ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

あと2回 【真田丸-ハルカス展望台】

2016-12-10 22:45:44 | 真田丸

『大坂の陣』

改めまして、皆さまこんばんは。

この1年間、毎週楽しみに見てきた大河ドラマ『真田丸』も残すところあと2回となりました。

このところ抜群の安定感を誇る徳川方に比べて豊臣方の烏合の衆感が甚だしく、信繁の表情にも悲壮感が漂ってきて、正直言って、観るのが少々辛くなってきております。

それでも、最後まで見届けるために、夏の陣の前に、是非、信繁最後の戦いの現場を目に焼き付けておきたいと、ハルカス展望台にやってまいりました。

茶臼山。

前回の『引鉄』でも登場しましたね。冬の陣では徳川家康が、夏の陣では信繁が陣を張りました。茶臼山の上方、木がこんもりと茂っているあたりが信繁最期の地、安居神社です。

大阪城と真田丸(*真田丸の位置はパンフレットを参考に位置を示していますが、はっきりと確認出来たわけではないので推定箇所です)

 

茶臼山と大坂城の位置関係がわかりますでしょうか。

 

俯瞰で見ると、堀を埋められた豊臣方(信繁)たちが決死の覚悟で前線に出撃し、最後の勝負に出ようとしたのがよくわかります。

中央を通っているのが谷町筋で左側が松屋町筋、谷町筋を挟んで反対側がわかりづらいですが、上町筋です。大阪城へ向かって真っすぐ伸びているのはきっと秀吉建設の痕跡ですね。今目にしている場所が、無数の兵士で埋め尽されていたかと思うと、大坂の陣がいかに大きな戦いだったか分かります。

地図上で布陣などは確認できても、実際に目にするのとでは全く臨場感が違います。この景色を司馬遼太郎氏や池波正太郎氏が見たらどんな感想をもたれるのでしょうか。聞いてみたいものです。 

九度山から戻った後の信繁は、おそらくほぼ目に入るこの景色のなかで過ごしたと思われ、真田丸大勝利の喜びや、夏の陣の苦しい戦いなど、彼の最後の日々が凝縮されている気がして見ているだけで圧倒されます。大坂城から真田丸、茶臼山、そして安居神社と信繁の軌跡をたどることは、信繁が必死に考え、行動し、自分の人生を最後まで生き切ったその様を追体験することに他なりません。

こうやって、少しだけ神に近い目線で眺めていると、信繁の一生も掌ですくい取れるような気がして、最後まであきらめず、家康の喉元にまで詰め寄った闘志をねぎらいたくなります。でも、傍観者の総括なんて信繁の望むところではありませんね。

とはいえ、数百年の時を超えても迫ってくる信繁の生き様に、自分の中で共鳴するものがあるのも事実です。

大河ドラマの最終回はタイトルがないそうです。1年間、共に時間を過ごして来た信繁の最期。さて、自分はどんなタイトルが思い浮かぶのでしょうか。

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ブラタモスポット【ハルカス展望台2】

2016-12-09 21:22:25 | 大阪

上町台地。

 

一昨日のブログでハルカス展望台に訪れた理由を翌日紹介! と書きましたが、多忙と疲労で果たせませんでした

元気よく引っ張ったのに失礼いたしました。

ここハルカス展望台は『ブラタモリ』大阪編の冒頭で、大阪の地形を俯瞰で観察するという目的で皆さま訪れていました。写真中央が、大阪のでっぱり上町台地(うえまちだいち)です。

ブラタモスポット訪問も目的の一つでしたが、実はそれが本命ではないんです。

まだ引っ張るか、と言われそうですが、ごめんなさい、今日も時間的余裕が取れません。ちゃんと書きたいので、もう一日だけお待ちくださいませ。

ヒントは大阪城。もうお分かりですね。

明日こそはきっと!

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ズームイン!【ハルカス展望台】

2016-12-07 20:45:58 | 大阪

通天閣がおもちゃにみえます

 

グランドオープンから約2年、初ハルカス展望台です!

さすが60階、300mの高さは桁が違います。北は京都から南は和歌山まで一望の大パノラマ。

見渡せば高層ビルはたくさんありますが、その上にいらっしゃるハルカス様ならではの景色です

真ん中辺り、赤白の塔の上に万博公園のOsaka Wheel、その少し左側には『太陽の塔』が! ひゃー

 

遠くのランドマークに夢中になっている中、足下を見れば・・・

んん?

象です!

思わず連写(笑)。

すぐ近くの天王寺動物園の象が見えるトリビアでした

ただ、見つければ大盛り上がりですが、肉眼では豆粒なので(笑)、象を見たければ、やはり天王寺動物園へ行くことをお勧めします

意外なところで夢中になりましたが、今回の目的は象ではありません

詳細は明日!

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年暮ぬ

2016-12-06 21:19:25 | 大阪

久しぶりの再会。

 

御堂筋のイルミネーションは区域によって色が分かれています。

船場はゴールド。

淀屋橋のブルーから船場のゴールドを追いかけるうち、あの人を思い出し、訪ねてみました。

この地で客死した松尾芭蕉です。

師走に入って一段と数を増した車の喧噪の真ん中に、芭蕉碑は、依然と変わらずひっそりと佇んでいました。

きらびやかなイルミネーションの光もここまでは届かないようです。

「年暮ぬ 笠きて草鞋 はきながら」 芭蕉

 

景色は違っても、感慨は同じですね。誰の上にも平等に年は暮れていきます。

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御堂筋のクリスマスツリー

2016-12-05 23:08:46 | 大阪

聖なる夜です。

 

華やかなイルミネーション以外にも、この時期の御堂筋の景色は楽しいです。

中でも、本町のクリスマスツリーはひと際目をひきます。おそらくホテルと思われますが、豪華なだけでなく荘厳な感じがしますね

リースのデコレーションはアジアンテイスト。

高い天井と広い空間が教会のようで、気分はレンブラントの絵に憧れるネロ少年です

「ああ、いつか近くで見ることができたら・・・」by ネロ

「入り口のちっちゃいツリーですら、こんなに綺麗なんだもの」

「僕らは道端のお花を愛でるしかないね、パトラッシュ」

 

でも・・・。

やっぱり近くで見たいな。

今なら誰もいない。

行こう、 パトラッシュ!

(ギイィーッ。)

「うわあああ」

「綺麗だね、パトラッシュ」

「ここにはイエス様がいるよ」

 

・・・この辺でやめておきます

でも本当に、これだけ豪華で大きいと、近くに行くだけで幸せな気持ちになります。気持ちはネロと同じです。

つつがなく年を越えられることに感謝を。新しい年はもうすぐそこです

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