2011年
宝島社
☆☆
10年前に起こった事件を関係者の証言により、真相が明らかになっていくというもの。
最近こういった手法が増えてきたのかな?
読み始めて、貫井得郎の「愚行録」を思い出した。
愚行録はある一家の殺人事件で証言者の立場によってこの一家の評価がまるで違ったのに対し、
この作品は、基本的にはみな同じ話になる。
どの側からみても、
虐待を受けている少女がかわいそう
そして、虐待をしている男はひどいヤツなのだ。
なので、半分くらいまですっかり読者はミスリードさせられる。
後半に入ってからの証言がどうにも初めに思っていたことと違っているため
「どういうことだろう?」と、先を急いで読むような状態となる。
で、最後、このインタビューアーの正体がわかり
なぜ、この人物がこの事件について調べていたのか
ナルホドと納得する、そしてぞっとした。
読み物として大変面白いと思うのだが、
どうにも、登場人物に嫌悪感を感じてしまうのだ。
主人公の母親というのが、男の機嫌をとるため、実の娘が虐待を受けていても
男の言いなりになっているとうのが、
はっきり言って、虫唾が走る。
八日目の蝉も結構、評価がいいようだが、
この作品も、私はキライだったというか、やっぱり虫唾が走った。
母娘ともども気持ちの悪い人間だと思ったのだ。
ただ、この作品は
虫唾が走るこの母親よりも、もっと恐ろしいモノ(虐待男ではない)にぞっとさせれらますが・・・
宝島社
☆☆
10年前に起こった事件を関係者の証言により、真相が明らかになっていくというもの。
最近こういった手法が増えてきたのかな?
読み始めて、貫井得郎の「愚行録」を思い出した。
愚行録はある一家の殺人事件で証言者の立場によってこの一家の評価がまるで違ったのに対し、
この作品は、基本的にはみな同じ話になる。
どの側からみても、
虐待を受けている少女がかわいそう
そして、虐待をしている男はひどいヤツなのだ。
なので、半分くらいまですっかり読者はミスリードさせられる。
後半に入ってからの証言がどうにも初めに思っていたことと違っているため
「どういうことだろう?」と、先を急いで読むような状態となる。
で、最後、このインタビューアーの正体がわかり
なぜ、この人物がこの事件について調べていたのか
ナルホドと納得する、そしてぞっとした。
読み物として大変面白いと思うのだが、
どうにも、登場人物に嫌悪感を感じてしまうのだ。
主人公の母親というのが、男の機嫌をとるため、実の娘が虐待を受けていても
男の言いなりになっているとうのが、
はっきり言って、虫唾が走る。
八日目の蝉も結構、評価がいいようだが、
この作品も、私はキライだったというか、やっぱり虫唾が走った。
母娘ともども気持ちの悪い人間だと思ったのだ。
ただ、この作品は
虫唾が走るこの母親よりも、もっと恐ろしいモノ(虐待男ではない)にぞっとさせれらますが・・・
またぽちりたくなりました。
私はどちらかというと「母親」になっちゃったタイプで、「仕事命女」と思われていた家庭教師時代のお母様からは「結婚して子供がいるなんて今でも信じられない」と言われます。
どうやらこの本のお母さんは違うようですね・・・。
虐待男より怖いものって・・・なんだろう??
もう、本当に腹が立つというか、
昨今、テレビで報道される
内縁の旦那に自分の連れ子が虐待死させられるニュースを見るたび、本当にハラが立ちますよ!
しかも、それが母子手当目当てで
子供を手元に置いて、内縁状態にしてるっていうのがホントハラ立ちます。
子供が欲しくてもできなかった人もいるんですからね!!
そういう子を引き取りたいと思ったりしますが、そういう女の血が入ってるのかな・・
っていう気持ちもあったりしますよ。
って、バカ女話で興奮してしまいましたw
すみません・・・・・・・