SENTIMENTAL JAZZ DIARY

感傷的ジャズ日記 ~私のアルバムコレクションから~

SIMPLE ACOUSTIC TRIO 「Habanera」

2007年02月22日 | Piano/keyboard

ポーランドの若手トリオ。デビュー当時は全員10代だったというから、よほど才能とチャンスに恵まれた人たちだ。
事実、アルバムの質はかなり高い。かなり真剣に向き合って聴かないといけないアルバムだ。
マルチン・ヴァシレフスキーのピアノは、ちょっと聴いただけではあまり個性的に感じない。ただ一音一音が際立って美しい。おそらくピアノタッチのせいだ。しかし何度も聴いていると、かなり情熱を内に秘めた人だということがわかるようになる。時折聞こえる唸り声からもそれを感じる。
ただ全体を通して聴くとバランスの取れた音の集合体になり、ある種のコンセプトアルバムのような印象さえ感じる。
その名の通りシンプルで美しいアコースティックなトリオだ。

それにしても世界は広い。様々な国から新しい才能が次から次へと生まれてくる。
ジャズファンとしてはとてもおちおちしていられない。


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3 コメント

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Trioとは違う音? (さはら)
2007-02-25 01:53:27
同じメンバーですが、シンプルアコースティックトリオ名義ではないアルバム「Trio」(ECM)を持っています。これとは違う音のようですね。うーん、ゲットせねば。
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おんなじ音です (ブログ管理人)
2007-02-25 21:40:32
Trioもいいですね。これも好きですよ。
その後、Trio改め、SIMPLE ACOUSTIC TRIOに改名?したのではないでしょうか。何枚か出ていますが、全て水準以上です。
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なるほど (さはら)
2007-02-26 06:11:37
ありがとうございます。あの透明な音は変わらないんですね。ふむふむ。
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