ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『葬られた「第二のマクガバン報告」』

2012-11-29 17:50:47 | 最近読んだ本
T・コリン・キャンベル、トーマス・M・キャンベル
『葬られた「第二のマクガバン報告」(下巻)』(グスコー出版)

前に紹介したの下巻です。

上巻と中巻は5月に続けて読みました。
が、下巻は図書館で予約をして何カ月も経ったあと
やっと11月になって入手。
前の内容を忘れてしまっていたころでした。

内容としては、上巻・中巻と続いているものの、
下巻では、心臓病やガンを予防するために
著者が繰り返し勧めている
「プラントベースでホールフードの食事」
(植物を基本とした未精製・未加工のもの)が
アメリカでいかにもみ消されてきたか、
それが赤裸々に語られているところが
非常に興味深いです。

医師、製薬業界、畜産業など食品業界、
それらにとっては、
著者の主張は非常に都合が悪いわけです。

医師たちは、いかに薬を使って治すか、
手術をして治すか、
そういったことにしか興味がないわけです。
心臓病やガンを予防するにはどうしたらいいか、
食生活と病気がどうかかわっているか、
そんなことには興味がないわけです。

製薬業界と強いつながりを持つ多くの医師たちにとって、
食生活を変えるだけで心臓病が治ってしまうのは
都合が悪いわけです。
薬も手術も不要になってしまうわけですから。
製薬業界とつながっている医師たちは、
薬をたくさん処方したいわけですから。

でも、例えば生活習慣病は食生活を変えないまま、
薬を飲んでいるだけで本当に治りますか。
手術をして体に大きな負担をかけて、
本当に治りますか。

牛乳やチーズも含めた動物性たんぱく質を取らなければ、
心臓病やガンも予防できる、
そうなると、畜産業界もだまってはいないでしょう。
そう、圧力をかけてもみ消しを図るのです。

そんなこんなで、
信じられないようなドロドロの世界が、
実際にあった話が、
しっかりと明かされています。

知らないのは一般大衆だけ。

牛乳やチーズ、肉が体にいいという思い込み、
疑うこともなく信じている人々。

そんなものは業界が作り出したものに過ぎないのです。
都合のいい情報だけを都合よく使って。

思い込みは単なる思い込みにすぎない、
それをしっかり見極めるためにも、
食生活の重要性を知るためにも、
操作された情報だけを信じたり鵜呑みにしたりしないためにも、
食べ物と健康・病気の関係をしっかり知っておくためにも、
アメリカの医療業界、製薬業界の舞台裏を知るためにも、
この本はオススメです。
コメント
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