ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『葬られた「第二のマクガバン報告」』

2012-05-18 17:19:01 | 最近読んだ本
T・コリン・キャンベル、トーマス・M・キャンベル
『葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)』(グスコー出版)

良い食習慣が病気にならないカラダをつくる、
食習慣を変えれば、病気になったとしても症状が良くなる、
そんなことを、
「栄養と健康」にかかわる研究に50年携わってきた
アメリカの研究者がまとめた本。

中国農村部で実施された過去最大の調査や、
膨大な数の論文を根拠としていて、
これまでに読んだ、こういった関連の本の中では
説得力という点でピカイチと言っていいでしょう。

プラントベースのホールフーズ、これがキーワード。

つまり、動物性食品(乳製品も含む)ではなく、
精製・加工していない丸ごとの植物性食品を食べるということ。

膨大な数の論文や調査結果から、はっきりしたことです。

あれっ、それってどこかで聞いたことが……。
特に新しいことでもないような……。
そう、マクロビオティック。

一物全体(全体としてバランスがとれているので、全体を食べる)。

まだ上巻を読み終わって、中巻を読み始めたばかりなので、
未発見の部分もありますが、
食という部分では、日本の伝統食やマクロビオティックと
通じるところがあります。

(地産地消や旬といったことまで言及していないのは不満ですが。
 ここでは問題が別のところにあるので仕方ないでしょう。)

まさに、最初の「マクガバンレポート」では、
日本の伝統食の良さを発見しているわけですから当然ですが。

穀物、豆類、野菜、果物。

そんな食事をしていれば、上がり続ける医療費の問題や
不必要な薬摂取の問題も解決できるのに。

ただし、アメリカでも日本でも
利権絡みで、コトはそうシンプルではありません。
この本のタイトルが示している通り。

でも、葬られてしまってはいけません。
しっかりと光を当てなければ。

本気で健康のことを考えている人には
強力にオススメします。
病気になってしまった人にも。
非常に重要な本です(こちらもご参照ください)。

<街はぴ、また記事UP。この本紹介したあとでは心苦しい内容です(苦笑)>
コメント
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