Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

驚愕!ドバドバ係数15240!

2006-08-06 09:59:32 | Jazz / Cross Over
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey And The Jazz Messengers)
『Au Club Saint-Germain』(1958)

ドバドバの元凶ボビー・ディモンズのドス黒~いピアノ。ゴゴゴ、ゴワっ。
煽りまくる御大のドラム。ドドド、どばドバッ。んカカカカカ、どばっ。
セミの飛翔の如く暑苦しいゴルソンのテナー。ぶぶぶぶ、ぶ、びゃ~。
モーガンのラッパ。高速トテチテタ。
トテチ、トテチ、トトトトトテ、っち~てタ。
ベース。ジミー・メリット。
特に言う事なし。

さて。
このアルバムはパリのクラブ・サンジェルマンでのライヴ演奏。
ファンキー・ジャズの名盤中の名盤と言われた一枚。(ホントは三枚)
ドバドバが120%全開の状態でなんと連続127分。
まぁ、若干、ドバドバ休めの曲もあるにはありますが、この際、それは忘れましょう。
と言うことで、ドバドバ係数は何の気兼ねも無く15240だ!
ドーパミン出まくり。
もはや、圧倒的に息も絶え絶え。
コレを聴き終えた頃には、素敵だった貴方も、頭真っ白、お顔真っ黒。
ドバの魔力にすっかり体力消耗。
チョー嬉しい~。(ナンノ、コッチャ。)

まずは「Politely」から始まる。
モチロン静かになんか始まらない。
ショッパナからドバドバ全開。
テーマが無ければ「Moanin'」と全く区別のつかない演奏。
そして最高に盛り上がる「Moanin'」は勿論テーマが無ければ「Politely」と全く区別のつかない演奏。当然、ドバドバの純度の高さも同じく120%。
「モーニン時代のジャズ・メッセンジャーズは黒い金太郎飴」とワタシが言うのはこういうコトです。
ココラへんを、知性派を気取るジャズ・ファンは馬鹿にするのかもしれんが、ジャズに粋とダンディズムだけではなく、ドバドバやブヒブヒを求めるワタシにとっては、このアルバムは超高級金太郎飴。至福千年。いや、違った。二時間だ。
おフランスのインテリ衆にもドバドバは大受けだったらしく、観客衆の盛り上がりも素敵だ。

モーニン時代のJMには、ホントはドバドバだけではなく、ゴルソン・ハーモニーの美しさって魅力もアるんですけど、まぁ、それはジャズテットでも聴けますワな。このアルバムにも、それはあるんですけど、トニカク、遠慮のないドバドバ度の高さは多分このアルバムが一番なので、ドバドバを味わいましょう。


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