えーと、これどこで買ったのかなあ。
百万遍知恩寺の夏の古本市かなんかで、500円均一の箱に
入っていたような。
いまは、折口信夫の全集は中公文庫で、固めの装幀だけど
この伊原宇三郎という未知のデザイナーの粋さには驚いた。
日本の伝統的な縞柄を、モダンにアレンジして、端正。
銀ねずのような伝統色も渋い。
昭和三十年、印刷発行 と記されている。
こんな全集ができて、死んでいけたらいいなと思う。
装幀って、本の骨格だし、見た目としては唯一の情報だしね。
中身が、本文で、血だろうけど
考え方によっては、
物としての本ならば、装幀は、血でもあり骨でもあり皮膚でもある。
本文によって、立ちのぼる意味やメタファーなどの目に見えない
内容が大事とつい思ってしまいがちだけど、
その目に見えない、意味やメタファーも
目に見えるようにしてしまう
もうひとつの作品世界だと思う。
けっして二次的なものじゃない。
本そのものでもある。
百万遍知恩寺の夏の古本市かなんかで、500円均一の箱に
入っていたような。
いまは、折口信夫の全集は中公文庫で、固めの装幀だけど
この伊原宇三郎という未知のデザイナーの粋さには驚いた。
日本の伝統的な縞柄を、モダンにアレンジして、端正。
銀ねずのような伝統色も渋い。
昭和三十年、印刷発行 と記されている。
こんな全集ができて、死んでいけたらいいなと思う。
装幀って、本の骨格だし、見た目としては唯一の情報だしね。
中身が、本文で、血だろうけど
考え方によっては、
物としての本ならば、装幀は、血でもあり骨でもあり皮膚でもある。
本文によって、立ちのぼる意味やメタファーなどの目に見えない
内容が大事とつい思ってしまいがちだけど、
その目に見えない、意味やメタファーも
目に見えるようにしてしまう
もうひとつの作品世界だと思う。
けっして二次的なものじゃない。
本そのものでもある。