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ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

倚天屠龍記 金庸

2006年01月12日 | 小説-アジア-
2000年 徳間書店
武当派開祖、張三豊の五番弟子の張翠山は屠龍刀をめぐる争いに巻き込まれる。さらに、邪教の教主の娘、殷素素と恋におちるが、これが又、一筋縄ではいかないのだ。とんだ騒動にまきこまれ孤島に流れ着き、そこで張無忌が生まれる。
ようやく、大陸に戻ってくるが、張無忌の名付け親である謝遜を守る為、張翠山と殷素素が死んでしまう。一人になってしまった張無忌はさまざまな人との出会いや両親の親や師匠の関係で武当派の武道を学び、母方の天鷹教の武道もまなびつつ成長していくが、美男美女の両親の子であるだけに、大変にもてるのだ。ある意味、女難の気もありながらも、倚天剣、屠龍刀の謎を解き、どの娘と結婚したらいいのか迷ってしまう・・・すごく、優柔不断で惚れっぽいが憎めないのだ。

連城訣 金庸

2006年01月10日 | 小説-アジア-
2000年1月 徳間書店
主人公、狄雲は師匠殺しの冤罪を着せられ、投獄される。そして、その際恋人も奪われ、武功も奪われてしまう。
死刑囚となり、投獄されたがそこで一人の囚人に出会い、脱獄をする。
唯一の友を無くし、かつての恋人が娘を残して死んでしまう。
次から次へと不幸に見舞われるが、その根源にあるのが”連城剣譜”であった。
とにかく不幸だらけの主人公だが、最後の1行でよかったねと思うのだった。

射英雄伝 金庸

2006年01月06日 | 小説-アジア-
徳間書店 1999 
中国武侠小説の醍醐味を存分に味わえる作品である。
NHK中国語講座にも採用されて、さらにPSゲームにもなっている。
ゲームの方も原作に忠実に作られていて、さらに中国語なのだ。(字幕は日本語選択可能)
モンゴルの地で育ったちょっととろくて、覚えの悪い郭靖、しかし素朴で正直者ゆえに江南七怪、洪七公といった江湖でも名うての師匠に恵まれ武功を磨いていく。義弟”楊康”との確執、恋人の黄蓉との出会い、モンゴル育ちの素朴な青年が英雄となるまでの物語である。
時代背景もジンギスカーンが台頭し、蒙古軍が金軍が宋へ進軍する激動期、中国史の勉強にもなり、血湧き肉踊るとでも言いましょうか、わくわくはらはらしながら読んだのだ。

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