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ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック! 賀東 招二

2011年01月19日 | 賀東 招二
2002年
富士見ファンタジア文庫



慢性的な部室不足の中、部屋が一室空くという。
そこで、部室を持っていない部の壮絶な部室争奪戦がおこなわれることなった。
その戦い方は、
各部の精鋭がより多くナンパをした部の勝利ということだった。
の「ままならないブルーバード」

先の戦いで厳重な検査と整備が必要になった潜水艦、その艦長であるテッサはこれを機に
休暇をとることにしたのだが、
その休暇先が陣代高校への短期留学だった。
マデューカス中佐のプレッシャーに耐えながらのテッサの護衛でさすがの宗介も・・
の「女神の来日」

の全6編

長編シリーズはシリアスでスピード感のある作品だが、
こちらの短編シリーズは学園コメディとなっている。
しかし、6冊目となって若干息切れ気味なのか・・・
今回はあまり面白いとおもうのが無かったような気がする。

どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! 賀東 招二

2011年01月11日 | 賀東 招二
2001年
士見ファンタジア文庫



美樹原組の組員は弱いこのままでは龍神会にシマを荒らされる一方である。
そこで、宗介に白羽の矢が立ち、軍隊式で鍛えるのだが・・
の「仁義なきファンシー」

老人が故あって会うことができなかった孫に会いに来たのだが
手土産の”大切なもの”をスられてしまう。
行きがかり上、宗介が探しものを取り返すため捜査を始めるが・・
の「迷子のオールド・ドック」

船長のテッサは前日それと知らずマオにお酒をのまされ正体不明に・・
その時、なくしてしまったぬいぐるみと記憶を取り戻すため、
艦内を捜索するが・・・
の「わりとヒマな戦隊長の一日」

の全6編
相変わらずのドタバタコメディで、笑ってしまう。

たぶん、これでシリーズの半分くらいは読み終わっただろうか・・

終わるデイ・バイ・デイ上下 ―フルメタル・パニック! 賀東 招二

2011年01月06日 | 賀東 招二
2000年・2001年
富士見ファンタジア文庫
☆☆



いつものごとく、宗介が学校で騒動を起こしているときに呼び出しがかかる。
ダナンのシージャックでの内通者を追い詰めている
クルツとマオの援護だった。

シチリアのマフィアのもとから、
内通者を拘束するも、マフィアのASに攻撃され間一髪のところで
ミスリルの見知らぬASに助けられる。

作戦終了後、宗介は東京にもどり
平和な日常生活を送る、そしてかなめとの距離を縮めつつ
あらためて、自分のやるべきことを再確認する宗介に本部からの指令のメールが届く。

かなめの護衛任務からの解任と今後一切の接触を禁じる指令だった。
そして最重要課題としてアーバレストでのラムダドライバの起動に専念するように命令される。

組織への不満と、アーバレストへの不信で
作戦行動中の香港で任務を放棄し町をさまよう。

その香港では、ラムダドライバを搭載したASが単独で破壊行動を起こしていた。

ミスリルの仲間やかなめや陣代高校のクラスメイトと過ごすうちに
今まで持たなかった感情を持ち始めた宗介の”人”としての成長が描かれていて
ここまでシリーズを読んできた中で、一番面白かった。

同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! 賀東 招二 

2011年01月04日 | 賀東 招二
2000年
富士見ファンタジア文庫




知性、品格ともに備わる変人の生徒会長の過去の調査をはじめたかなめと宗介
本来なら、もっと上の高校に入るべき人がなぜこの学校を選んだのか・・
の「追憶のイノセント」

曹長に昇進して、部下を選ぶために訓練所に向かう。
クルツと宗介との出会いを描いた
「エンゲージ・シックス・セブン」

全5編の短編

今回の短編集はなんとなくパワーがないような感が・・・
基本的に、このシリーズの短編集は
お約束的なワンパターンなのだが、
それがなんとなく安心して読める。
しかし、ちょっと息切れのような感じだった。

揺れるイントゥ・ザ・ブルー―フルメタル・パニック!  賀東 招二

2011年01月04日 | 賀東 招二
2000年
富士見ファンタジア文庫
☆☆



かなめをメリダ島へさそった宗介、うきうき気分のかなめだったが、
実はテッサからの要請だったと知り不機嫌になる。

しかし、不測の事態が生じて
乗っていたセスナから直接、テッサの乗っている潜水艦へ向かうことになったのだが・・・

艦内では、潜水艦トゥアハー・デ・ダナンの一周年とちどりへの数々の事件の解決にたいするお礼のパーティが開かれていたが、
現在とある島での武力抗争の鎮圧に向けての作戦行動中で、作戦海域へ向けて航行していた。

作戦中、宗介はアーバレストと共に戦うが、
ラムダドライバの起動に失敗する。アーバレストへの不信感を募らせながら
艦に帰還するが、
仲間の裏切りにより、トゥアハー・デ・ダナンを敵に占拠されてしまう。


短編と違い、長編はシリアスで戦闘が中心である。
こちらは、ハラハラドキドキの展開で、読み応えがある。

自慢にならない三冠王?―フルメタル・パニック!  賀東 招二

2011年01月03日 | 賀東 招二
1999年
富士見ファンタジア文庫




フルメタの短編集

恭子がウマのきぐるみの変質者におそわれポニーテールにされてしまう。
そこで、かなめが囮になりその護衛として宗介はぼん太くんのきぐるみで待機するのだが・・・
の「押し売りのフェティッシュ」

何事にも動じない宗介を驚かせようと、
幽霊がでるという廃院へ誘うことに。
ところが、次から次へと不可解なことが起こって・・・
の「暗闇のペイシェント」

ひょんなことから、ミスリルの大佐であるテッサとSRTのAS操縦士のマオがけんかをする。
喧嘩の決着方法として、
ASによる勝負をすることになるが、
SRTの曹長をつとめるマオに対してAS搭乗経験0のテッサが立てた作戦とは・・
の「猫と仔猫のR&R」

など全6編

短編集は、基本的にコメディタッチなので、
肩肘はらずに読めて面白い。

本気になれない二死満塁? 賀東 招二

2010年12月31日 | 賀東 招二
1999年
富士見ファンタジア文庫



フルメタルパニックの第4巻
タイトル名に数字がはいるものは
短編集となるようだ。

で、
今回は
次の練習試合で負けると廃部となるラグビー部の助っ人として
宗介と助っ人マネージャーとして配属(?)される。
しかし、このラグビー部は優しすぎて闘気がない。
そこで宗介が軍隊式キャンプをして鍛えることにするのだが・・の
「やりすぎのウォークライ」

かなめが中学の頃あこがれていた先輩にばったり会い、
二人でお出かけすることに
かなめの親友恭子は宗介をさそってかなめのデートを監視するが・・
ちょっと切ないな・・と、思いきや最後はいつものドタバタコメディ
「一途なステイク・アウト」

ミスリル基地のある島の林に海賊のお宝があるという。
半信半疑ながら、クルツと宗介は宝探しを始めるが・・・
「キャプテン・アミーゴと黄金の日々」

の6編の短編


疾るワン・ナイト・スタンド 賀東 招二

2010年12月30日 | 賀東 招二
1999年
富士見ファンタジア文庫
☆☆


ブラックテクノロジーを搭載した兵器に登場するために
体質(精神)を変えられた少年が空港の入国審査で問題をお越し拘束される。
この少年は、テロリスト集団の一員であった。

少年の身柄の確保にミスリルの艦長テッサと側近が向かうが、
テロリスト集団も少年の奪還に乗り出した。

そこで、テッサ達はテロリスト集団に襲われるも、
かろうじてテッサは少年を連れ宗介の元へ向かう。
夜の東京を宗介たちとテロリスト集団との攻防戦が始まる。

スピード感があって一気に読める。
相変わらず、宗介とかなめのやりとりは面白い。

放っておけない一匹狼(ローン・ウルフ)?  賀東 招二

2010年12月28日 | 賀東 招二
いとs1998年
富士見ファンタジア文庫
☆☆


ひょんなことから、読んでみて面白かった
フルメタル・パニックの第2巻

紛争地帯を転々とし、自身も傭兵として学校の合間にミッションに参加する日々の
宗介の靴箱に異変が・・・
単なるラブレターなのだが、
そもそもラブレターをもらうという概念がない宗介にとっては
何かしらの陰謀を感じ取って・・・の「南から来た男」

友人に彼氏を紹介するといった矢先、振られてしまった同級生の少女に
友人に会うために恋人のふりをしてくれと頼まれる。
今一、平和な学園生活に慣れない宗介は、これも訓練のためと引き受けるが
「恋人はスペシャリスト」

など、計6本の短編

今回は、学園が舞台のコメディタッチ、
すらすらと読めて面白い。

戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック!  賀東 招二

2010年12月14日 | 賀東 招二
1998年
富士見ファンタジア文庫
☆☆



訳があって読んだ一冊。

ライトノベルであるだけあって、サクサク読める。
小休止にもちょうど良い、所要時間は1時間~2時間くらいか・・

で、
内容は、
近未来の日本なのかNEO日本なのか・・
紛争地域を転々とする傭兵、相良宗介は組織の命令により
とある能力を持った、日本の女子高生千鳥かなめの護衛をすることになる。

かなめ自身も特命を受けた宗介にもかなめの能力をしらされることなく
ミッションははじまるのだが、
ずっと、紛争地域で戦いの日々を送っていた宗介に
平和な日常がよくわからない。
些細なことも大きな事件に発展する。
そのドタバタコメディみたいなのりが大変面白く、サクサク読める。

しかし、その背後では、
かなめの能力を欲しがる組織が動き出して・・・

漫画を読むような感覚で読める本だ。


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