buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

がんばれ、東京オリンピック

2009年09月17日 | 旅のお話

がんばれ、東京オリンピック

『東京オリンピック』を絶対に誘致してくださいね、、、、と
韓国のJ日本語学院の院長先生に檄を飛ばされました。

東京にオリンピックがやってくれば、
韓国にも日本語を媒介にした雇用が生まれる、
それが一時的であってもいいのだ! というのです。

『それにしても東京人のオリンピックに対する関心のなさ』が心配、とのこと。
確かに私の周りでも全然盛り上がっていません。

地球の裏側のリオデジャネイロに持っていかれるより、
東京で開催した方が絶対に経済効果が高い、とJ日本語学院の院長先生。
『先生も、いろいろな方に東京オリンピックを宣伝してくださいね。』と
ソウルでだめ押しされました。

昔、東洋の魔女が金メダルを取る瞬間
私の母がもうお布団で寝ていた、子どもの私を起こし、
「ほら、見ておきなさい。オリンピックで日本人が金メダルをとるところよ」と
テレビの前に座らせたのを思い出しました。
その頃の盛り上がりは、確かに感じられませんよね。

でも、考えてみれば
私たちの学校の通訳翻訳を専攻する韓国人にとっても、東京オリンピック開催は
チャンスかもしれません。

明日から、職場の先生たちにJ学院の院長先生のお話を伝えていくことにします。
がんばれ、東京オリンピック!です

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写真は東京代々木公園の1964年東京オリンピック当時の選手宿舎跡。



近くて近い国、韓国出張

2009年09月17日 | 旅のお話
昨日の夜、韓国出張から帰国しました。

今回は韓国での学生募集活動と模擬授業が出張の目的でした。

韓国ソウルの大手の日本語学院で
模擬授業に参加してくれた日本への留学希望者の学生たちと話をしました。
彼らが日本へ来たい理由はどうやら3つに分かれるようです。

まず
『就職をしたい・就職のチャンスをつかみたい』という人が5分の3ほど。
韓国は日本以上に就職難。
もちろん選ばなければ仕事はある、ということですが、
日本語も上級レベル以上の参加者たちは
どうにか日本語を使って、日系企業、日本企業に就職したいと思っているようです。
でも日本の現状はどうでしょうか、、、。
今は語学だけができても、それは普通。
企業から求められる『雇われ得る能力』が日本人と同じように韓国人にも必要とされているのです。

次に
『日本の音楽(ビジュアル系)が好き・アニメが好き・ファッションが好き
だから、日本に行きたい』という人が5分の1
未だに海外で人気の高い「XーJAPAN」
香港、イギリス、フランス、オーストラリア、アメリカ、韓国と私の学生にも「XーJAPAN」が好きで
日本に留学した人たちがたくさんいます。
侮れないビジュアル系です。

最後に
『純粋に小説の翻訳・通訳にないたい』という人が5分の1ぐらいでした。

韓国にはインターネット上に日本の小説を自由に翻訳して投稿する、というサイトがあり
人気だそうです。
ちょっとだけ趣味程度に翻訳するのは、大丈夫ですが、
仕事にするには需要が少な過ぎ、翻訳者は多過ぎます。
激しい競争が起こっています。
それを説明会ではっきり言ってしまうと、『夢が打ち砕かれてしまう』ので
『すごい努力が必要』と話しておきました。
結局は自分の努力の問題です。

3つのグループとも『これから自分は何をしたいのか、そのためにはどうすればいいのか』
ということを考える『キャリア』の視点が必要だと思います。
留学は高い授業料を払い、家族にも負担をかける自己投資です。
やっぱり慎重に将来を見つめ、決めてほしいと思います。

ところで、今回、参加してくれた学生たちの共通点は、みんな『日本が大好き』
そして『日本に期待』している、ということです。
嬉しいことですよね。

東京羽田空港からソウル金浦空港までは2時間前後。
飛行距離は変わりませんが、気持ちはグッと近くなった韓国、
そんなふうに今回は感じました。

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写真はインサドンのお茶屋さん
みどりがいっぱいで、いい感じです