ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

射英雄伝 金庸

2006年01月06日 | 小説-アジア-
徳間書店 1999 
中国武侠小説の醍醐味を存分に味わえる作品である。
NHK中国語講座にも採用されて、さらにPSゲームにもなっている。
ゲームの方も原作に忠実に作られていて、さらに中国語なのだ。(字幕は日本語選択可能)
モンゴルの地で育ったちょっととろくて、覚えの悪い郭靖、しかし素朴で正直者ゆえに江南七怪、洪七公といった江湖でも名うての師匠に恵まれ武功を磨いていく。義弟”楊康”との確執、恋人の黄蓉との出会い、モンゴル育ちの素朴な青年が英雄となるまでの物語である。
時代背景もジンギスカーンが台頭し、蒙古軍が金軍が宋へ進軍する激動期、中国史の勉強にもなり、血湧き肉踊るとでも言いましょうか、わくわくはらはらしながら読んだのだ。

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