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2年前、影も形も無かった「キッザニア東京」に転職すると関口さん(㈱キッズシティージャパンマーケティング部部長)が仰ったとき、周囲からは猛反対の声があがったそうです。世界的な宝石会社で活躍されていた関口さん。転職すれば、収入は半減、事業が成功するかどうかはわからない・・・・。
それでも関口さんは、子供達がケーキ職人やパイロット、ショップの店員といった様々な職業を模擬体験することによって、自分達の夢を膨らませてゆくテーマパーク、キッザニア東京の創設に賭ける事にしました。子供達に役に立つ仕事、小学生になった息子さんにもパパがどんな仕事をしているか、理解してもらえる仕事をしたいというのが、その動機でした。
あれから2年、キッザニア東京の入場者数は年間93万人を数え、多くの子供達が家族連れで、学校の遠足でキッザニアを訪れているという事です。
メキシコのハビエロ・ロペスという青年が創設し、住谷栄之資氏という事業家が日本に持ち帰ったキッザニア。今やその夢はメキシコ、日本だけでなく、韓国、インドネシア、ポルトガルにも飛び火し、関西でも、来年春に甲子園に新しいキッザニアが誕生します。
昨日のMCEI大阪での関口さんの講演は感動的でした。アインシュタインは「神はサイを投げない」と言ったそうです。サイコロを自分で投げない限り、夢は実現しません。かつて、シーザーは「サイは投げられた。」と言い捨ててルビコン川を渡りました。今、ここに、子供達の未来の為にルビコン川を渡った大人達がいます。ウォルトディズニーがそうであったように、彼らの勇気が世界中の子供達の夢となって実を結ぶ事を願ってやみません。
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