素直で静かな佇まいの茶碗です。
古萩のなかで、最も初期は井戸手といわれていますが、この茶碗も井戸脇の趣があります。
見込みは目跡が5つあり、高台の内と外まわりがカイラギ状になっています。
高台は渦巻き型に削りだされ、「兜巾高台」になっています。
鉄分の多い陶土で、今まで手にした古萩と比べても、ずっしりした重さがあります。
長年使われてきた伝世の茶碗ですが、ほぼ無傷の状態です。
古い保存箱が付きますが、箱書きはありません。
(口径 16センチ、高さ 5,5センチ、高台径 約5,5センチ)
<売約済みになりました>