Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

1971年の11月のロンドンのマイルスの。

2006-11-17 23:29:43 | Jazz / Cross Over
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『London 1971』(1971)

マイルス・デイヴィスの、1971年のライブって、コロンビアがちゃんとやってくれネぇから、オフィシャル盤は一枚も出てない。
従って、今日紹介するコレも勿論ブートっス。
スンマセンねぇ。
(・・・ワタシが謝るコトじゃないスが)

えぇ、ワタシはハッキリ言って、電気マイルスについては、ワウを使わない時代のが好きなんですが、使っててもやっぱり、ココラへん聴くと凄いデスわなぁ、と思わざるを得ません。
もぉ。圧倒的です。

「What I Say」がトニカク凄い。
2パーカスとドラムという打楽器の響宴に、エレベにエレピ(またはオルガン)。
こういうアンサンブルから、ゴエっ、ゴエ、ゴエ、ゴエッと、ドえらい勢いでヘヴィ・ファンクな音楽がトコロテンみたいに押し出されて来ます。
マイルスのラッパも、いつも通りスゴい。
ぶひょひょ~、びひゃひゃ、びらっ、びらっ、びろろろろ~、ろれろれろれろれっッ。
と、超ハイ・テンション、かつ、超ギラギラ。
もぉ、逃げ場がナイっス。

当然、の如く、全曲凄まじい演奏。
冒頭の「Directions」も、「It's About That Time」も「Honky Tonk」もモノ凄く来てます。当たり前っスね。
そんで、また、最後の方で演る「Funky Tonk」が、本当にトンでもなく来てます。
全て濁音で奏でられる、表現のしようのナイほどの強烈なサウンド。
ココまで来たら豚もブーというしかないと思います。

しかしデスねぇ。
ワタシも、ホントは、ブートには手を出したくナイんです。
値段はオフィシャルの倍くらいするし、前も書きましたが、著作権のコト考えると、気持ち良くネェし。

でも、しゃぁナイもんなぁ。
聴きたいものが、オフィシャルでなくって、ブートで発売されてるんだからなぁ。

頼みますから、コロンビア、ってか、現ソニーさん。
ブートレガーが出す前に、ちゃんとオフィシャル盤出してチョーダイよ。

も、手遅れかも知らんけど、1970年6月のフィルモアのコンプリートのボックスをヨロシクね。(4枚組で!)
コメント
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