いよいよクライマックス。
明日から10月。大河ドラマ『真田丸』もラストスパートですね!
気持ちを盛り上げるために、大阪歴史博物館で開催中の『真田丸』展に行ってきました
初日のイベントにゲストで招かれ、だからというわけでもないでしょうが、イヤホンガイドのナビゲーターは草刈パパがつとめています。
真田父子だけでなく、秀忠や毛利家など他の戦国武将ゆかりの品もたくさんありました。書状が多かったです。当時は情報交換やお礼状、近況報告などすべて手紙でしたから、そもそも膨大な量が残っているということなのでしょう。
九度山に流された時に世話になった高野山の蓮華上院所蔵の伝信繁の兜や肖像画、書状なども出ています。きっと菩提を弔う意味もあり大事に保管されてきたと思えば、自然と敬虔な気持ちになります。
書には暗いのでもちろん読めませんが、それでも筆跡の違いは感じられます。豪快そうな昌幸に、線が細くナイーブな筆運びでありながら切れ味は鋭い信繁。兄の信之は墨の濃淡が一番はっきりしていて、用心深い信之は、書き始めに墨をたっぷり含ませないと気が済まないのかしらと勝手に思ってみたり。
印象的だったのは信繁の馬具。六文銭の飾りがついていて、劣化を割り引いても使い込まれた感じが伝わってきます。こういう身体に直接触れるものを見ると、改めて、信繁は実在したのだなと思います。
後半は大坂の陣をめぐるゆかりの品々。各大名の甲冑や刀に大砲など、まさに戦いの道具がずらり。意外に多かったのが真田丸を含む大坂城周辺の配陣図です。中に、参加した武将についてびっしりと書きこまれた地図がありました。ところどころに「討死」の文字があり、たった2文字ですが、それが図面に散らばっていると皆の無念が立ちのぼってくるようです。
この数か月、大坂の陣前後の本を読み漁っているのですが、フィクションはちりばめられているものの、家康など当事者の人となりやエピソードの底辺は共通していて、そうした史実としての定説は、この天下分け目の大戦に興味を持った方々が、後世に伝えるべく様々な書き物や図面で残そうとしてきた結果の産物なんですね。
個人的には、幕末の浮世絵画家・月岡芳年の幸村vs家康がお気に入りです。芳年らしい迫力ある構図と、凛々しい幸村に惚れ惚れします
途中展示替えがあり、11月6日まで開催中です。土日には真田の赤備えを着て写真撮影(有料)などのイベントもあるんだとか。
ちなみに有名な「真田は日の本一の兵」と書かれた書状は後期に展示されるそうなので、時間がとれればもう一度行ってみたいと思います
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