B-winds(ブレイスの風)

風になりましょう。人を活かし、未来を生かす風に…
人々を元気付ける(brace)ネットワークを広げていきましょう

北康利氏 白州次郎を蘇らせた男

2009-05-31 14:25:16 | Weblog



NHKドラマ「白洲次郎」の原作者、北康利氏の講演会が母校であり、行ってきました。

1、人生は捨てたもんやない。

北氏は、母校を卒業したあと東大法学部に進学し、世の中を良くする為に高級官僚→政治家の道を志しますが、国家公務員試験をパスする事ができず、やむなく銀行に就職。そこで、支店での集金係という仕事に回されます。青雲の志が木っ端微塵に吹き飛び、毎日自転車で取引先を回り、頭を下げる日々に、一時絶望のどん底に追いやられますが、そこで一念発起。「どないしたらお客さんに喜んでもらえるやろう。」という事だけを考えて、銀行員としての損得は度外視して懸命に顧客をサポートした所、状況が好転。支店長に認められイタリア留学の切符を手にし、かつ、多くの顧客から90万円の餞別をもらうという快挙を達成。

2、死に方は決められないが、生き方は決められる。

留学を終え、フィレンツェ支店での夢のような日々を経験したあと、帰国後も銀行、証券会社で重要ポストを歴任した北氏ですが、癌宣告され、死を目前にされながら微動だにされなかったご尊父の姿に感動。
「死に方は決められないが、生き方は自分で決められる。」と、もう一度、生きているうちに何をすべきかを考え始める。

3、思いは感動のオブラートに包まないと人の心に届かない。

2008年6月、北氏は会社を退職。本格的に作家の道へ。
彼のターゲットは"評伝"。「自らの人生を夢、目標に向かって全速力で駆け抜け、偉業を成し遂げた人々の生き様を、特に若い人たちに伝えたい。そのことが若者達の未来に少しでもプラスになれば・・・。」そんな思いが彼を駆り立て、白州次郎、松下幸之助、福沢諭吉、川本幸民といった人物の生き様を見事に蘇らせました。

私は、人を動かすのは理論派の左脳ではなく感性をつかさどる右脳ではないかと思っています。教科書やWikipediaでは窺い知れないヒーロー、ヒロインの実に人間臭い人物像に触れた時、人は感動し、その魂のDNAが読者達の心にじかに伝わってきます。多くの若者が、そして今現在懸命に毎日を送っておられる方々が、彼の書いた評伝を通じて、先人の心を受け止め、未来に生かして下さる事を願ってやみません。

http://www.nhk.or.jp/drama/shirasujirou/

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2129671


GNH。

2009-05-30 08:26:35 | Weblog
「君が目指さなければならないのはGNPではなくGNH(国民総幸福量)だよ。」と、半年ぶりお会いした恩師から、厳しいアドバイスを頂きました。

「君は、薬でも毒でも何でもかんでもどんどん飲み込んでしまうようなところがある。しかし、仕事の紹介はそれではダメだ。目先の給料や会社の知名度じゃない。その会社を紹介して、求職者の方が本当に末長く幸せになれるかどうか・・・。その一点だけを考えなさい。」

私の使命は無差別に仕事を紹介する事ではなく、求職者の方に、社員の事を本当に大切に考えている会社で幸福な人生を送っていただく事・・・。そのことを肝に銘じておきたいと思います。


4月の完全失業率 5年5カ月ぶりに5%台に悪化
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20090529/20090529-00000168-fnn-bus_all.html

ボイジャー(Voyager/航海人)

2009-05-29 04:53:09 | Weblog



ボイジャー(Voyager/航海人)と名付けられた2機の探査機が、今、地球のはるか彼方を太陽系外の星に向けて航行しています。既に、地球と太陽の距離の150倍前後のところまで到達しているボイジャー1号と2号。しかし、彼ら自身が持つ推力だけでは、太陽系から脱出することは不可能でした。

ボイジャー計画で使われたのはスイングバイ航法。つまり、木星や土星といった惑星の引力を利用することによって探査機をどんどん加速してゆくという方法です。

人も同じかもしれません。一人では到底不可能な事が、木星や土星に相当する巨大な引力を持った人物や組織に遭遇することによって可能になる・・・。

人生という旅路を航海し続けるボイジャー(航海人)達。ともすれば、自力のみで前進していると錯覚しがちですが、人それぞれ、自分を支えてくれる"惑星"の存在なしには航海を継続することは不可能であることを知っておく必要があるかもしれません。


http://www.jaxa.jp/article/interview/vol18/index_j.html
http://voyager.jpl.nasa.gov/index.html

おまけ理論。

2009-05-28 21:29:57 | Weblog
「今、日々の生活で起こっているすべてのことは"おまけ"だと思っているんです。」と、Aさん。「私は今までさんざんいろんなことを経験してきました。だから、今の生活は"おまけ"。"おまけ"だから、どんな事が起こっても、すべてありがたいし、楽しい・・・。そうでしょ?」と語るAさんの笑顔が素晴らしい。

この"おまけ理論"の正反対が"ねばならぬ症候群"。「私は今日、○○をしなければならない。」「今月、○○をしなければならない。」と、悲壮な覚悟で毎日を送ることだそうです。

どちらがいいのかは意見が分かれるところです。飢えやテロに悩まされ、毎日を生きるのが精一杯の途上国の人々には"おまけ理論"は通用しないかもしれません。しかし、食糧も仕事も車もパソコンもコンサートも学校もある日本に暮らしている人々は、それ自体が非常に幸運なことで、"おまけ理論"は十分通用するのでないか、そして、その方が、どんな辛い事があっても笑顔で立ち直れるのではないか・・・。そんな気がします。

未来を賭けて。

2009-05-27 13:56:37 | Weblog
今週に入って10名以上の方と面接していますが、その間にも、先週、最終面接に臨んだ方の不採用通知が届き、厳しい雇用状況を実感しています。

過去、採用を勝ち取った方々の共通点は、おおよそ次の通りです。

①、転職回数が3回以下。(4回を超えると、かなり厳しくなります。)
②、独自の強みを持っている。(資格がある。特技がある。誇れる実績がある。etc)
③、意欲がある。(何としてもこの会社に入りたい、この仕事をしたいという意欲。)
④、素直、誠実である。
⑤、将来の具体的な夢がある。

①に関しては、今さらどうすることもできませんが、②③⑤については、自分自身を見つめなおすことによって、より明確にすることができます。④は、本来ほとんどの人が持っている素質です。

何しろその方の未来がかかっています。自分自身を見つめなおすことによって、万全の体制で厳しい就職戦線に臨んでほしいものです。

1+1=∞(無限大)

2009-05-26 07:54:57 | Weblog
先日、新しい人生を歩み始めたAさんから、温かいお礼の言葉と、新しい仕事への決意が詰まった手紙を頂きました。

B社に勤務しはじめたCさんの職場での評判はすこぶる良く、テキパキとした仕事ぶりと持ち前の明るさで、職場の雰囲気そのものを少しづつ変えていっているようです。

C社に就職したD君とE君の仕事ぶりは半端ではありません。8月には、予定通り、正社員に昇格し、C社を背負ってゆくことになるでしょう。

人と人との出会いがドラマであるように、一人の人物と一つの企業の出会いもドラマです。人と企業が出会い、共に未来をつかむ。そのような出会いが連鎖的に広がり、社会全体が豊かになる。人を活かし、未来を活かす・・・。
これが私達、ブレイスネットワークの願いです。

http://www.bracenet.jp/


"出会い"のススメ

2009-05-25 07:10:49 | Weblog
今日から、休校していた兵庫、大阪の学校が授業を再開しますが、本当に良かったと思います。

素晴らしい"出会い"こそ、人を成長させ、友情を育み、人生を豊かにしてゆきます。ゲームやテレビやメールでは到達できない真の感動がそこにはあります。今回の新インフルエンザ騒ぎで、コンサート、旅館、デイサービスといった"出会いの場"も、学校同様大きなダメージを受けていますが、仮に多少のリスクはあったとしても、"出会いの場"を人為的に奪ってはいけないと私は思います。

多くの素晴らしい"出会い"に満ちた、豊かな人生を創造してゆきたいものですね。

大阪と兵庫、25日学校再開へ関係者準備万端 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090524-00000555-san-soci

ドイツの古都アーヘンより。

2009-05-24 10:35:09 | Weblog


かつて歴代の皇帝が君臨したドイツの古都アーヘンより、Tさんの友人として一人の紳士が大阪にやってきました。

Q、大阪のお好み焼きの味はいかがでしたか?
A、おいしかったですよ。ドイツでも、焼きそばは食べた事があります。でも、個人的にはマンゴーやオレンジといったフルーツ系が好きです。

Q、ドイツでも新インフルエンザ対策は日本と同じようにやってらっしゃるのですか?
A、いいえ。平常通りです。学校を休んだり、コンサートを中止したりはしていません。ドイツにも日本にも優秀な医療機関があり、タミフルもたくさんあるのですから、日常生活を犠牲にする必要はありません。

Q、ドイツの若者の就職状況はいかがですか?
A、失業率が9%近くあり、厳しいものがあります。今、国が、様々な形で積極的に若者の就職支援を行っています。

Q、週末はどうされていますか?
A、土日は必ず私が朝食を作ります。それを家内と二人で食べ、犬を散歩させたり、家でくつろいだりします。

どんな質問に対しても、誠実な答えが返ってきます。別れ際に大きな温かい手と握手し、またいつか、彼と会いたいものだと思った次第です。

(写真は世界遺産のアーヘン大聖堂です)


心の英雄

2009-05-23 05:56:51 | Weblog
「不勝受恩感激」
(恩を受けたことの感激に勝てません。)

三国志の英雄、諸葛孔明が、主君、劉備に残した言葉です。
孔明は、 他の英雄、曹操や孫権達が友や部下を殺したり、盟友を裏切ったりする中で、ただ一人、三顧の礼をもって自分を迎えてくれた主君の恩義を終生忘れず、部下を愛し、信義を貫きました。映画に出てくるようなスーパーマンではなく、温かい心と強い信念を持った、"心の英雄"だったような気がします。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/typh/id332747/pidview002

神戸は、もう落ち着いていました。

2009-05-21 22:59:59 | Weblog
日本で最初に国内感染が確認された神戸の街は、もう落ち着いていました。
確かにマスクをした人が多かったし、休校中の学生達の姿もありませんでしたが、美しい港の風景も、三ノ宮の人通りもいつも通りです。
阪神大震災という未曽有の災害を経験してきた神戸の人たちから見れば、今回の新インフルエンザ騒動など、災害のうちにも入らないでしょう。

 恐らく、これから感染者は首都圏も含め、日本全体に広がってゆくでしょうが、死亡率が通常のインフルエンザを超える可能性は低いのではないかと思われます。それよりも、風評被害や過度の対応の方が心配です。今の対応は、交通事故が発生するからという理由で、すべての交通機関を止めているようなものです。ウィルスとの戦いは、今に始まったことではありません。何百万年も前から人間とウィルスが毎年行っている定期戦なのです。今回の新インフルエンザに限って言えば、通常のインフルエンザと同等の対応でも十分なのではないかという気がします。

都で2例目、米帰国女性=京都も小学生初確認-6都府県に感染拡大・新型インフル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090521-00000201-jij-soci