Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

突っ走り系サルサ。

2005-08-23 23:17:57 | Salsa / New York Latin
ロベルト・ロエーナ(Roberto Roena)
「Roberto Roena Y Su Apollo Sound 4」(1972)

70年代のサルサが実に強力だったと言う事を証明するかのような一枚ッス。
熱くて、クサくて、ハイ・テンションで、楽しくて、哀しくて、美してくて、しつこくて、馬鹿馬鹿しいという、「サルサ」の見本みたいです。
この頃のロベルト・ロエーナは、オシャレ系サルサには見向きもせず(というか、この頃まだ、オシャレ系サルサはあんまりないが・・・)、「粋」という方向に多少は寄るが、それでも熱い方向に突っ走る姿がカッコいい・・・。

アレンジやアンサンブルはその後に比べるとオーソドックス。
ファズ・ギターが炸裂したりする事もないが、やはり強烈。力強い一枚。
冒頭の「Con Los Pobres Estoy」のイントロの、ゴリゴリしたピアノと、突き上げるトランペット。切れ味バツグン、ではナイ。ちょっとぐらい切れが悪くても力で切り裂く、くらいのとんでもない勢い。
ワタシがサルサを聴き始めた頃に、特に強烈な印象を受けた一枚の、その冒頭のナンバーなので個人的思い入れもアリマスが、その後、何百枚かのサルサを聴いた後でも、やっぱ、これは強力。コーフンするもん。

ジャケもまた、ニューヨリカン&プエルトリカンのパワーを感じずにいられない。
このジャケから受ける期待に違わない素晴らしいサルサでゴザイマス。
是非、手にした上で、レジまで突っ走って頂きたい。
ボレロもいいぜよ。
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2 コメント

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カウベル大好き (きむらけん)
2005-08-26 21:00:14
ども、、音の感覚がかなり近そうなので、つい書きました。



この人は誰だか知りませんが、サルサなどでここ一発で使う「カウベル」の乾いて突き抜けた明るい音が大好きな還暦まじかのおじさんです。もちろんオイ・コモ・ヴァ大好き。クラシック出身の嫁さんには全く理解されませんが、息子はサンタナのCD取り合う仲で、家族内で理解を得られています。はい。



私はカルロスと同年代ですが、彼ははっきり言ってウッドストックから「スーパーナチュラル」が出るまで、商業的ヒットがなく、実に苦労したはず。でも私はハバナムーンも大好きで、特に最後のマリオニッチのお父さんの歌は泣かせる。中年の☆です。



Blogでいろんな人に会えるのは楽しいです。



では、
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Unknown (bugalu)
2005-08-27 00:08:48
やはり、人生はラテンです。

きむらけんさん、ご来訪、歓迎致します。

なお、ワタシも、菊水がダイスキでございます。

あそこの蔵は、先進的でもあるんですよね。

早くからコンピュータ制御取り入れたりして。

進取の気性と伝統の重んじるココロの両方があるのは、サンタナと共通していると思います。



あ、サンタナ、80年代の最初の方で、大ヒット飛ばしてますよ!700万枚売れたっていうアルバムがあるじゃないっすか!(微妙に印象ウスイですけど)
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