イーグルス(Eagles)
『One Of These Nights』(1975)
ドン・フェルダー(Don Felder)は実に良いギタリストであったなぁ、と言う事を実感する為のアルバムでもアリマス。
アタクシ、実はロック・ギタリストでは、何を隠そう、ドン・フェルダーが一番好きなんデス。あの、グルーヴの太さは、案外、他のギタリストにはナイんですよね。太い音で、豪快に、しかし、それなのに正確で、しかも甘いトーンを持ったギター。ナカナカ居ねェんですよね、そんなヤツ。
ナニゲに、このオッサンは至宝野郎なんだと思いマスよ。
一番右がフェルダーのオッサン。目つきの悪さも国宝級。
さて、そのフェルダーおっさんデスが、奏法面での特徴としては、伊藤銀次が指摘していたように、一音半のチョーキングの多用が個性だったりします。で、そのチョーキングは、ターゲットとしたピッチ(音程)に達するスピードの速さと、そのピッチの正確さでは、このヒトに比肩しうるギタリストをワタシは知らない。豪快なのに緻密にグルーヴする、そのサウンドのポイントはこのチョーキングの個性にあると思うんデスが、ギタリスト諸君よ、どう思いますか?
そして、緻密なグルーヴの、もう一つのポイントは、正確な角度によるピッキングだからこそ可能になる、全く痩せない音。音がブレない。どっしりとしたグルーヴ。実に、スゲェ強ぇデスよ、コノおっさん。
と、そんなサウンドを、要して言うと、「キレまみれなのにコクまみれ」のギターって感じでしょうか。
さて、音色もブレないし、ピッチもブレないンだからして、このオッサンはツインリードとかそう言う方向には、究極に最適なギタリストでもあるんですよね。そういう意味で、「Hotel California」の、あのツインリードの名演は、このオッサンの個性というか才能無しでは、有り得なかったンだと思います。(ジョー・ウォルシュのギターだけじゃ、ギラつきはあっても、あの太い美しさは出ないですモンね。グレン・フライのギターじゃ細過ぎるし。)
左がフェルダーのオッサン。右がウォルシュ。
激しそうな顔で激しくないギターソロを弾くヤツらダ!
とにかく、ドン・フェルダーというオッサンは、そんなに知名度はないですが、実は、スゲェ、オッサンなんですよ。
で、その証拠のギターソロは、このアルバムだと、1曲目、タイトル曲「One Of These Nights」のソロとか、2曲目の「Too Many Hands」の、グレン・フライとの掛け合いのソロとかで聴けます。(後者でのランディ・マイズナーのボーカルも、また相当な聴き物デス)
それから、8曲目の「After The Thrill Is Gone」の超絶な美しい音色のソロ!!!歪み系ギターの音色の美しさとしては、カルロス・サンタナやラリー・カールトンをも超える特筆すべきモノがあると思いますよ。
是非とも堪能して頂きとう御座居マス。
ちなみに、あの「Hotel California」は元々はこのオッサンが書いた曲を膨らませて出来た曲。そう言う意味でも、このオッサンは後期イーグルスには欠かせない存在だったンですよね。
それなのに、どうもグレン・フライとは馬が合わないのか、再犯、モトイ、再結成後も、あっさりクビになったり、その逆に"イーグルス"を訴えたりしてて、人騒がせなオッサンでもあるんですね。イーグルスへの復帰は、まぁ、ナイでしょうね~。いや~、マイッタ。
フェルダーのオッサンよ、「Hotel California」の印税があれば人生安泰なのかも知れんけどサ、もう少し世の中に出て来てギターを聴かせてくれ!
本日は以上デス!
ぢゃ!
『One Of These Nights』(1975)
ドン・フェルダー(Don Felder)は実に良いギタリストであったなぁ、と言う事を実感する為のアルバムでもアリマス。
アタクシ、実はロック・ギタリストでは、何を隠そう、ドン・フェルダーが一番好きなんデス。あの、グルーヴの太さは、案外、他のギタリストにはナイんですよね。太い音で、豪快に、しかし、それなのに正確で、しかも甘いトーンを持ったギター。ナカナカ居ねェんですよね、そんなヤツ。
ナニゲに、このオッサンは至宝野郎なんだと思いマスよ。
一番右がフェルダーのオッサン。目つきの悪さも国宝級。
さて、そのフェルダーおっさんデスが、奏法面での特徴としては、伊藤銀次が指摘していたように、一音半のチョーキングの多用が個性だったりします。で、そのチョーキングは、ターゲットとしたピッチ(音程)に達するスピードの速さと、そのピッチの正確さでは、このヒトに比肩しうるギタリストをワタシは知らない。豪快なのに緻密にグルーヴする、そのサウンドのポイントはこのチョーキングの個性にあると思うんデスが、ギタリスト諸君よ、どう思いますか?
そして、緻密なグルーヴの、もう一つのポイントは、正確な角度によるピッキングだからこそ可能になる、全く痩せない音。音がブレない。どっしりとしたグルーヴ。実に、スゲェ強ぇデスよ、コノおっさん。
と、そんなサウンドを、要して言うと、「キレまみれなのにコクまみれ」のギターって感じでしょうか。
さて、音色もブレないし、ピッチもブレないンだからして、このオッサンはツインリードとかそう言う方向には、究極に最適なギタリストでもあるんですよね。そういう意味で、「Hotel California」の、あのツインリードの名演は、このオッサンの個性というか才能無しでは、有り得なかったンだと思います。(ジョー・ウォルシュのギターだけじゃ、ギラつきはあっても、あの太い美しさは出ないですモンね。グレン・フライのギターじゃ細過ぎるし。)
左がフェルダーのオッサン。右がウォルシュ。
激しそうな顔で激しくないギターソロを弾くヤツらダ!
とにかく、ドン・フェルダーというオッサンは、そんなに知名度はないですが、実は、スゲェ、オッサンなんですよ。
で、その証拠のギターソロは、このアルバムだと、1曲目、タイトル曲「One Of These Nights」のソロとか、2曲目の「Too Many Hands」の、グレン・フライとの掛け合いのソロとかで聴けます。(後者でのランディ・マイズナーのボーカルも、また相当な聴き物デス)
それから、8曲目の「After The Thrill Is Gone」の超絶な美しい音色のソロ!!!歪み系ギターの音色の美しさとしては、カルロス・サンタナやラリー・カールトンをも超える特筆すべきモノがあると思いますよ。
是非とも堪能して頂きとう御座居マス。
ちなみに、あの「Hotel California」は元々はこのオッサンが書いた曲を膨らませて出来た曲。そう言う意味でも、このオッサンは後期イーグルスには欠かせない存在だったンですよね。
それなのに、どうもグレン・フライとは馬が合わないのか、再犯、モトイ、再結成後も、あっさりクビになったり、その逆に"イーグルス"を訴えたりしてて、人騒がせなオッサンでもあるんですね。イーグルスへの復帰は、まぁ、ナイでしょうね~。いや~、マイッタ。
フェルダーのオッサンよ、「Hotel California」の印税があれば人生安泰なのかも知れんけどサ、もう少し世の中に出て来てギターを聴かせてくれ!
本日は以上デス!
ぢゃ!
なんだかんだでジョー・ウォルッシュのほうが注目浴びてましたが、上手いギタリストですよね。「One Of These Nights」のソロとか絶品ですからね。
多分、太い音のギターが好きだから、ウォルシュよりフェルダーが好きなんだと思います。
ちなみに、フェルダー・ファンへの切っ掛けは『On The Border』での「Good Day In Hell」です。この曲のスライド・ギターがまた豪快!
それはなんともウラヤマシイ
フライ&ヘンリーのジイサンたちとの相性さえ悪くなければ、
もっともっと今も世に出ていていい筈のジイサンですよね。
このヒトの一音半チョーキングはホントにド偉いと思います。
(ライブ音源だとヤバめのコトもありますが)