B-winds(ブレイスの風)

風になりましょう。人を活かし、未来を生かす風に…
人々を元気付ける(brace)ネットワークを広げていきましょう

営業職とは

2008-05-31 10:05:28 | Weblog
営業職を目指す24歳のO君がB社の採用面接に臨んだ時の、同社C部長のコメントです。

「O君、営業職とは"こうやれば必ずこういう結果が付いてくる。"という仕事ではない。しかし、野球のバッティングと同じで、理にかなったスィングをしていれば、少しづつ"打率"を上げられる仕事ではある。話し方のうまいへたは全く関係がない。営業の基本を守り、常に顧客のメリットは何かを考える。転んでも立ち上がって考え続ける。それしかない。私の場合も必ずしも"打率"が高いわけではない。そこで私は、できるだけ多くのクライアントと商談がて゜きるよう工夫した。"打率"を"打席数"でカバーし、今の地位を得たのだ。まず、営業職に関する本を書店で買って研究しなさい。それからだ。」

 おそらく、O君が面接室に入った瞬間の服装、立ち居振る舞い、受け答えで、C君が、営業職の素質はあるものの、まだ、B社の望むレベルに達していないと判断されたのでしょう。残念ながら、O君は不採用となりましたが、O君にとっては、営業職の厳しさ、基本の大切さを知る良い機会となりました。


ベストファーザーin関西

2008-05-29 07:31:25 | Weblog




 父の日を前に、一番輝いたお父さんに贈られる「ベストファーザーin関西」の授賞式がユニバーサルスタジオで行われ、私も友人のYさん、Sさんのお誘いで行ってきました。

今年の受賞者は、
山田啓二京都府知事
/政治家にはユーモアもセンスも必要という事を再認識しました。
吉川秀隆タカラベルモント社社長
/"プレジデント"とはこういう方の事を言うのでしょう。素敵でした。
山田修大阪産業大学副学長
/大学の教え子も加えると、私には10003人の子供達がいるというスピーチが印象的でした。
俳優の内藤剛志さん
/良質のオーラを感じました。パーティーで女性陣が殺到してましたね。
青木豊彦㈱アオキ代表取締役
/東大阪から人工衛星を飛ばそうとされている社長さん。受賞の理由を聞かれ「やっぱり、おかあちゃんやね。」と豪快に笑っておられました。
山形和行ANA機長
/余りにも有名な機長。完璧!感動!感謝!という言葉が耳に残っています。
そしてシュレック。妻を守り、子を守る立派なパパになりました。

 ベストファーザー賞のシンボルカラーは黄色。"守る"、あるいは"幸いをもたらす"という意味があるそうです。私も黄色いハンカチを胸にかざして参加しました。そういえば"幸せの黄色いハンカチ"という映画も、歌もありましたね。父とは、大切なものを守り、幸せをもたらす絶対的な存在である事を再認識した一日でした。最後に、内藤剛志さんのスピーチの一部をご紹介しておきましょう。

「私の受賞を一番喜んでいるのは亡き父だと思います。俳優という不安定な仕事を続けながら、多くの方々のおかげで何とか世間様に認められ、このような栄誉を頂く事ができた事を父は喜んでいると思います。これを機に、娘たちにとって本当にベストファーザーになれるよう、精進してゆきたいと思います。」

3本の矢

2008-05-28 07:42:52 | Weblog
 Tさん就職内定という吉報が、パートナーのLさんから、本人から、そしていつもお世話になっているS社のN部長から相次いで寄せられました。

 数ヶ月前、TさんはS社の面接に臨みました。N氏は採用を前向きに考えておられたのですが、本人が自分の能力に自信が持てず、辞退。ところが、その後もTさんはN氏に自分の進路について悩みを打ち明けていたようで、N氏からTさんの就職を何とかしてあげてほしいというご依頼がありました。

 さっそく、Tさんにある会社の面接に臨んで頂いたのですが、不合格。ウェブデザイナーを目指すものの、実務経験がないというハンディに私も苦戦しました。

 しかし、ブレイスネットワークのパートナーの1人であるLさんは諦めませんでした。その後も彼女に根気強く企業を紹介し、ついに合格。Lさんの驚異的な粘りとTさんの就職への必死の思いが天に通じました。

 自社の社員でもないTさんの行く末を心配し、ずっと相談に乗ってくださったN氏。最後までTさんへの支援を惜しまなかったLさん。1本の矢だけでは折れてしまうが3本の矢を束ねれば折れることはないという戦国武将毛利元就の教え通り、私一人では実現できなかったTさんへの就職支援が、N氏、Lさんという素晴らしい"矢"が加わる事によって実現しました。

 もうおわかりでしょう。最後にN氏からTさん内定の御連絡があったのは、TさんがそのことをN氏に報告したからです。TさんはN氏に受けた恩を忘れていなかったのです。Tさん、あなたには少なくとも3人の支援者がいます。これからも様々な試練があると思いますが、その事を忘れず、頑張って下さい。

「積み上げ型」と「転進型」

2008-05-26 04:36:37 | Weblog
 火曜日から新たな会社での勤務が始まるGさんと就労直前のヒアリングを行いました。

 転職には、今までのキャリアの延長上で同じような職種に就く「積み上げ方」と、今までのキャリアとは違う職種に就く「転進型」の二種類があります。

 例えば、たとえ業界は違っても、前職と同じ営業職に就いたり事務職に就いたりするのは「積み上げ型」。この場合は過去の経験を買われて採用されるわけですから、即戦力として活躍し、従って報酬も高くなる傾向があります。

 しかし、過去の経験を振り捨てて、全く新しい職種に就く「転進型」の場合には様々な試練を伴います。
 
 まず、新しい職種に関する経験が無いわけですから、採用そのものが難しくなります。Gさんの場合がそうでした。新しい職種に関する資格を取得しておれば良かったのですが、彼女の場合はそれもなく、面接では苦戦を強いられました。それを乗り越えられたのは「たとえ毎日終電になっても頑張ります。」と言い切った彼女の「熱意」だったと思います。

 さらに、就職後も慣れない職種に就くわけですから、仕事そのものをマスターするのに苦労しますし、新しい人間関係に戸惑う事もあります。新しい環境に体や心がついてゆかないという事だってあり得るのです。

 という事で、Gさんのヒアリングにはかなり時間を割きました。音楽関係の仕事から事務職への転進を図ったGさん。少しオーバーかも知れませんが、その姿は、世界的なパイプオルガン奏者からアフリカ原始林の医師へと転進したシュバイツァー博士を彷彿とさせます。

 シュバイツァー博士の場合は、やはり、「アフリカの人達を救いたい」という博士ご自身の強い意志と、博士を側面から支援した多くの人々の存在が多くの障害を乗り越える原動力になったように思います。

 微力ながら、私もGさんを陰で支える者の一人になることができればと思います。Gさんの新天地でのご活躍を心よりお祈り致します。

S社の創業5周年記念パーティーとWさんとの出会い

2008-05-25 11:22:45 | Weblog
 友人のKさんが代表取締役をされているS社の創業業5周念記念パーティーにお招きを頂き、お伺いしました。創業5年で、神戸、大阪、東京に拠点を設け、昨日も80名近くの人々がお祝いに駆けつけるほどの会社にまで成長させた、彼女の経営手腕、人脈の広さには敬服するばかりです。

 その中でWさんという方にお会いしました。Wさんは元公務員。現在は、ある養護施設で若い人達のフォローをする仕事をされているとの事です。彼の夢は「世界の子供たちが夢と希望をもって生きてゆける社会」を作る事。そして、その為に"地球"を守る事。

 「将来に不安を感じながら、疲れた顔をして背中を丸めて歩く大人たちを見て、子供はどう思うでしょうか?"ああ、やがて僕もあんな大人になってゆくんだ。"と、希望を失ってしまうのではないでしょうか?それではダメなんです。まずは、大人達が"あんな大人になりたい。"と
子供たちからあこがれられるような前向きでパワフルな大人になる事。それが大切なんです。」

 「このままでは地球の環境は破壊され、世界経済は混乱し、今の子供たちが社会の主役になる頃には、危機的な状態になっているのではと心配しています。私は、そのような事態をできる限り回避しゆきたいのです。」

 Wさんの言葉には、今の大人達が見て見ぬふりをしながら、しかし非常に重要で深刻な問題が提起されているのではないか。そんな気がしました。

 ちなみに、Wさんによると、ビルゲイツや本田宗一郎、松下幸之助といった"成功者"と呼ばれる人々には、少なくとも2つの共通点があるそうです。

その1、グローバルで非常に大きい視野を持っている。
その2、普通の人なら諦めてしまう難局でもあきらめず、努力を続ける。

 また一人、"何か"を持った人に出会ったようです。

ブレイスネットワークの引力

2008-05-24 09:35:31 | Weblog
第2回目のブレイスネットワークミーティングが大阪で開かれ、コアメンバーは10名から15名に増えました。「人を活かす」事を唯一の目的として発足したブレイスネットワーク。今回もN社長と二人三脚でA社を支えてこられたN氏、産業&キャリアカウンセラーのTさん、5月16日の日記でご紹介したカラーコンサルタントのMさんといった素晴らしい方々が新たに参加され、さらに懇親会には、1500人の人材を紹介した実績をお持ちのIさんも加わってくださり、熱のこもった一日となりました。

 どうしたら人を活かせるか・・・・。自分らしく生きるには?生きる為の基本を身につけるには?国籍の壁をどう乗り越えてゆくのか?"心の病"をどうしたら防げるのか・・・・。予定時間を過ぎても真剣な議論が続けられました。

 このような志の高い方々がひとつの目的の為に集結してくださった事に対し、深く感謝申し上げますと共に、ある種の言いようのない感動を覚えました。

 参加してくださった方々の目には、互いに引きつけあう引力のようなものを感じます。まだ、私達は小さな隕石の集合体に過ぎず、引力も微弱です。しかし、その引力に引かれて、少しづつ、新たなメンバーが加わり、やがてはひとつの巨大な星になってゆく可能性もあるのではないか・・・・。そんな予感がしました。

追伸)ミーティング中に、四川省&ミャンマー災害募金を募り、ブレイスネットワークとして(財)日本ユニセフ協会にお届けさせて頂くことになりました。
 

律儀さに脱帽。

2008-05-23 08:17:22 | Weblog
1ヶ月前、初任給の報告をしてくれたA君から、「きょうは2度目の給料日です。」とのメールがありました。就職初日、初任給の時点での電話やメールを下さった方は過去おられましたが、2度目の給料の事まで報告してくれたのは彼一人。しかも、今度、就職活動中の友人を紹介してくれるとのこと。感動しました。彼の律儀さに脱帽です。

 A君の会社には、彼も含め、3人の方を紹介しました。今度、一緒に懇親会を行う事にしましょう。

遠く険しい道

2008-05-23 00:51:40 | Weblog
「Aさん、本当の誠意があれば、必ず相手に伝わります。誠意が伝わらなかったり、誤解されたりするというのは、誠意が足らないからですよ。」と、いつもお世話になっているTさん。

 おっしゃる通りです。一言もありません。
「至誠にして動かされざる者は、未だこれあらざるなり」(孟子)
(一途に真心をもって行動すれば、人は必ず心を動かされるものだ。)
という言葉もあります。

 遠く険しい道ですが、可能な限り一途に、愚直に生きてゆきたいものです。

アルバイトから正社員へ。

2008-05-21 06:33:51 | Weblog
 J社のH部長よりTさんが正社員に昇格する旨、ご連絡がありました。Tさんが年商550億円の上場企業であるJ社にアルバイトとして採用されたのは1年前。正社員昇格は異例の事です。

 パート、アルバイトや派遣社員といった、いわゆる「非正規雇用社員」の割合は労働人口全体の30%を超え、正社員との賃金格差は大きく、雇用の継続性の面でも不安定です。欧米ではアルバイトとして入社した人材が努力を重ね、正社員→管理職とステップアップしてゆく事はごく一般的に行われているのですが、日本ではまだまだです。非正規雇用社員から正社員への道を広げてゆく事も「人を活かす」上で非常に重要なポイントの一つだと思います。 

 「何故かこんな事になりまして・・・・。」といいながら電話口で声が弾むTさん。益々のご活躍を祈らずにはおられません。


"社会人"

2008-05-20 07:34:09 | Weblog
「"企業人"である前に"社会人"であるべきですね。」と、N氏。

「私達は、気付かない所で毎日必ず誰かに何らかの形で迷惑をかけています。東京にいた頃の話ですが、すし詰めの車内でよく足を踏まれました。しかし、誰も謝らない。一言"すいません。"と言ってくれれば、気分が全然違うのに・・と思ったことが何度もありました。

 "社会人"とは"心のある人"の事だと思います。素直に"すいません"と言える勇気のある人。車内でリュックを肩から降ろし、手で持って、後ろの人の邪魔にならないように配慮することができる人・・・・。人が困っているときに、例え身内のことで精一杯だったとしても、"どうしたのですか?"と、声をかけられる人。それが"社会人"です。」

 S社で日々人材の採用、教育に奔走されているN氏の、心にしみるお話でした。