Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

フィリー・ジョーの小型ビッグ・バンド編成の。

2006-11-19 20:03:32 | Jazz / Cross Over
フィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)
『Drums Around The World』(1959)

小型ビッグ・バンド編成でお送りする、スんバラシイ一枚。

え~、当ブログは時々、実用性を考慮しますので、今日は珍しく、パーソネルなんぞ書いてしまいましょう。

Lee Morgan - tp
Blue Mitchell - tp
Curtis Fuller - tb
Herbie Mann - fl,picc
Cannonball Adderley - as
Benny Golson - ts
Sahib Shihab - bs
Wynton Kelly - p
Sam Jones - b
Gimmy Garrison - b
Philly Joe Jones - ds

Recorded In New York City; May 1959

ハイ。
素晴らしい豪華な取り揃えでゴザイマスね。
しかも、派手派手方面と渋い方面が絶妙に混じってるメンツだべ。
そういうコトでして、ワタシとしては、フィリー・ジョーを聴きたくて買ったと言うより、この時期のこのメンツで、悪ぃ訳がナイ!と思って買ったんですね。多分。(当然、忘却の彼方ですが・・・)
モチロン、内容は期待通りでしたゼ。

編成的には、ビッグ・バンド崩れな編成で人数が多いし、フィリー・ジョーのリーダー作だから、ドラム・ソロも多いので(コレがまた非常にカッコよろし)、この素ン晴らしいメンツも、各人のソロのスペースって、そんなに多くないんですが、さすがに、それぞれが実力を発揮されてマスな~。ベニー・ゴルソンのソロも、珍しく(失礼)まとまってる気がしますしナ~。

中でも、キャノンボールのアルトは素晴らしいデスなぁ。
ツヤがあって、スピード感があって、スリルがあってサ。
改めてキャノンボールにハマりそうな予感。(しかし、予感は有っても、予算は無い。)

そして、主役の、フィリー・ジョーですが、このオッサンのドラムって、シャキシャキしてて、やっぱ最高ッすね。特に、裏に打ち込むスネアが気持ちエエですワ~。鳴りもイイもんな~。
しかし、このオッサンのスネアって、どうして、こうも活きたビートを生み出せるんでしょうね~。スゲェっす。
このアルバムだと、例えば、一曲目の冒頭のスネア二発だけで、既に素ン晴らしいビートが生まれてマスね。スゲェっす。

それから、ジャケットは、例のドラキュラのと違って、まともデスね。
そこも、良かった。

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4 コメント

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Unknown (京都人)
2006-11-20 20:45:03
「名盤」じゃないかもしれませんが、楽しい一枚ですね。
1曲目のモーガン、2曲目のミッチェルのソロはそれぞれの持ち味がよく出ていて
良い感じ。キャノンボールの快調ぶりも耳に残ります。
ハード・バップ期のドラマーでは、私はやはりフィリー・ジョーが一番好きです。
彼が一人加わるだけで、セッションのテンションがグッと上がるような気がします。

「Blues for Dracula」も、1曲目の悪ノリさえ許容できれば、あれはあれで
良いアルバムですけどね。(^^ゞ
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Unknown (bugalu)
2006-11-23 09:39:37
京都人さん

フィリー・ジョーのドラム、確かに、セッションのテンションが上がる感じがしますね~。マイルスがフィリー・ジョーを気に入ってたのも、なんか良く分かりますね。

『Blues For Dracula』は、私も案外と好きだったりします
返信する
すっごい! (cocoa tea)
2006-11-27 21:41:38
こんなメンバーが、
一度に集まったなんて...
すっごい!!
こっそり見ておきたかった(*^。^*)

G.エバンスのバンドのように、
円形になって録音したのかなぁ。

実はあのスタイルに憧れています☆
微妙な距離とかエアとかも感じて。
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Unknown (bugalu)
2006-11-28 20:46:47
cocoa teaさん。

やっぱり、すっごいメンツと思われますでしょ。
ワタシもそうだったんで、買ったんです。(多分)
確かに、こっそり見たかったですね!

円形かは分かりませんけど、ベニー・ゴルソンが、ゴルソン・ハーモニーをキレイに録る為の工夫って、なんかやったかもしれないデスね。
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