋上飛行などでパイロットが単調な飛行で眠ってしまうのを防止するために使用することが多かったらしい。編隊飛行で眠ってしまったばかりに僚機を見失い、遭難ということもあったそうな。
この本を読んで時代劇「水戸黄門」で黄門様を演じた俳優の西村晃さんが特攻隊員だったことを初めて知った。

以下は本のごく一部
"映画監督井筒和幸が撮影の合間に西村晃さんから聞いたことを次のように紹介している。
「でもさ、・・・・・・・・・・・」"
戦争経験者、しかも特攻関係者しか知り得ない特攻の生々しい「実相」。
特攻のみならず戦争の「実相」を知る上で参考になる本。
久しぶりに戦争関係の本を読み込んだ。