Pa'Lante!(パランテ!)

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Kenny Clarke-Francy Boland 『More Smiles』(1969)

2007-06-16 09:28:34 | Jazz / Cross Over
ケニー・クラーク=フランシー・ボラーン・ビッグ・バンド(Kenny Clarke-Francy Boland Big Band)
『More Smiles』(1969)

あー、まずは身もフタもナイ事を言っておきますがね、ワタシはこのビッグ・バンドが好きなのですが、「オレ、クラーク=ボラーン・ビッグ・バンド、好きなんスよ」って言うと、「お、コイツ、分かってるな」と思われそうなトコロも含めて好きナンですよ。ハイ、蓋、ナイですね。

さて、ジャケット。
とんでもなくオドロオドロしいですね。
なんか、血の匂いがしますね。

でも、内容。
別に、オドロオドロしくないです。
アルバム・タイトルも、『More Smiles』だし、曲目的にもスタンダード集だし。

で、演奏レベルとアレンジは、このバンドですから、当然、スタンダード(標準)・レベルではナイ。実に、カッコいい。

冒頭の「Johnny One Note」。
ボラーンのピアノが低域をグワ~ン、ゴワーン。
イキナリの蹴り上げダッシュで急加速。
続いて、ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)のテナーによるテーマと、すぐに続く短めのソロ。「型にとらわれずにアグレッシブに踊りまくる」、そういう印象のスゲぇソロ。かな~りエキサイティング。中盤から後半に掛けては、セクションでのテーマのヴァリエ。畳み掛けまくる、ホーンの洪水。次から次とスッゲェ勢いで支流が流れ込んで来る。どんどん分厚くなる。それでも、全く鈍重にはならない。裏、裏、裏と打ち込むスネアが効いている。
それにしても、編成的には、特別に分厚い訳ではないのに(4tp,3tb,5sax)、なんでしょうか、この分厚さは?しかも分厚いのにスピード感が凄い。
もしかすると、ツイン・ドラムの効用かもしらんデスね。
ツイン・ドラムって、イメージと違って、音楽に重量を増す訳ではナイから。(むしろ逆。)

と、ココまで書いて時間がなくなったので、あとは略!

ま、とにかくオススメの一枚ではアリマス。

「All Through The Night」の終盤のソリでのセクションとドラムの絡みとか、他にもエキサイティングな場面、ホントに満載よ!

聴くべし!

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