buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

教室の中のアジア

2009年09月20日 | 授業
教室の中にはアジア人がたくさんいます。
まじめで気のいい人たち、日本語も日本での就職を目指す人たちですから上級超級レベルです。

でも、ちょっと油断をすると、日本に留学しているにもかかわらず
教室の中は小さなアジア(母国)になってしまいます。
つまり、誰もが自分の母語を話し始めてしまうってことです。

母語は『速く深く』コミュニケーションが取れ、便利だからです。
ちょっとだけの油断は積み重なると大きなマイナスになってきます。
せっかく日本に留学しているのに、日本語をほとんど使わない、という環境ができあがっていきます。

こんなことを少しでもなくそうと
4年前から大学で日本語教育を専攻する学生たちに『サポーター』として
クラスに参加してもらっています。
時に、ファシリテーター、リーダー、時に教師のアシスタント、グループワークではメンバーであり
クラスのクッション役です。
年間を通して40名以上を受け入れています。
教室環境の改善は教師の役割ですが、それをどう活用するかは学生たちの問題。
また、教育実習生にとっては現場でどう学ぶか、それは私たちが手取り足取り教えるものではなく
基本的には教育実習生自身の問題です。
ただ、どこかに互恵性があるのか、学生にも教育実習生にも概ね満足を得ています。
(↑よかった~!)

最近中国への出張はめっきり減りました。
前回、中国語で話していたら、現地の担当者に『日本語で話しましょう!もっと深く話せるから』なんて
言われてしまいました!
『すみませ~ん、じゃ、そうしてください』
恥ずかしいけれど、便利で早い、、、
あ~、学生に言っていることと自分のやっていることが矛盾している~、、、

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