B-winds(ブレイスの風)

風になりましょう。人を活かし、未来を生かす風に…
人々を元気付ける(brace)ネットワークを広げていきましょう

99%の失敗。

2008-06-29 23:26:08 | Weblog
世界のホンダを創った本田宗一郎氏。

「成功は、99パーセントの失敗に支えられた1パーセントだ。」
という言葉が余りにも有名です。

 事実、本田氏はよく失敗しました。経営判断を誤り、給料が払えなくて、社員全員に手をついて謝った事もあります。水冷式エンジンが主流の時に、空冷式エンジンの採用を提唱して、部下に止められた事もありました。しかし、それでも彼は「おやじさん」と部下に慕われた。そして成功を収めた・・・・。

「開拓精神によって自ら新しい世界に挑み、失敗・反省・勇気という3つの道具を繰り返して使うことによってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。」(ミシガン工科大学での記念講演にて)

 もし、私達が本気で夢の実現を目指すなら、まず99回の失敗をすることが大切だと思います。そうすれば、1度は成功するでしょう。

3000キロを結ぶ糸。

2008-06-29 10:25:56 | Weblog
 中国南部出身のSさん。四川地震で苦しんでいる人々の為に、街頭に立ち、募金を呼びかけた心温かい女性。

 東京から来てくださったGさん。多くの社員を守る為、日々過酷な戦いを挑んでいる24歳の若社長。

 「Sさんを紹介してあげてくださいよ。」Gさんの先輩のTさんのこの一言がなかったら、2人が会うことは永遠になかったでしょう。

 しかし、3000キロの空間を越えて、二人は出会いました。話題は、「どうしたら、若い人達の可能性を伸ばすことができるか。」という事。二人の話は、Sさんが、次の会合に出席する為、エレベーターの中に消える寸前まで続きました。

 Tさんの後輩を思う心が、この出会いを生みました。この出会いは、次の素晴らしい出会いを次々と生み、未来を少しづつ明るくしてゆくことでしょう。

 志ある人々の心を紡ぎ、人を生かし、未来を生かすのがブレイスネットワークの使命。これからも、このような素晴らしい出会いを演出してゆきたいものです。


東京から大阪から・・・・12人のプロフェッショナル、集う。

2008-06-28 08:31:46 | Weblog
東京からTさん、Gさんも駆けつけてくださり、人材育成、人材紹介に関する討議が真剣に行われました。

 初参加は、
Tさん・・・・ネットワーク開設以前から全面的に支援して下さった私の盟友。東京でいち早くブレイスネットワークの事務所を開設してくださいました。
Gさん・・・・若干24歳にして100名を超える社員を率いる青年社長。目の輝きがすばらしい。
Hさん・・・・個人情報保護法他コンプライアンスの専門家。これから非常に重要な役割を果たしてくださる事になるでしょう。
Fさん・・・・母として、女性起業家として険しい道を歩いてこられました。母子家庭を中心とした女性の社会進出に熱い情熱を降り注がれています。

 「"人を生かす"というタイガーさんの言葉に共鳴し、参加しました。」とCさん。責任を痛感します。集まってくださったこの素晴らしい方々の崇高な志を融合し、ひとつの大きな力に変えてゆくのが私の務めです。この事業にすべてを賭けます。

技術立国の鎖国

2008-06-26 23:52:32 | Weblog
今、日本にいる中国人技術者は厳しい逆風の中にいます。
発端は、たった一人の中国人技術者による情報漏えい。中国人技術者はせっかく技術を指導しても簡単に転職し、権利のみを主張するという風評・・・・etc。そんなことで、多くの日本企業が、せっかく開きかけた
中国人技術者への門戸を閉じようとしています。

残念な事です。本国の最高学府を優秀な成績で卒業し、必死で日本語をマスターし、やっとの思いでたどりついたあこがれの日本。しかし、そこで待っていたのが、余りにも厳しい現実だったとしたら・・・・。

 このままでは、中国の優秀な若者は、日本ではなく、欧米諸国を目指すことになるでしょう。単一民族や単一国家で研究開発やマーケティングを行う時代は終わり、様々な国籍の人々が力を合わせて会社を盛り立ててゆく時代になっています。技術で繁栄を築いた日本が、人材の面で"鎖国"をする事によって、その技術で中国、インド、ブラジルといった国々に遅れを取るようなことになりはしないかと心配です。

 国籍ではなく、その人個人個人の能力、意欲で採否を決定する事が、人を生かし、会社を生かし、国を生かし、世界を生かす事につながるのではないかと、私は思います。

勇気と努力、そして冒険。

2008-06-26 06:16:26 | Weblog
本日、ある方のご尽力により、ベトナムから来た若い技術者と面談しました。真剣で、聡明な目をしていました。技術を習得する為に、生まれ故郷のホーチミン市を離れ、遠い異国にやってくる為には並々ならぬ勇気と努力が必要だった事でしょう。私は深い感銘を受けました。

 ベトナムから来た勇者に、そして私自身に、ある方からのメッセージを問いかけたいと思います。

『希望をもつということは失望する危険があります。挑戦することは失敗する危険があります。しかし冒険しなければなりません。何故なら、人生において最大の危機は何の冒険もしないという事だからです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日が地球で生きる最後の日であるかのように生きよう。』

創業者の品格

2008-06-25 06:26:32 | Weblog
NOVAの元社長が逮捕され、グッドウィルが廃業・・・・。一世を風靡した創業者社長が次々と挫折してゆくのを見るにつけ、会社を創業し、長く維持、成長させてゆくことが、いかに難しいかという事を痛感させられます。

 私が以前お世話になっていたA社のB社長。この方も、一代で会社を立ち上げ、私が入社した頃は、まだ上場していませんでしたが、現在では東証一部に上場し、順調に業容を拡大されています。

 B社長との思い出で忘れられないのが阪神大震災。あの日、地下鉄が止まり、自転車で出勤すると本社ビルは停電。薄暗い社屋の中で社員達は、不安に駆られながらも情報収集に努めていました。

 しかし、被害の大きかった地区から何とか出勤されたB社長は、いつもと変わらぬ平然とした態度で粛々と社員をまとめ、社員の安否確認、大きな被害を受けた神戸地区へのサポート、流通経路の確保と、次々と手を打たれてゆきました。あの時ほど、社長の背中が頼もしいと思ったことはありませんでした。

 小さいながらも経営者のはしくれとなった今、私にはB社長のご苦労が痛いほどわかります。「創業は易し。しかし、守成は成りがたし。」この言葉を胸に刻んでおきたいと思います。

L先輩の一言。

2008-06-24 08:52:16 | Weblog
「頑張ってるね。日記を時々見ているよ。」とL先輩。
3ヶ月ぶりの再会。この一言が身にしみます。
起業前から相談に乗ってくださったL先輩。それからずっと、私の事を気にかけてくださって、時々ランチのお声がかかります。
 "Mastery for Service"(修養と奉仕)。それが私達の共通の思い。L先輩との出会いに感謝です。

背番号"99"の理由。

2008-06-22 22:16:20 | Weblog
きょうも我が阪神タイガースは、金本が打ち、藤川が締め、勝利をおさめました。しかし、パ・リーグで阪神同様好調なのが西武ライオンズ。特に、ホームラン数は、阪神の35本に対して、その3倍近い96本。驚くべき数字です。

 そのライオンズを率いているのが背番号99をつけた渡辺監督。かつて西武の黄金時代を支えたエースも、最後は自由契約。台湾に渡って、言葉の通じない発展途上の選手たちを育てる苦労も味わいました。

 彼が監督になってから、西武のベンチは、あのデーブ大久保コーチが加わった事もあって、随分明るくなったそうです。折角プロ野球選手になっても、自らの潜在能力の50%も発揮する事なく、夢破れ、球団を去ってゆく選手がほとんどという厳しい世界。どうせなら、三振してもいいから思い切りフルスイングして、それぞれの選手の持つ潜在能力の100%とは言わないまでも、せめてその99%の力を引き出してあげたいというのが、背番号を"99"にした理由だという事です。

 これは実社会でも同じ事。ついにフルスイングを一度もすることなく、雑踏に消えてゆく若者たちの何と多い事か・・・・。いや、私自身が、今、本当にフルスイングをしているといえるのか、本当に、今の事業にすべてを賭けて戦っているといえるのか・・・・。忸怩たる思いがあります。

 これからペナントレースがどう展開するかはわかりませんが、北京オリンピックが終わり、秋風が吹き始めた頃、できることなら岡田阪神と渡辺西武が、それぞれの選手たちの潜在能力の99%を賭けて、23年ぶりに日本シリーズで激突してくれる事を期待したいと思います。

転職は慎重に。

2008-06-22 07:57:04 | Weblog
昨日、ヒアリングさせていただいたAさんに、私は転職はくれぐれも慎重に準備される事をお勧めしました。

 ガソリン急騰の影響で、自動車の販売台数が落ち込み、マンションの買い控えも起こっています。自動車、住宅といった基幹産業が減退すると、鉄鋼メーカー、機械メーカー、建設会社等、その影響は次々と他の部門にも波及し、景気は後退してゆきます。

 景気の後退は、労働市場を直撃し、就職は徐々に厳しくなってゆくでしょう。絶対してはいけないのが、次の仕事が決まっていない段階での退職。トランプのカードを総替えしたからといって、次に、今よりいいカードが来るという保障はありません。カードが来ないという可能性だってあるのです。

 今の会社に勤めながら、情報を集め、密かに次の会社にアプローチし、内定してから今の会社を退職するというのが正解です。もちろん、立つ鳥あとを濁さず。お世話になった今の会社への礼節も忘れないで下さい。

 ご自身の夢は何なのか、何を目指しているのかをしっかりと見定めた上で、慎重に人生の舵を切る事をお勧めします。
 

「背中」と「心」

2008-06-21 08:44:40 | Weblog
「人が育つには、やはり"上司"ですよね。」というのが、昨日、京都某社の人事部長さんとの商談での結論でした。

 生え抜きの社員でも転職組でも、その人材が成長するかどうかは上司次第・・・・。確かにそれも真実だと思います。

 上司に必要なのは「背中」と「心」です。

①背中
 上司の背中が、阪神の金本選手のように、立派で男らしく、惚れ惚れとするような背中だったら、部下は成長するでしょう。目の前に、努力し、工夫すれば成功を勝ち取ることができるという生きたお手本がいる。目標がある。志ある部下なら、その上司のようにいつかなろうと、必死に努力を重ねるでしょう。

②心
 部下の気持ちをどこまで察することのできる上司なのか。中国の古い軍事書に「指揮官は、酷寒の時は、まず部下に衣服を与え、喉が渇いたら、まず部下に水を与え、険しい道は馬からおりて部下と共に歩かなければならない。」と書かれてあります。部下の心の痛み、苦しみがわかる上司。そんな上司がいれば、「この人の為なら」と、必死に課題に取り組んでゆくうちに、部下はどんどん成長してゆくでしょう。

 部下と上司の関係だけではないと思います。「背中」と「心」。非常に難しい事ですが、今、部下のいる人もいない人も、心に留めるべきポイントかもしれませんね。