buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

はい、ボクが行きます

2009年09月08日 | おもちゃ箱

次男が髪の毛を逆立てている

髪を逆立てると、額にある2センチほどの傷が見える。

小学生の時、旅行で行った式根島でつけた傷だ。
サイクリングで小さな島を一周しているとき、仮面ライダーの気分になった次男は
坂道カーブを曲がりきれず壁に激突、実は頭蓋骨が見えるくらいの傷で、血だらけになった。
まあ、実際にはたいしたことがなかったのだが、
その時は、島にいる東京の大学病院の若い当番医(1ヶ月に一度ぐらいで変わる)が
焦って「ヘリコプターで東京に運びましょう」と私たち家族に言った。

その後、時間が経つに連れて、次男がみるみる元気になるとは、、思ってもみなかった私たちは
医者の言葉を聞いて青ざめた。
(結局はヘリコプターに乗るまでもなく、血が止まり、頭を包帯でぐるぐる巻いて、船で帰ったのだが)

その『ヘリコプター』の話が出た瞬間、
中学生だった長男がいきなり一歩前に出て

『はい、ボクが弟と一緒にヘリコプターで行きます』と言った。

あまりにもタイミングのよい受け答え、、、。

母である私でなくとも、そこにいたみんなが長男の魂胆みえみえの発言に
驚いた。(可笑しかった)
もちろん彼は弟のことがそんなに気になっていたのではない。
ただ、「やったー!ヘリコプターに乗れる」と単純に考え、『ボクが行きます』という
積極的な発言に至ったのだ。

笑える、、超単純でお気楽な人間である。

その長男のお気楽さは大学生になった今も変わらない。
この厳しいご時世を「適当に」泳いでいる。
長男も次男も将来どうしようと考えているのか、皆目分からない。

でも、時にその何も考えていないお気楽さに、呆れながらも本当に癒される。

動画は長男のマジック

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