・・・・・芸術の秋

・・・・・味、香り、感触、色、雰囲気など、五感をつかって愉しむお茶だって、芸術です。きまりなど、ありません。飲んで愉しむ事も、そうですが、綺麗な美味しいお茶をつくることも芸術です。お茶は人々を幸せな気分にさせる、素晴しい作品ですよね。

ところで、昨夜は、アンジュにて、去年に引き続き、王さんの二胡のコンサートがありました。『二胡と月とお菓子の会』という事で、私は、お茶を担当させて戴きました。
雨まじりの中での、二胡の澄んだ音色は、目を閉じて聞いていると、ふと、台湾の陽明山で見た月を思い出しました。
何年か前に、陽明山の、あたりは真っ暗の茶芸館で、キラキラ光る大きな月を見ながら、お茶を愉しんだときの事が、甦ってきました。その時は、まるで時間が止まっているように感じました。

偶然にも王さんと私のお茶屋さんのお友達が同級生だったのです。これも、何かのご縁なのですねー。

もうひとつ。少し前に、近代美術館で「パウル・クレー展」を観てきました。最近、平山さんの「色講座」に参加させて戴いてから、興味を持つようになりました。線、色彩、光、動き、など、久しぶりに、ゆっくりと観覧しました。うれしい気持ちになったり、悲しいきもちになったり、ついつい集中して観てしまいました。

これから、知人の個展も観に行く予定。まだまだ芸術の秋はつづきます・・・・・。



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