川崎球場の続き。
かつての記憶を辿りながら、グランドの遺構を見ていました。
その中でも、ライトスタンドの上に設置されていたネットの支柱(3本)と、昔のままのレフトポールが当時のままだと認識しました。
このライトスタンド上のネットは、大洋が本拠地時代は「王ネット」(何故かビジターチームの選手)、そしてロッテが本拠地にしてからは暫く「リー・ネット」といわれていました。
画像は、当時のライトスタンド外から見た「リー・ネット」と思われる3本の支柱です。
ちなみに、この支柱の向こう側(かつてのライトスタンドの場所)は改修(改築)工事が始まっており、なんとなく哀れな感じです。
撮影した3本の支柱を(札幌へ戻ってきて)かつての写真資料と比較したら、同じ位置&形状であるので「リー・ネット」で間違いないでしょう。
記憶が確かならば、1980年に張本選手(当時ロッテ所属)が達成した3000安打も、このネットに直撃する大ホームランでした。
また王選手が、1962年に一本足打法にして初めてホームランを放ったのも、ここ川崎球場でライトスタンド中段に叩き込みました。
日本プロ野球史を紐解くと、いろんな場面で川崎球場が歴史の舞台として出てきます。
やはり「10.19」が最も印象深いですね。
試合中継では終わらず、急遽ニュースステーション(テレ朝)の番組冒頭から、現地からの中継に切り替える英断が下され、そのテレビ映像を食い入るように見ていました。
ちなみに「10.19」とは、1988年10月19日に川崎球場でダブルヘッダーにより行われたプロ野球パ・リーグのロッテオリオンズvs近鉄バファローズの試合で、近鉄がダブルヘッダーに連勝すれば、近鉄のパ・リーグ優勝が決定し、近鉄が1つでも敗れるか引き分けるかで西武ライオンズの優勝が決定するという状況のもと、第2試合途中に近鉄の勝ちが事実上消滅した時点で、西武の優勝が確定した。
試合が行われた川崎球場は満員となり、第2試合途中から急遽全国的にテレビ中継放送され、物凄い視聴率を記録しました。
2010年に日本野球機構が行った「最高の試合」「名勝負・名場面」調査(※)では、監督およびコーチ、報道関係者の両者が「最高の試合」の第2位にこの試合を選んでいる。
※「最高の試合」の第1位は「10.8」(1994年10月8日、中日vs巨人)、「名勝負・名場面」の第1位は、2009年10月21日、北海道日本ハムvs東北楽天=クライマックスシリーズでのスレッジによる逆転サヨナラ満塁ホームランが選ばれています。
2年後には大改装され、富士見公園長方形競技場という名のアメフト場(東日本のアメフトの拠点としての位置づけらしい)として使われることが決まり、川崎球場の面影はほぼ無くなります。
間違いなく、川崎球場は日本スポーツ歴史遺産の1つといえます。
あと2年ほどで跡形なく、見られなくなると思うと、残念でなりません。
かつての記憶を辿りながら、グランドの遺構を見ていました。
その中でも、ライトスタンドの上に設置されていたネットの支柱(3本)と、昔のままのレフトポールが当時のままだと認識しました。
このライトスタンド上のネットは、大洋が本拠地時代は「王ネット」(何故かビジターチームの選手)、そしてロッテが本拠地にしてからは暫く「リー・ネット」といわれていました。
画像は、当時のライトスタンド外から見た「リー・ネット」と思われる3本の支柱です。
ちなみに、この支柱の向こう側(かつてのライトスタンドの場所)は改修(改築)工事が始まっており、なんとなく哀れな感じです。
撮影した3本の支柱を(札幌へ戻ってきて)かつての写真資料と比較したら、同じ位置&形状であるので「リー・ネット」で間違いないでしょう。
記憶が確かならば、1980年に張本選手(当時ロッテ所属)が達成した3000安打も、このネットに直撃する大ホームランでした。
また王選手が、1962年に一本足打法にして初めてホームランを放ったのも、ここ川崎球場でライトスタンド中段に叩き込みました。
日本プロ野球史を紐解くと、いろんな場面で川崎球場が歴史の舞台として出てきます。
やはり「10.19」が最も印象深いですね。
試合中継では終わらず、急遽ニュースステーション(テレ朝)の番組冒頭から、現地からの中継に切り替える英断が下され、そのテレビ映像を食い入るように見ていました。
ちなみに「10.19」とは、1988年10月19日に川崎球場でダブルヘッダーにより行われたプロ野球パ・リーグのロッテオリオンズvs近鉄バファローズの試合で、近鉄がダブルヘッダーに連勝すれば、近鉄のパ・リーグ優勝が決定し、近鉄が1つでも敗れるか引き分けるかで西武ライオンズの優勝が決定するという状況のもと、第2試合途中に近鉄の勝ちが事実上消滅した時点で、西武の優勝が確定した。
試合が行われた川崎球場は満員となり、第2試合途中から急遽全国的にテレビ中継放送され、物凄い視聴率を記録しました。
2010年に日本野球機構が行った「最高の試合」「名勝負・名場面」調査(※)では、監督およびコーチ、報道関係者の両者が「最高の試合」の第2位にこの試合を選んでいる。
※「最高の試合」の第1位は「10.8」(1994年10月8日、中日vs巨人)、「名勝負・名場面」の第1位は、2009年10月21日、北海道日本ハムvs東北楽天=クライマックスシリーズでのスレッジによる逆転サヨナラ満塁ホームランが選ばれています。
2年後には大改装され、富士見公園長方形競技場という名のアメフト場(東日本のアメフトの拠点としての位置づけらしい)として使われることが決まり、川崎球場の面影はほぼ無くなります。
間違いなく、川崎球場は日本スポーツ歴史遺産の1つといえます。
あと2年ほどで跡形なく、見られなくなると思うと、残念でなりません。