Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

おわりグルス。

2006-01-30 23:45:32 | West Coast Rock
なぜイーグルスは玄人ウケが悪いのか、の最終回でゴザイマス。

前回は音楽のハナシから外れてしまったようでありますが、今回は頑張って音楽的なハナシにします。

ちなみに、ここでいう玄人ウケというのは、あくまでもニッポンのハナシであります。欧米で評論家が手厳しいのは知れたハナシでありますから、この際、気にしないのであります。

さて、繰り返しますが、なぜかイーグルスは日本の玄人スジにウケが悪い。
音楽やってるニンゲンで「アタクシはイーグルスが好きで好きでタマラン!」と言うヒトにはツイゾ会ったタメシがナイ。
ストーンズが、とか、ツェッペリンが、とか、言うヒトは日大生よりタクサン居そうだし、ジャズ方面でも、チック・コリアが、とか、ジャコが、とか言う方には枚挙にイトマがナイ。

一方でイーグルスは、平べったい、とか、PTA会長のハナシみたいだ、とかNHKみだいだ、とか言われるんですが、最大の原因はコレか?

・・・つまり。

 ↓↓↓

音楽的に謎が無い!

分かり易い音楽性。
分からない部分が殆ど無い。
・・・左様。
音楽的に、アンマリ屈折と苦節が見えないんですね。

歌詞は、ドン・ヘンリーという文学青年が居たせいか、結構、素直じゃないし、深いと思うんですけどね。(末期に至っては、歌詞のワンフレーズが決まらんと言って、レコーディングが数ヶ月中断したりする程でアリマス)

でも、サウンドとメロディはかなり素直。
しかし、だからと言ってアホウで突っ走る訳でもないという部分で、きっと、聴いているニンゲンはハッキリできなかったんだな。

屈折するんならしろ、と。
阿呆になるんなら、アホウになれ、と。

しかも、ドッチ方面にも突き抜けなかった

ソノくせ、「呪われた夜」で、セールス的にはブッちぎって売れてしまった。
更に、「ホテル・カリフォルニア」という、文句の言えない曲を作ってしまった。

と、言うコトで、ザ・バンドだとかに比べて、妙に売れ過ぎたイーグルスは、「ケッキョク、ホテル・カリフォルニアだけじゃねーか」とか言われて反感を買ったと、思うのでアリマス。

これで、セールスが、今一歩、という線だったなら、イーグルスもナカナカいいよね、みたいなセンに落ち着いたような気がするんですが、そうでもないか?

あぁ、結論は出ませんでしたが、深いんだか、深くねぇんだか分からなくても、イイから聴きヤガレ、というのが結論でした。

じゃ、今の気分でのイーグルス・ナンバーのトップ10!

1. Hotel California
2. Good Day In Hell
3. Twenty-One
4. Victim Of Love
5. Those Shoes
6. Desperado
7. Saturday Night
8. Life In The Fast Lane
9. On The Border
10. The Long Run

あぁ、常軌をハズした選曲かもしれん。「呪われた夜」から一曲も入っとらんのがフシギだ。(が、結構ホンネよ。)

・・・しかし、三回シリーズでやって、この結末は何と言うテイタラクでしょうか・・・。

終わりっ!
コメント (5)
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