buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

職員室文化

2009年09月21日 | お仕事いろいろ

友人から日本語教師を辞める、というメールをもらいました。
外国人と接するのが大好き、欧米にあこがれて日本語教師になったのに。

日本語教師になる動機は十分です。
そんなものです、みんな最初は。
でも、そのあとの広がりはすごかった、、、。
外国人学生の日本語教育にそれこそ情熱を注いでいたのです。

どうやら日本語学校の中の人間関係に疲れ、グループ間のいざこざにはまったようですが、、
それは私の想像の範囲、、、。
もっと早く相談してくれればよかったのに。
私に手伝えることは少ないけれど、何かおしゃべりしていて、いい案が浮かぶかもしれなかったから。

このように、もう何人の教師が学校を去っていったのでしょうか。
ある人はどうしても生活が立ち行かなかった、、
土日も他のアルバイトをしていて、結局派遣の仕事に転職しました。
ある人は専任や経営陣と合わなくて、、、

以前在籍した日本語学校の校長、A先生が学校には先生たちの『職員室文化』というものがある、
時にすごいプラスのパワーを発揮するけれど、
先生たちの負のエネルギーが爆発してしまった時には
学校が分裂するほどの破壊力がある、、、と言っていました。

今いる科を立ち上げたとき、教室も職員室もオープンにしてしまいました。
教室を誰が見学しても参加してもOK
そのような授業をしてください、そのような授業ができる人を採用します、、、
やりたい授業をやってみてください、アイデア大歓迎!
なんて、大上段に構えて言ってしまいました。

実は前の学校でA校長に『責任は私がとります、だから好きなようにやってみてください』
と言われたことがありました。
背中を押された感じ。
すごく嬉しかったことを覚えています。

私はその校長先生のようなことが完全には言えない立場です。
なぜなら、(言い訳になるけれど)私は組織に属しているから、、
校長先生は自分の経営する学校でした。
それでも、できる限りプラスのエネルギーが発揮できる職員室の環境を作るのが
私のやるべきことのひとつだと思っています。

友人は、これからどうするのでしょうか、、、。
しばらく休む、と言っていました。
心配です。

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写真は『オープンな教室』






始まりはささいなこと

2009年09月21日 | 本・映画・音楽・美術のページ

映画『20世紀少年最終章ぼくらの旗』を見てきました。
第1部は劇場で、2部はテレビ放映されたものを、3部は劇場です。
原作のマンガを読んだことはありませんが、、、

事件の始まりは、ほんのささいなこと、、、
それがある人にとっては大きな分岐点だったり、障害になったり
ある時は大きなエネルギーを作り出したり。

人は複雑です。
映画の登場人物にもまして、私は複雑な人間だな~って思うけれど、、、
私だけそう思っているのでしょうかね~、、、。

映画は2時間45分。
よかった~と思うのですが、その長さにちょっぴり疲れました。

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