友人から日本語教師を辞める、というメールをもらいました。
外国人と接するのが大好き、欧米にあこがれて日本語教師になったのに。
日本語教師になる動機は十分です。
そんなものです、みんな最初は。
でも、そのあとの広がりはすごかった、、、。
外国人学生の日本語教育にそれこそ情熱を注いでいたのです。
どうやら日本語学校の中の人間関係に疲れ、グループ間のいざこざにはまったようですが、、
それは私の想像の範囲、、、。
もっと早く相談してくれればよかったのに。
私に手伝えることは少ないけれど、何かおしゃべりしていて、いい案が浮かぶかもしれなかったから。
このように、もう何人の教師が学校を去っていったのでしょうか。
ある人はどうしても生活が立ち行かなかった、、
土日も他のアルバイトをしていて、結局派遣の仕事に転職しました。
ある人は専任や経営陣と合わなくて、、、
以前在籍した日本語学校の校長、A先生が学校には先生たちの『職員室文化』というものがある、
時にすごいプラスのパワーを発揮するけれど、
先生たちの負のエネルギーが爆発してしまった時には
学校が分裂するほどの破壊力がある、、、と言っていました。
今いる科を立ち上げたとき、教室も職員室もオープンにしてしまいました。
教室を誰が見学しても参加してもOK
そのような授業をしてください、そのような授業ができる人を採用します、、、
やりたい授業をやってみてください、アイデア大歓迎!
なんて、大上段に構えて言ってしまいました。
実は前の学校でA校長に『責任は私がとります、だから好きなようにやってみてください』
と言われたことがありました。
背中を押された感じ。
すごく嬉しかったことを覚えています。
私はその校長先生のようなことが完全には言えない立場です。
なぜなら、(言い訳になるけれど)私は組織に属しているから、、
校長先生は自分の経営する学校でした。
それでも、できる限りプラスのエネルギーが発揮できる職員室の環境を作るのが
私のやるべきことのひとつだと思っています。
友人は、これからどうするのでしょうか、、、。
しばらく休む、と言っていました。
心配です。
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写真は『オープンな教室』